Q.民謡は、伝承のままの語り口ではないのですか。
A.大半はそうだと思います。しかし、民俗学者、柳田國男の「遠野物語」では、生の話を聞きかじったのに、そのことばそのままの記録ではなく、創作した作品に変えてしまっています。
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A.大半はそうだと思います。しかし、民俗学者、柳田國男の「遠野物語」では、生の話を聞きかじったのに、そのことばそのままの記録ではなく、創作した作品に変えてしまっています。
A.明治以降、日本語も速記、口述筆記で記録されるようになっていきます。西洋では、神学とその裁判のために発達していったのです。
日本では、落語や人情本、「福翁自伝」などが、そうして書かれました。
子供も「立川文庫」「少年講談」などを読んで育ったのです。
A.福沢諭吉がスピーチを演説、ディベートを討論と訳し、慶応義塾大学に三田演説館をつくりました。そして、全国に演説所ができ、主に、弁士や政治家が話したのです。他に学者、先生、村長、住職などでした。口ききは特技で、顔役、仲介人ということになります。
A.農業社会では、さほど話すこともなかったのです。黙っていればよかったので、話を組み立てることなど必要もなかったのです。
A.はい。話すということは、そのまま説教と話芸となっていたのです。そして、それは、浪花節、講談、落語などになっていくのです。
A.限られた人たちが話すのを、大多数の人は、もっぱら聞くだけであった時代が長く続いたのは確かです。
A.言=事というのが、日本では言霊信仰です。そのため、今でも忌みことばなどには厳しいです。
神主の祝詞などでは、太い地声で神を呼ぶのです。ことばは、神聖なもので、どこでも話したり、じかに名を出したりするのは危険なこととされていました。
A.言語である以上、どの言語もあいまいなものなのですが、日本では、それを使うのに、あいまいに、はっきりさせないで使うことが多いのでしょう。明確に使うこともできるのですから、言語としては、そういうものではないと考えます。
A.タイ語の「マイペンライ」は「問題ない、大丈夫」みたいに思っていますが、謝る、礼をいう、慰めるなど、多くの意味があるそうです。
ハワイの「アロハ」も「ようこそ」「こんにちは」だけではなく、神の心などの深い意味があるとなると「バイバイ」ではなく、「さようなら」も厳粛な別れなのです。
イタリア語の「チャオ」は、「ハロー」でもあり「バイバイ」でも使います。
A.日本語の否定は「ない」より「な」をつけ、疑問は「か」をつければよいのです。「行く」の場合なら、「行くな」と「行くか」で使えます。
A.VOAは、放送用に英単語を1,400にしました。アメリカの政府が予算を出して、海外で聞かせるのに簡易な英語にしたのです。
A.当初、東大の前身であった開成学校は、英語で授業していたそうです。
A.はい、発音の聞き取りの力で説明します。言語一般として、基本となる母音は13種あります。それは母語になっていくうちに選ばれていくのです。日本語は5つ、英語は10、スウェーデン語は12です。しかし、沖縄のことばの母語は、3つで、しかも島によっても異なるようです。
A.生まれて一年経つと、それぞれの言語のベースになる母語以外は区別できなくなるそうです。選んだ母語によせて聞いていくので、マグネット効果といいます。生まれたときが天才というのではなく、どの方向にも可能性が開かれている、生きていくに従って、必要としない能力はなくなっていくということです。
A.人間とチンパンジーのDNAが1.24%しか違わないことで、世界中が大きなショックを受けました。しかし、3,700万個も違うということでもあるのです。
A.辛味は、三叉神経という神経細胞が感じとります。そこは、カプサイシンなどで興奮するのですが、熱さと痛みにも反応します。その区別をしないため、辛い、熱い、痛いは、同じ受け止めとなります、ちなみに、ミントの成分メントールは、そこの神経で冷たく感じるのです。
A. 人間の喉頭は、チンパンジーに比べて下にあるので、喉頭の上に広く空間がとれます。吐く息も鼻だけではなく、口からも出せるようになりました。そのため、2歳くらいから食べながらの呼吸ができなくなります。
