Q.発声と曲を歌うときは違う声で歌っていましたが、それはよくないですか。
A.発声では作り込んでいないそのままの声、その人本来の声を鍛える、状態を整えるという作業をします。曲を歌うときも、本来なら発声で整えた声で是非歌っていただきたいです。
ジャンルによっては、今回は子供っぽい声で歌う、暗めの声で歌う、息交じりの声で歌う、などの要望を受けてそのときはそうせざるを得ない場合もあるでしょう。その際にはそのように表現をして、終わった後で声の状態を元に戻しておくのです。たとえばご自分の持ち歌の中で、この曲のイメージはいつもと違う声色で歌いたい、というものがあるのでしたら、変な癖がついてしまわないよう、その曲を歌った後で声の状態を整える作業を是非しておくとよいです。
もし今あなたがこれらに似た状況にないのであれば、違う声で歌っているというのは、声を作ってしまっているか、何かが癖づいているとも考えられます。どちらの声もトレーナーに客観的に聴いてもらうことをお勧めします。(♯α)