Q. 手でリズムを取りながらの方が歌いやすいのですが、本当はやらない方がいいのでしょうか。
A.何もしないより、手でリズムを取る方が歌いやすいと感じるのであれば、それはあなたにとって歌いやすさを促す方法のひとつなのです。歌いやすくなるために活用していいと思います。
ただ最終的には、リズムを取らなくても歌いやすい状態を見い出しましょう。常に手でリズムを取らないと歌えない(歌いにくい)となっては困ります。ある特定の動きが歌いやすさの助けになる一方で、ずっとそれをやり続けて身体の使われ方や感覚が偏ってしまっては逆効果です。これは手でリズムを取るだけに限らず、足で取る、身体全体で取る、またはピアノを弾きながらなら歌える、踊りながらなら歌える、というのも同じことです。(ピアノを弾く、踊るという動作をなくした途端に歌いにくくなるのであれば、ちゃんと身体が使えていないということです。)どんなジャンルにおいても、余計なことを何もせず真っ直ぐに立って歌える、という状態に持っていけることが望ましいです。(♯α)
« Q. 発声のときは気にならない音域なのに、曲になるととても歌いにくくなります。どうしたら克服できますか。 | トップページ | Q. 腰痛が悪化してしばらく練習ができなかったせいで、一年前の声が出しにくい状態に戻ってしまいました。 »