A.私は使いませんでした。小さすぎて不評であったアベノマスクは、十代の一部の女子には、口が小さくみえるのでデコを施して重宝されたという話も聞きました。火野正平のマスクや大坂なおみのマスクが話題となりましたね。
A.日本では、古来より、特に女性は、口を隠してきました。男性も声を荒げたり大声で笑うことは、よしとされなかったでしょう。そういう面では、外国人よりもマスクがないときよりも、不利になりにくいと思います。
A.感情は、特に、口の形に表れます。親しみは口の周りの口輪筋が緩み、笑みとなります。目と眉だけで感情を読み取ることは難しいでしょう。事実、耳の不自由な人は、マスクをしている人の口の形を読めないので、とても大変です。元々、マスクなしでは外出しない人もいました。SAD障害の人などです。
A.マスクは、口元を隠して表情を読みにくくします。アラブや昔の日本では、女性は口元をみせないことで、秘めたる魅力を高めたわけです。
ひげもまた、口元を隠します。年をとることで口は重くなり、口を隠すことで威厳を保っていたのです。となると、マスクは、そうしたことに使われるかもしれません。
A.自分1人で行うと、緊張したり一所懸命に行い過ぎて、よくないところまでいきすぎた状態になってしまうこともあります。その手前で休む、わからなければ、途中で休みを多めにとってチェックしましょう。
A.暑苦しくなると、呼吸が浅くなり、胸も硬くなります。冷房は多用すると、汗が出ず、食欲不振や消化不良になりやすいです。温度差のあるところでは、気をつけましょう。
A.梅雨には、腎臓など泌尿器関係が敏感になります。身体はだるくなる人が増えます。下胸部と上胸部が緩みます。消化器に不調が出やすくなります。
A. 春、暖かくなると、放熱を防いでいた体が解放され、頭蓋骨や骨盤が緩みます。皮膚代謝も活発になり、乾燥を防ぐことになります。
A.座るときには、シートにもたれないようにしましょう。椅子の背と腰の間にタオルを挟むとよいでしょう。背もたれは90度よりは少し広めにしますが、傾け過ぎないように。
ときどき、上方へ伸びたり腕を引いたりして動かしましょう。姿勢よりも、固定せずに適度に動かすこと、正反対の姿勢や動きをとることがよいと思います。
A.気圧が低いと痛みを感じる人は多いです。雨の日ということです。
A.日付、状況、思考(考えたこと)、行動、フィードバックなど、ストレスの記録を日記にしましょう。どういうふうにすればよかったのかを考えて加えておきましょう。
A.痛みは、ジンジン、ズンズン、ピリピリ、ズーンのどれかにあたりますか。その程度や箇所、いつからか、思い当たる原因、痛むときとそうでないときの状況や体勢、長時間か一時的かなど、それ以外の症状なども記録して、伝えるとよいでしょう。
A.美容整形は、整形外科ではなく、形成外科です。腰痛なら骨、関節、筋肉なので整形外科へ行きましょう。
A.最近は週刊誌などでも、よくロキソニンやボルタレンの服用上の注意が取り上げられるようになりました。NSAIDS(非ステロイド性消炎鎮痛剤)として歯痛、関節リウマチなどにも使われていますが、胃潰瘍ほか、副作用が出やすいので胃薬も出されます。その代表がムコスタ(レバミピド)ですが、効果が弱いので、自分でチェックすることです。逆流性食道炎の治療に出されるPPI(プロトンポンプ阻害薬)は強力で、H2ブロッカー以上です。痛み止めで痛みを感じないと、他の病気の発見が遅れることがあるので気をつけてください。
A.安定剤(抗不安剤)や睡眠剤の多くは、ベンゾジアゼピン系で、デパスもその類ですから、依存性があります。乱用すると急性中毒や薬物依存、精神障害にもなりかねません。
A.音素を取り出すと、母音の三角形(aiu)と子音の三角形(ktp)です。
そこで密なのはaとk、疎なのは他の2つ、鋭なのはiとt、鈍なのはuとpです。
ヤーコブソンが1930年代に発表しました。
A. 音響音声学では、人の声を波型、周波数、音圧など、物理的に分析していきます。それに対して、人がどう区別しているかからみるのは、音韻論で言語学です。
A.はい、揺るがない自信をもちたい、リーダーとしての力をつけたい、ブランド力を高めたい、不足を補い、長所をさらに伸ばしたいなどにも有効に働きます。仕事を軌道にのせるなど、コミュニケーションにも大きなアドバンテージが見込めます。
