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ヴォイトレレッスンの日々

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2020年7月

2020年7月31日 (金)

Q. 本番で一番気をつけることは何でしょうか。

A.日頃、歌のテクニックなどを練習して、いい声を出そうと努力を尽くしていると、本番でも技術的なことが頭をよぎるかもしれません。でも一番気をつけることは、歌う曲の詩や役柄の心情をいかに表すかということです。まず、何と言っても「言葉をどう語るか、どう発するか」ということに尽きると思います。その言葉を発する背景にどのようないきさつがあったのか、喜怒哀楽は何なのか、これを忘れないことが重要だと思います。ついつい練習を積み重ねていくと、技術に偏りがちになる傾向がありますが、一番大切な表現するということを忘れないようにしましょう。

練習方法としては、細かい練習を積み重ねた後には、なるべく全体像を見渡して一曲なり、一ステージを通すように練習しましょう。ある歌手は、その日楽屋入りしてからコンサートを終えるまですべてのイメージトレーニングをするという人もいます。できるだけ、一曲を通して、また一ステージを通して、お客様に何かを伝えられるよう心がけてください。(♯β)

2020年7月30日 (木)

Q. 英語の歌を歌うときに気をつけることと、練習の仕方を知りたいです。

A.英語の歌を歌う際には、音源を聞いて真似するという方法をとられている人が多いと思います。これはとてもいい方法です。常に日本語を話し、耳にしている者にとっては、ネイティブの歌う英語の歌を何回も聞いて、その音声の特徴や歌いまわしなどを耳から取り入れることは重要です。

気をつけて聞いてほしいのは、母音をどのように伸ばしているかということです。日本語は平板な母音の言語ですが、外国語では日本語にない母音の伸ばし方が多々あります。

そして、音源でよくありがちなのが小さなささやき声で歌っているということです。それをそのまま真似すると、マイクを通して歌っても、何を言っているか聞こえないというケースがあります。

小さい音で歌うとしても、母音をはっきりクリアに伸ばすことと、声をしっかり体で支えて歌うことを心がけましょう。しっかり支えられた声で歌うトレーニングとして、その歌を母音のみで歌うことをお勧めします。例えばsome say loveという歌詞でしたら「アーエイアー」といった要領です。外国語といえども、しっかり母音を鳴らすことを疎かにしないよう練習してみましょう。

(♯β)

2020年7月29日 (水)

Q. スクール音楽についての質問です。学校で、曲名を知らずと聞いていた曲は、何の曲だったのかわかりますか。

A.この中にあるかもしれません。

登校「春」「アニーローリー」

昼休み「白鳥」

運動会「天国と地獄」「クシコスポスト」「道化師のギャロップ」

下校「遠き山に日は落ちて」「家路」

卒業式「威風堂々」

そうじ「美しく青きドナウ」「渚のアデリーヌ」(♯)

2020年7月28日 (火)

Q. 楽器もしなるとよくなるのですか。

A.ヴァイオリンは、200300年経つと、エゾ松の強度が最も増し、よい音を出すといわれています。(♯)

2020年7月27日 (月)

Q.三拍子は、日本のことばですか。

A.三拍子は、能の大鼓、小鼓、笛。楽器を拍子というのです。のりも能のことばです。

突拍子は、今様(平安~鎌倉の歌)で、音を急に上下する発声技法です。(♯)

2020年7月26日 (日)

Q. オノマトペの面白い例を教えてください。

A.さかなクンの「ギョギョギョ」は、昭和20年代、松井翠声と内海突破のお笑いコンビがNHKラジオ「陽気な喫茶店」で話のオチに「ギョギョッ」でヒット、びっくりするという意味でした。これは、古代中国の楽器の敔(ぎょ)の大きな音からきているのです。

チャンポン、大衆的な鉦(かね)がチャン、上流の鼓がポンです。(♯)

2020年7月25日 (土)

