Q.真っ直ぐ立って歌うより、ギターやピアノで弾き語りしているときの方が歌いやすいのはなぜでしょうか。
A.そういった感覚は人それぞれですので、逆に感じる人もいるものです。歌いやすいと感じる一つの理由は、楽器の演奏が「ブレス」と「息の流れ」を促していることが大きいと思われます。演奏が進んでいるのにブレスが遅くなる、息が停滞する、という現象は実は起こりにくいことなのです。進む・停滞する(遅れる)という二つのテンポを同時に行うのは誰にとっても困難だからです。楽器演奏のテンポ感に息の流れをつられているので歌いやすく感じるのでしょう。
逆に、もし歌のテンポ感(ブレス、息の流れなど)に楽器演奏がつられてしまったなら、弾き語り演奏全体のテンポが遅れてくるという現象が起きると思います。
是非、楽器なしで(=楽器に頼らないで)歌うときの体勢を整えるトレーニングもしていきましょう。その取り組みが結果的には弾き語りのパフォーンス向上にもつながります。(♯α)