A.対話が成り立っていないことに、日本人は無自覚です。課題やそれへのディスカッションもないので、ことばの論理性が磨かれず、わかり合ったと思って終わるだけで片付くことが多いのです。
A. 1拍子と言う人もいましたし、8ビートと言う人もいます。拍子という使い方によります。4分の4拍子で完結していくとみるなら、そうともいえます。
A.アクセントは、なまりのようなもので、強拍がストレスアクセントです。
強く言ったあとで弱く言う、弱くおくのが原則で、メリハリが生じるのです。
A.音素は、日本語20、英語45です。
A.英語なら、会話の基本として4千語、必要と言われていますが、3歳児でも2千語は話すのですから、そう多くはありません。でも、1日1語、学んでいくペースなら10年かかるわけです。
A.場に則したことばが求められるのが日本語です。声もまた、そこにこだわります。場とは、空気であり、雰囲気や勢いに左右されます。
A.しゃべり方は、とても大切なものです。そのメインは声であり、その感じです。相手に声が届かなくては話にならないし、届いても、受け入れられなければ、話は進みません。
A.しゃべることは、重要です。しゃべらない人は、不審がられ、居場所を失うことになりかねません。
A.弁論に強いことばは、核心から説明に入ります。しかし、日本語は、逆に、場や周辺を説明していって終わることが多く、核心にズバッとは入りません。しかし、使う人、使い方しだいでしょう。
A.話し続けていくと、話も行き詰り、論破されることもありますが、そうして論理的に鍛えられていくのです。相手に論破され、異なる意見を受け入れて、学んでいくのです。
A. 声で操作できると、身体の不自由な人が助かります。IT機器とのユーザーインターフェイスとしての音声認識技術の発達で可能となっていきます。
A.古代でギリシャはホメロスの叙事詩「イーリアス」「オデュッセイア」、オリエントは「エヌマ・エリシュ」。語り部がいて、各地の言語の文字がつくられていったのです。それは、いつの時代も同じです。ローマ字は、ウェルギリウス、イタリア語はダンテからなのです。
A.漢字を日本語読みにしてみたのです。人(中国語でren)を「ひと」と訓で読み、「レン」の発音と近い「ニン」や「ジン」も音として残したわけです。そして、万葉仮名で漢字一文字を一音に対応させました。かつての不良ことばの「夜露死苦」みたいなものです。さらに、それを発展させ、漢字一文字をことばと対応させていきます。夜は「ヨル」のようにです。漢文に読み下し文として読むのです。
A.フッ素は、子供から大人まで、含有量1,500㏘に近いものがよいでしょう。目一杯のせて使い、ゆすぎ過ぎないことです。2017年3月までは、薬事法で1,000pmに制限されていましたが、欧米並みになったのです。(製品としては「チェックアップ」(ライオン)など)
A.右利きなら、やりにくい左側から、バス法(斜め45度であてる)で、奥歯の表面、前歯の表面、奥歯の裏と奥、前歯、咬合面と磨きます。あとは、デンタルフロスか歯間ブラシを併用します。デンタルフロスは、歯茎にあてすぎないことです。
A.歯は、6面のうち5面を磨くので、1面2秒では1
本10秒、28本で280秒、約5分です。電動歯ブラシのタイマーが2分で切れるなら、左右で2回となります。手で磨くと3倍かかるので15分です。
A.電動歯ブラシは、手で磨くよりも20%以上、歯垢除去率が高いそうです。低研磨性の歯磨き粉で、弱いパワーにして使いましょう。
A.唾液は、1日に1~1.5リットル分泌し、サプリメントでさえあります。アミラーゼは、胃腸薬と同じ働きをしますし、リパーゼは、脂質分解に関わります。よく噛むとパチロンというアンチエイジングホルモンも出ます。
A. ひと口30回、食事ごとに1,500回噛むのが理想だそうです。多くの人は、その3分の1くらいしか噛んでいません。
A.口内に700種類ほどの細菌が存在し、私たちは、1日1000億個を飲み込んでいます。プラークには1㎎あたり1~10億個の細菌が生息しており、腸内フローラに影響しています。細菌にもよしあしがあります。虫歯菌や歯周病菌は、悪玉菌です。