Q. コンコーネ50の6番の歌い方について教えてください。

.冒頭にAndante sostenutoと指示があるように、ゆっくり目に歌う練習曲です。1小節が狭く窮屈に書かれていますが、見た目に惑わされて、速くならないように、気をつけましょう。最初の4小節で、1オクターブ上行するので、チェンジをどうするかが、声種によって変わってきます。クラシックを目指していない人は、途中でチェンジして、歌いやすい声で取り組みましょう。最初のフレーズから、2小節以上のロングトーンが、頻繁に使われています。安定して出せるようにしましょう。上級の人は、<>もつけて練習してみましょう。35小節目からの、少しずつクレッシェンドしていく部分は、初歩の人も、しっかり取り組みましょう。

曲全体を通して、ほとんどスラーはないので、スラー以外の部分では、レガートにならないように、気をつけましょう。曲の途中、二重線の前の、41小節目からのスラーは、しっかりレガートで歌いましょう。二重線からの後半は、Majeurになるので、明るく伸び伸びと声を出しましょう。4小節続くロングトーンが2回出てきます。気持ちを込めて、ダイナミックにも歌えるように練習してみましょう。(♭Ξ)

 

.これまでの課題よりも音の持続力、跳躍が大変な課題です。常にレガートを意識してください。冒頭のsempre sotto voceは、「常に(いつも)柔らかく歌う」といったような意味です。ですから跳躍の音を張り上げたり力んではいけません。

3小節のブレスは柔らかく吸いましょう。このブレスを強く吸いすぎると体が固くなり次の跳躍が大変になります。同様に7小節のブレスも気をつけましょう。以下のブレスも同様です。

14小節の#ソの音は、この調性で特に大事な音なので大事に歌いましょう。音程が下がってしまうことが多いです。

27小節のミ~♭シへの跳躍は減5度という難しい音程なので確実にとれるようにしてください。

35小節からcresc poco a poco「次第に大きくなる」と記してあるので40小節のレの音が一番盛り上がるよう膨らませていってください。

41~44小節までは短調の曲の終りなのでフェルマータに向かって多少rit(ゆっくり)してもかまいません。

45小節からは伴奏も長調になり曲全体が明るくなるので、短調よりも明るく歌おうと思ってください。47小節#ド、初めて長調の音が出てくるので大事に歌いましょう。(♭Σ)

 

.急がずにゆったりとしたテンポで、息が足りなくならないよう、曲全体においてしっかりと息をコントロールすることが求められます。始めの1,2段目にあるラドミの上行形は、デクレッシェンドをしようとして喉が締まっては逆効果です。その場合にはラドミで声が膨らまないよう維持する(音量を一定にする)というつもりで歌うとよいです。

曲全体において、3小節または4小節にわたってひとつの音をのばす箇所がたくさんあります。クレッシェンド・デクレッシェンドはもちろんですが、声をのばしながら伴奏の和音の変化を聴く練習としても最適です。特に3段目の3小節で短調から長調へ転調し、5段目の5小節でまた短調へ戻る箇所は、同じ音を歌う中で音色の違いを感じてみましょう。また、5段目の6小節からあるcresc. poco a poco- - -f は、少しずつクレッシェンドして、その後明確に強弱記号がある通り、しっかりと「f(フォルテ)」にもっていくことで、曲にメリハリがつきます。(♯α)

 

.楽譜を見ると、音を伸ばしている部分と、跳躍している部分の2パターンが比較的目立つと思います。「Andante sostenut」は、「歩くような速さで、音を保って」となるので、伸ばしているところも跳躍しているところも、客観的な聞こえ方のところで差がないように、音がスカスカにならない状態で演奏できるとよいのではないでしょうか。その際、声は力み過ぎないように気をつけたいところです。

音を伸ばしている部分では、クレッシェンドとデクレッシェンドが目立ちます。このクレッシェンドとデクレッシェンドは積極的に活用しましょう。単純に音量の問題としてとらえるのではなく、しっかり体でコントロールされた状態で強弱が表現できると理想だと思います。音が上行系で跳躍している部分にデクレッシェンドが書かれています。こちらは体のコントロールを、より一層必要とされる部分になります。

長調への転調の前には、唯一のフォルテが書かれていますが、その前は少しずつクレシェンドをかけるように指示があります。この部分も派手に大きくするのではなく、緻密にコントロールできるとよいですね。このように、音だけを見れば難しいことがなさそうに思える曲ですが、楽譜に書かれていることを忠実に守ると難易度の高い、練習課題としてはとても役立つものになると思います。(♭Я)

