Q.フレージングをつけて歌えるようになりたい。
A.フレージングを作りやすくするには、日本語の感覚で音楽をとらえずに、外国の曲、たとえば英語やカンツォーネの曲で練習していくとやりやすいと思います。
どうしても、日本語は単音節の連なりで言葉が構築されているので、八分音符の羅列のような単調なリズム感になりがちです。「ささやく」という言葉一つとっても「さ」「さ」「や」「く」四拍必要です。しかし英語だと whisper [whis][per] の2音節で済むわけです。
音階を練習するときもドレミファソファミレドを9個の音の並びととらえずに、「ド(レミファ)」「ソ(ファミレ)」「ド」3つぐらいにとらえて歌うと、フレージングがつきやすいです。日本語話者には、全部の音をまじめに均等に同じ価値を与えて歌いたくなる性質があります。そのことを踏まえて、どこを抜くか、どこを重要に感じるかなど、英語やイタリア語など外国語のリズム感を参考に歌われてはいかがでしょうか。(♯β)
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