A.高齢により、食事量が少なくなると、低栄養になりかねないから、少々体にはよくなくとも、好きなものを食べたほうがよいと言う人もいます。人によりけりです。
A.体内は、塩分濃度0.9%、海水は3%です。
水を飲むと血液が増え、血圧が高まり、よくないのです。
A.日本人は塩分を取り過ぎています。腎臓で処理しきれないと体内に蓄積されます。喉が渇くので水を飲みたくなります。つまり、水で薄めるわけです。塩分を体外へ出すカリウムを果物、野菜から摂るのはよいのですが、腎臓が悪いと血液中のカリウムが多くなり、心臓の不整脈を起こす危険があります。何にしろ、高齢になるにつれ塩分を控えることです。味噌汁、漬物に注意です。
A.グルテンの含まれていない炭水化物を指すグルテンフリーで健康になれるというエビデンスはありません。日本では珍しいセリアック病の人は、グルテンが体に合わないので開発されたのです。
A. 果物でもメロン、イチゴは糖尿病へのリスクがあり、フルーツジュースは最悪らしいので注意です。果糖があり体も冷やしますので、適度にしましょう。
A.チョコレートのポリフェノールの一種、フラボノールやカカオニブ由来の食物繊維などはよいのですが、砂糖は害でしょう。カカオ85%など高いものがよいのです。ということは、ココアでもよいわけで、カカオマスからカカオバターを取り除いたのがココアです。
A. 高血圧の人の血圧を下げることは実証されているし、脳卒中や脳梗塞、アルツハイマー病などのリスクを下げるとも言われています。
A.和食は、肉などは油分が少ないが、白米、塩分、砂糖は多いのです。
その点、地中海食の方がよいと言う人もいます。オリーブオイル、ナッツ、果物、魚、野菜など。
A.今は、糖質制限ダイエットのブーム、やや下降しつつありますが、糖質、つまり、炭水化物を減らそうとしています。しかし、炭水化物でも太るものだけでなく、やせるものもあります。玄米や蕎麦、精製されていない小麦粉のような炭水化物が太らないと言われているのです。
A.それは、脂肪を減らすことでした。カロリーを減らすことにあたります。タンパク質や炭水化物は1gで4kcal、脂質は9kcalと2倍以上多いからです。
A.医者は医療には通じていますが、栄養学を学んだわけではありません。食事法を医師が話すと専門家のように信じ込んでしまうのは、なぜでしょう。
栄養士といっても、現場でその知識を活かしてはいるものの、科学的な根拠やエビデンスまでは学んでいるわけではないのです。もちろん、人によっては、とても関心があって専門的に学んでいる人もいます。個人差も著しいでしょう。
「〇〇は体によい」とか、「〇〇は声によい」というのをどれだけ聞いてきたでしょう。
A.βカロチンやウコンも、一時、大ブームでした。日本では、今もまだ、トマトなどに含まれるリコピンの万能の効果が信じられています。しかし、そこまでの効果は実証されていないままです。βカロチンも、生の緑黄色野菜とそのサプリメントとでは、吸収率が違います。それどころか、最近は、がんなどのリスクも報告されています。
A.果物は、体によいと言われています。そこで果汁100パーセントのジュースを定期購入して毎日飲んでいる人も多いそうです。
果物は、体を冷やすこともありますので、注意しましょう。生の本物は効くのですが、濃縮還元のようなジュースは全く別です。
A. 確かに、奏者のいない楽器では音楽は生まれません。でも、音や声そのものも、音楽という捉え方もありましょう。
A.西洋では、16世紀までは声、1750年以降はバロックで器楽中心でしたが、そのときに日本は影響を受けたので、音楽としてのクラシックは器楽中心となりました。
A.日本の文化は、他の国のように貴族だけが担うものではなく、早くから一般の人も嗜んできました。ブログと私小説とエッセイ、日記、俳句などを好み、マニアックな創造でコミュニケーションをとろうとする力として発揮されています。
A.はい。日本では「みんなのうた」などで、今でも子供の歌が多くつくられ続けています。
A.たとえば、Canale(1983)のモデルでは、4つの分野があります。
1.grammatical competence 言語的能力
2.sociolinguistic competence 社会言語学的能力
3.discourse competence 談話的能力