 

.andante(歩く速さで)のテンポ指定ですが、11拍踏みしめるように拍を感じるよりも、3拍子を一つとしてとらえて音楽のまとまりを感じながら歌うと歌いやすいでしょう。構成としては右のページに「Majeur」とありますように、前半の左ページから右ぺージの一段目までが短調で後半が長調です。前半3段目からはFdurになり長調の要素を見せますがすぐ短調に戻ります。次のページの長調との関係は、同主調といわれるもので、いわゆる主音が同じ短調、長調の関係です。どちらもラを主音とする長音階と短音階で構成されているのです。長調に入ってからは、音楽をより幅広くおおらかにとらえるとその変化がついていいでしょう。

楽譜に常にクレッシェンド、デクレッシェンドが記載されていますが、音楽が常に動いているという意識を持つのに役に立つと思います。デクレッシェンドは自分の中に音を引き入れて小さくするのではなく、むしろ、自分の外に音を絞っていくようにイメージすると歌いやすいと思います。(♯β)

 

.前半は短調です。この曲集で初めて短調の歌いだしとなります。短調を悲しく聞かせるためには第三音(中声用では「ド」)を気持ち低めに歌うことです。基本的には静かな声で囁くように歌います。そのためにはしっかりしたお腹での支えがなければなりません。技術的には初めの4小節間にすべての難しさがあります。上行し続ける音形でも、コンコーネ1番は順次進行(音階の順に音が並ぶこと)であるのに対して、ここでは跳躍進行であり、難しさが増します。

まずは復習として順次進行で(間に旋律短音階の音を入れて)歌ってみてください。これだけでも、初めて短調の音階を歌う練習をすることになるため、得るものが大きいと思います。

次に、楽譜通りの音を歌うのですが、音と音の間をグリッサンドで埋めてみてください。ゆっくりとグリッサンドでつなぎます。グリッサンドの練習をしてもらうと、多くの人は動きが速すぎます。まず初めの音を十分響かせて、共鳴の位置を感じてからゆっくり動かし始めます。半音でさえ遠く感じるほどゆっくり。スポーツでもそうですが、ゆっくりやることで筋肉や、普段は意識できない不随意筋を意識していくのです。なお、これらの練習をするときにはsotto voceに拘らずメゾフォルテくらいの自然な音量で練習しましょう。(♭∴)

 

.初めて短調の曲が登場しました。短調だからといって声の出し方を暗くする必要はないですが、伴奏をよく聴いて、仄暗い和声を味わいながら歌えば十分です。曲の後半は長調です。これもことさら声を明るく変えようとは考えず、雲が晴れるような和音の変化に耳を傾ける余裕さえ持っていれば大丈夫です。

技術的には、34小節のデクレシェンド&上行が難しいと思います。ブレスのときに考えるのは次の音ではなく、フレーズの最高音です。そうすれば無理なく体の準備が可能になります。

伴奏は何かを掻き立てるような音型のため、ともすれば興奮して声の制御が効かなくなりがちです。しかしこの曲で最も重要なのは、落ち着いてメッサ・ディ・ヴォーチェ(ロングトーンを小さく始めて大きくし、また小さくしていく)を聴かせることです。恐れずに息を前に進めつつ、横隔膜でしっかり支えながら歌います。そしてクレッシェンドはぎりぎりまで我慢し、デクレシェンドには早めにとりかかるのが、立体的に聴かせるコツです。(♯∂)

Q. 声に焦点を持つということはどういうことなのでしょうか。

A.声を出すときに、何も方向性を持たずに出すと、頭上に声が広がる感じであったり、喉の周りで音が鳴っているだけというような感覚になるかもしれません。しかし声に焦点を持たせると、方向性がつくので、より広い会場でも通る声をだすことが可能になります。大きくて近くでそばなりする声より、小さくても細くても遠くまで通る声は大変に効率のよい声といえるでしょう。

