Q.トレーナーからよい声だったと言われるとき、自分にとっては聴こえがいつもよりよくないのです。
A.この現象は上達していく過程では、実はよい兆しなのです。なぜこのような矛盾が起きるのか。を考えてみましょう。
トレーナーは「外耳だけ」であなたの声を聴いています。一方、あなた自身は「内耳と外耳の両方」で自分の声を聴いています。このように聴き方に相違があるので、同じ時空間で同じ声を聴いていても、トレーナーとあなたでは聴こえ方・感じ方にそれぞれ違いが出てくるのです。あなたにとって「聴こえがいつもよりよくない」というのは、実はいつもより声が前に出ていくようになったからなのです!今までは声が飛ばすに自分のなかだけで響いていた、内耳過多で聴いていたのが、声が外に出ていくようになったことで、内耳・外耳の聴こえのバランスに変化が出てきたと言えます。
身体から離れた声を聴いた、いつもより外に出た声を聴いた、というときの聴こえのバランスにぜひとも馴染んでいってください。
« Q.自宅では大きい音を出せないので、控えめに声を出して練習し、カラオケに行ったときに大きな声を出すようにしています。この練習方法で大丈夫ですか。 | トップページ | Q.原腸とは、何ですか。 »