4.strategic competence 方略的能力
4は補助的なものです。主に、1の正しさ、2のふさわしさ、3のわかりやすさです。
A.明治維新後の横浜ピジン、戦中の台湾クレオール、小笠原クレオール(欧米人)などがあるそうです。
A.体幹は、手足や頭以外の胴体の筋肉、身体を支える軸、インナーマッスルと、いろいろに使われています。
A.世界には6,000くらいの言語があります。ユネスコの消滅の危機に瀕する2,500言語には、アイヌ語のほか、八重山語、奄美語、八丈語など、日本の8言語が入っています。言語と方言とは厳密に分けられません。
A.話しことばは、相手が決まっているので、効果的に少ないことばで伝えられます。しかも現場、リアルタイムです。即興ですから、計画的でなく効率的です。しばしば、くだけて公的なものではなくなります。
A.ポライトネスには、友好の意味が入っています。
ポジティブポライトネスで距離を詰めすぎるとなれなれしくなり、ネガティブポライトネスで距離を開けすぎるとよそよそしくなります。
A.「おめめ」「おみかん」と美化語も使います。
オノマトペも多いです。
NHKのNEWS WEB EASY「やさしい日本語」を参考にするとよいでしょう。
A.サ行が難しいですね。「おかあたん」「おいちい」
「うしゃぎ」「しゅごい」。「さ」が「しゃ」、「す」が「しゅ」になっている例です。
A.東西で、シャベルとスコップ、素うどんとかけうどん、うどんは、たぬき、きつねも違いますね。
A.方言の評価は、その地域の人へのイメージに左右されます。方言コスプレが流行しました。
ついでに、暗い時代の方言札(1903~1945年沖縄)、言語ヘゲモニーなど調べてみてください。
A.正しいのではなく、ふさわしいかどうかです。
聞き手に合わせて名乗り方を変えることになってもよいと思います。
A.一例として、ですが
男性性:現実直視、写実、具象、論理、意思、精神性、合理性
女性性:理想、空想、象徴、観念、感性、想念、情緒的
A.わかるにも、内容と価値(評価)とがあります。何なのかはわかるが、よさがわからないとしたらアートに接したことにはなりません。よさがわかる感じが足らなければ、よさの程度を上げるか、感じる感性を上げるかです。
A. 池上彰の「いい質問ですね」は、キラーワードです。
「その通り」「さすが」「すごい」「お目が高い」
「なるほど」などでは弱いですね。えらそうなので使わない方がよいでしょう。
A.コンサートでもなければ「楽しんでますかー?」よりは、「楽しい(ですね)」の方がよいでしょう。
人に聞くより自分の気持ち、それも楽しい気持ちを出す方がよいです。まずは、自分の思い、考えを伝えてからにしましょう。もちろん、ケースバイケースです。
A.書いてあるものは、話されなくとも、読めばよいと思ってしまいます。その人の口から聞きたいのは、書かれていない情報です。また、ネットでちょっと調べたらわかるようなことも話さなくてよいのです。相手にもよりますが。
A.空気が悪いときは、場によりますが、フォローできるなら「空気、悪いですね」と言ってもよいでしょう。悪いという空気が読めているということで信頼感となります。不慣れで空気の読めていない人の話は聞きたくないでしょう。実際に窓開けるのも、空気をかえるよいきっかけとなります。
実演即売の人が「見て見て見て」と言っていましたが、まさに決めゼリフです。
A.「どんな質問でもよいです」「なんでも聞いてください」では広がりすぎるなら、「以前、こういうことを聞かれました」のように限定していくとよいでしょう。
A. 私は、「皆」、「全員」、「すべて」ではなく、「あなた」、「ある人」、「あるクライアント」と絞り込んで伝えるようにしています。
A.「絶対に」とか、よく断言している人もいますが、私は使いません。
「~の可能性はあります」「~かもしれません」「~となる人もいます」などは、向こうの信頼したい気持ちを冷ますかもしれませんが、私は、冷ましてでも「わからないことは、わからない」「できないことは、できない」と言った上で、選んでもらうようにしています。
A.制限を設けてダレないようにします。「もう少しだけ話をさせて…」というのでなく「最後に、もう一つだけ」のように引き締めましょう。