声に焦点を持たせるには、前歯のうしろや、口蓋の堅いところに音を当てるようなイメージが役に立つと思います。息は前に進んでいくように、そして先を細いところを通っていくようなイメージもいいと思います。息の吐き方にはある程度スピードが必要です。ただ、ゆっくりとした息を吐くのではなく、方向性をもって鋭く速く吐くことが大事です。まるで、テニスボールの壁打ちのようなイメージで、スパーンと当てるように息を吐いて声を出してみましょう。(♯β)

2020年7月24日 (金)

Q. 本番に向けての練習計画をどうしたらいいかわかりません。

A.理想的なのは、常日ごろの練習をこなし、発表する曲を数か月かけて練習(ものによっては年単位で)したら、いつ本番を迎えてもいいようにしておくことです。本番があるので焦って12か月くらいで間に合わせようとすると、あまりいい結果が得られません。本番があるから何とか間に合わせるようにレッスンを詰め込んでしまうこともあるでしょう。そのようなやり方では、それなりの結果しか得られないのは明らかです。

人が感動するような演奏やエンターテインメントを提供するには、一朝一夕で作るものではなく、それなりの年月をかけ、自分の状態もいつ本番が来てもいいようなコンディションを整えておく必要があります。かといって本番前日のようなテンションを毎日保つのは非常に疲れますので、日々やるべきことをやったうえで、本番一週間前くらいから気持ちを高めていくこともいいでしょう。自分が苦手で陥りがちな弱点を見直す、もし技術に走りすぎていたら、役柄の表現を再度掘り下げてみる、過去の録音を聞いてみる、音源をながして流れをつかむ練習をする、楽屋に入り演奏会が終わるまでをすべてシミュレーションしてみる、体をいいコンディションに持っていくために体操などをするなどです。

本番前で体が固まっていたら、整体、マッサージ、鍼灸、アロマテラピーなどそれぞれに合ったリラックスを施してコンディションを整えてみましょう。しかし体が緩みすぎて、体のアラインメントが崩れるのはよくありません。私としては、本番前日にリラクゼーションの整体などを行うのはお勧めしません。(♯β)

2020年7月23日 (木)

Q. 声が小さいといわれます。どのぐらい出せば適性なのかがわかりません。

A.レッスンでいつも声が小さい人に、「もっと出してください」などと言うケースがあります。

その人にとっての「適正な音量」は、生活や仕事の環境で大いに異なるでしょう。声が小さいということは、いつも聞き返されたりするということでしょうか?もしそのような自覚があるなが、やはりその方の適正な音量はもっと上げていかなければならないということです。

日常生活に支障のないレベル、舞台で通用するレベル、オーケストラと生声で共演しても負けないレベル、色々あるとは思いますが、できればトレーニングをしている皆さんには、自分の限界を決めずに、可能性を高めていただきたいです。日頃からあまり大きな声を出す習慣がなく、仕事でもその必要がない人は、トレーニング時に、思い切り声を出すように心がけてください。「破れかぶれに声を出す」という心持ちという人もいます。レッスンに来ない限りなかなか大きな声を出すということがないかもしれませんが、挑戦していってください。(♯β)

2020年7月22日 (水)

Q. 欧米でもオルゴールといいますか。

A.オルゴールはオルガンからの和製英語です。向こうではmusic boxです。(♯)

2020年7月21日 (火)

Q. スウーナーとは、どういう意味ですか。

A.スウーナー(失神させる人)と呼ばれた歌手がフランク・シナトラ。“The Voice”とも呼ばれていました。1940年代の初めにトミー・ドーシー楽団の歌手でした。

エルビス・プレスリーは、シャウトしました。(♯)

 

2020年7月20日 (月)

Q. のど自慢の判定の鐘のメロディは、何ですか。

A.レベル順に「ド」「ドレ」「ドシラソ ドシラソ ドミレ」の3パターンです。日本では、鐘はチューブラーベルです。(♯)

2020年7月19日 (日)

Q. ゴジラのメロディを知りたいです。

A.「ドシラ ドシラ ドシラ ソラシドシラ」

これが、伊福部昭の作曲したゴジラの出てくるときのメロディです。(♯)

2020年7月18日 (土)

