Q.日本人の姿勢は、どう違っていたのですか。☆
A.日本人は、腰を落とし膝を曲げて踏ん張って生活してきました。農耕生活がベースです。私は、ドジョウ掬いなどを思い出します。バスケットボールの基本練習で似たメニュがあります。重心を落とすのです。ただし、骨盤はまっすぐ、上半身もまっすぐでした。着物で畳に床座、帯で下腹部を前に張ったとき腰骨で引き締めることができます。それは、張らないと帯がずれてしまうので、腹を膨らませてキープするわけです。腰を入れる、膝を伸ばさないのは、素早い動きのためで、骨盤は後傾しています。リヤカーを引く、神輿を担ぐなどの動きです。不安定な足場でふらつかないためです。