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2021年1月15日 (金)

Q.声門閉鎖について教えてください。

A.声門閉鎖とは、左右の声帯がしっかり閉じていることを指しています。声が出る=両サイドの声帯が中央に寄り、閉じて振動するということなのですが、この状態をつくるための筋肉が弱くトレーニングがされていなければ、しっかり声帯が閉じられず、息漏れした音になってしまいます。音声の分量が少ない音は、息が混ざったような音に聞こえ、覇気がなく、人に届きづらいです。声をプロフェッショナルとして使っていきたい人は、この部分を鍛えていくことをおすすめします。

とはいえ、日本人の声は声門閉鎖がなっていない人がほとんどのように感じます。それは言語としての特性からくるものではないかと思います。 テレビやラジオ、もしくは近くにイタリア人がいたらイタリア語の音声を注意深く聞いてみてください。母音がビシッと閉じた声帯で話されるのがわかると思います。「e」も、喉を下方向に下げて、べたっという感じで、息漏れをさせずに、声帯と声帯をしっかり閉じて発音しています。無気音の感覚に似ているかもしれません。

しかし日本人はここまではっきりと息を混ぜないでしゃべる習慣がないため、声がビシッとしていない、声門閉鎖の弱い音声で話しているようです。

 

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