Q. 体を楽器としてとらえるとはどういうことですか。

A.よくオペラ歌手は、自分の喉や体を楽器としてとらえる発言をします。自分の一人称として「この楽器は」などという表現を会話の中でよく耳にします。どこの筋肉をどう使うとか、どう使えばどんな音が出せるかなどの客観視ができているということなのでしょう。実際に、自分を客観的に楽器と捉えてみてみましょう。

コントラバスを人間の体ととらえ、弦と弓の当たる部分は声帯と捉えます。木の部分は体です。コントラバスは弦でなった音が木の空洞の中に振動して音がでます。人間でいうと、声帯で作られた音が、胸の中や頭蓋骨の空洞部分や骨に振動します。肩のラインを意識してみてください。まるで自分がハンガーにつるされているかのように筋肉を伸ばして張ります。コントラバスの外枠のようなイメージで自分の体をとらえてみてもいいでしょう。この体の構えが声を出す際の支えにもなります。

こういったイメージで自分の体を客観的に音の出る楽器と捉えていくと、この筋肉を伸ばしてみようとか、ここを緩めてみようという取り組みができてくると思います。(♯β)

2020年7月17日 (金)

Q. レッスンを受け始めて、本番のときに気持ちが変わったとは思うが、声はまだ変化がありりません。

A.トータルではとてもよい変化で、今までの状態から前進していると思います。本番での気持ち(思い、メンタル、表現など)が先に変化するのは、自然の流れだと個人的には捉えています。歌に限らず、他のどんなことに取り組むにも、まずその人自身の意志が必要です。挑戦してみよう、練習して上手くなろうなどの思いがあってはじめて物事が動き出すものです。スポーツでも芸術でも何かが形になるのには時間を要します。同じように「声の変化」という結果がついてくるのも少し後のことです。あなたはレッスンを受ける中で、いつもとは違う角度から見始め、歌うこと、表現することに対して何かしらの刺激が加わって(他にもいろいろあるでしょう)、「本番」という集中した最中で学びが起きていたのです。それは素晴らしいことです。ぜひ、そのよい変化をポジティブに受け止めて頂きたいです。(♯α)

2020年7月16日 (木)

Q. いつも朝は本当に声が出にくくて、職場で聞き返されてしまいます。なにか改善する方法はありますか。

A.朝起きたてのときは、誰でも寝起きの声になっているものですが、職場についてもまだ声が出にくいのでしたら、なにか工夫が必要ですね。声は息の流れに乗って出ていきますが、その息が弱いので「声が出にくい」と感じているのだと思います。あなたにとっての弱くない息、通常の息になるまでにはまだ身体が目覚めていないのでしょう。出勤前の自宅で、少しでも身体を(声が出やすくなるくらいに)起こしてあげたいですね。

そのために、もし可能であれば朝の時間に「しっかり息を吐く」ことを取り入れてみてください。服を着替えながら、朝食の準備をしながら、といった感じのながら作業で大丈夫ですので、「スッスッスッ」や「スーッス―ッ」としっかりと息を吐くのです。「しっかり息を吐く」という行為が身体の内側のストレッチになるので、身体を目覚めさせるのには最適です。もちろん、時間にゆとりがあるようなら、身体を動かすストレッチを取り入れるのも手です。なにもやらないより、やった分だけ変化は出てきますので、ぜひ地道にやってみてください。(♯α)

2020年7月15日 (水)

Q. CTとMRIはどう違うのですか。

A.CTは、Computed Tomographyでコンピュータ断層撮影です。MRIは、Magnetic Resonance Imagingで核磁気共鳴画像法、電磁波を照射し、体内の水素原子が運動して電磁波を出すので、その磁場で水素の分布を撮影します。(♯)

2020年7月14日 (火)

Q. 水を飲むにも、体にナトリウムが大切と聞きます。

A.血液中はNa(ナトリウム)の濃度が0.9パーセント、生理食塩水の塩分濃度と同じです。ですから水分だけを急にたくさんとりすぎ、塩分、糖分をとらないと大変なことになります。(♯)

2020年7月13日 (月)

Q. 咀嚼は、どんな生物もするのですか。

. 咀嚼、もぐもぐするのは哺乳類だけです。皆、3つの唾液腺があります。咀嚼には、口内に広いスペースと口蓋、頬、唇が必要です。(♯)

2020年7月12日 (日)

Q. 人の喉の交差ということが、よくわかりません。

. 人間の咽頭では、空気と食べ物の通り道が交差しています。

しかし、動物では、立体交差で分けられています。喉頭の軟骨が咽頭のなかで高く突き出ていて、鼻の奥の後ろの方に嵌まり込んでいるのです。気道と食道がきちんと分かれているのです。

人は吐気が鼻でなく口からも出るので、複雑に音声を組み合わせたことばになります。(動物は、鼻息で鳴くわけです。)

でも、飲み込みながら話せません。そのときは、気道を塞ぐからです。(♯)

2020年7月11日 (土)

Q. 声を鍛えるためにカラオケで練習していますが、毎回声が枯れてしまいます。

A.声を鍛えたいという思い、さらにそれを行動に移しているのは素晴らしいことです。しかし、その気持ちを、目下のところカラオケではない方法に向けた方がよいと思われます。カラオケ後に毎回声が枯れるのであれば、間違いなく声帯に負担をかけてしまっているからです。現状ではいまの歌い方が負担になっており、その負担にも気づきにくい状態なので毎回枯れるまでやってしまうのでは、と想像します。

声を鍛えたいからといって、筋トレをするような感覚で声帯を捉えてはいけません。声が枯れることを繰り返しても声帯が強くなることはなく、負担に負担を重ねて声帯炎を引き起こすだけです。声を鍛える先にはしっかりした声、大きい声、太い声、遠くに届く声など、人それぞれ望むものがあると思いますが、そのどれにとっても「吐く息」を鍛える・整えることが大きな助けとなり、実は声を鍛えるための近道なのです。ぜひ息の練習に時間を割いていただきたいです。(♯α)

2020年7月10日 (金)

Q. 人ごみの中で話していると、相手の声は聞こえるのに、自分の声は聞き返されることが多いです。

A.例えば駅構内や賑やかな店内、テーマパークなど人込みができるところには、ざわざわした人の声とは別にその他の騒音(電車の音、店内のBGMなど)も加わります。そういった場所に身を置くと、人はそれらの騒音を耳で聞いて本能的に声のトーンがあがり、ヴォリュームも増します。あなたも、通常より大きな声を出しているのに聞き返される、という状況と言えます。

相手に聞き返されることの原因は必ずしも声の大きさではなく、滑舌かもしれません。静かな場所で話すときは騒音がないので、相手の耳はあなたの声にフォーカスでき、多少滑舌がいまいちでも聞き取ってもらいやすいでしょう。しかし、騒音が入ると声の大きさだけではカバーできなくなるのです。(静かな場所でも常に聞き返される人は別の理由になります。)滑舌が悪い人の特徴として「口を開けない」ことが挙げられます。口を開けずに大きな声を出すのは喉へ負担がかかりますので、滑舌改善へ取り組まれるのがよいと思います。(♯α)

2020年7月 9日 (木)

Q. 舞台の稽古や、レッスンで朗読するときなど、しっかり声を出す場面ではいつも意識的に声を低くしていました。

A.舞台の稽古では、演じる役によっては低く出す声を求められることもあるでしょう。それが表現に繋がるのであれば問題ないと思います。レッスンでは、あなたの本来の声をもとにトレーニングをしていきたいので、意識的に声を低くする必要はありません。それをすることでトレーニングの進みを邪魔してしまいます。もし何かの方法を実践するときに、常に意図的な行為があっては、実践したことの効果が半減してしまいますし、トレーナーも本来の状態を見れないのでちゃんとした判断ができません。

ですので、レッスンでは意図的に何かをすることなく、ありのままの声を出すようにした方がよいです。しっかり声を出す=声を低くする(ほうがよい)、ということはありません。声を低くするという小手先の状態に安住せず、身体を使ってしっかり声を出す状態を求めていくことをお勧めします。(♯α)

2020年7月 8日 (水)

Q. 神経の痛みについて知りたいです。

. 体性痛は、皮膚、筋肉、骨、関節など、そこが原因で痛みます。

内臓痛は、関連痛として、離れたところが痛んだりします。神経回路の混乱です。かき氷での頭痛など。(♯)

2020年7月 7日 (火)

Q. 鼻水はなぜでるのですか。

. 熱いものを食べると、その湯気が鼻で冷やされるのと、鼻の奥の血管が拡がり粘膜が出るのとで鼻水となります。(♯)

2020年7月 6日 (月)

Q. 腰を支えたいのですが、ツールはありますか。

. 腰ベルトで腹圧を高め、いきんで力が入るので重いものが持てます。重量挙げでも使います。腹筋が働き、腹圧で胸部が押し上がると立ち上がりやすくなります。腹圧は、腰の保護にも大切です。昔の日本人は、肚に帯を巻きました。(♯)

2020年7月 5日 (日)

Q. 身体の科学が研究されてきていると感じますか。

. 身体が元となるのが人ですから、()科学でなく、化学が不可欠となるのです。

代謝は、metabolism、メタボとは代謝症候群です。(♯)

2020年7月 4日 (土)

Q. 講演で声がよく通るためにマイクはどうするとよいですか。

A.音響に詳しい方に聞いたとしても、絶対にこうするとよいという持ち方はないと思いますし、それであなた自身が話しにくくなっては意味がないので、参考程度にした方がよいかと思います。

声の通りがよい人は、マイクの有無は関係ないのです。マイク無しで声が通る人は、マイクが有るときはその通る声がマイクによってボリュームを増す、というだけのことです。同じように、マイク無しで声が通らない・聞き取りにくい人は、マイクが有っても通らない声のまま音量だけが上がる、ということになります。

私の経験では、むしろマイクのせいで余計に聞き取りにくくなったということがあるくらいです。ですので、「よく通る声」を求めるのでしたらマイクに頼らずに、生の声を鍛える・整えることに焦点を当ててください。(♯α)

2020年7月 3日 (金)

Q. 練習のときは声がよく出るのに、本番になると高音が出にくくなるのは緊張だけのせいですか。他に何か原因があるのでしょうか。

A.緊張というのは悪いことではなく、適度な緊張が集中力を高め、その人の普段積み重ねたものを引き出す助けにもなるので、個人的には「よい緊張」としてポジティブに捉えています。きっとご自身でも「緊張」以外の何かが声を出にくくさせているのでは、と薄々感じられているからそのような質問が出るのでしょう。その「何か」とは、恐らく体調管理だと思います。

どのジャンルであれ、本番によい状態でいくためには、楽器である身体を本番に向けて整えておく必要があります。この、楽器である身体を整える(=体調管理をする)ことができてくると、たとえ緊張の中でも、練習でやってきたものはちゃんと出していけるようになります。

本番の数日前、前日、当日の過ごし方をぜひ見直してみてください。例えば直前は追い込みで喉が痛くなるほど練習している、直前でも飲み会は常に参加しているなど、もしかしたら気にしていなかった習慣があるかもしれません。(♯α)

2020年7月 2日 (木)

Q. 発声のほかに、カンツォーネを練習するメリットは何ですか。

A.発声のときの声で曲も歌える、発声のときのテクニックを曲のときにも使える、これを実践するための題材のひとつとしてカンツォーネを使っているということです。もちろん、日本歌曲や英語の曲、その他の曲でも構いません。なぜカンツォーネかを探ってみるのも気づきや発見になると思います。

例えば、発声ではわかりやすく練習するために母音が中心ですが、カンツォーネはイタリア語歌詞で子音が多いので、発声で行ったことの応用練習ができます。子音が増えてもしっかり息を流すことを実践できたとき、とても歌いやすい感覚を得られます。また、知らない曲をゼロから勉強すること自体に学びがたくさんあります。音程やリズム、歌詞の意味や発音、音楽的表現など、ご自身で取り組むことは1曲の中に山ほどあるのです。カンツォーネに限らず、何の曲を扱おうともそこから学べるかどうかは自分次第です。(♯α)

2020年7月 1日 (水)

Q. 実践と研究との関わりは、どういったものなのでしょうか。

. 現場では、結果、効果に問題がなければプロセスはよいという考えが優先されます。しかし、プロセス、原因は知りたいし、確証を得たいと誰もが思います。

ブラックボックスの追求、これは、人に求められて伝えるために行っているのですから、その必要のない人には不要です。(♯)

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