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ヴォイトレレッスンの日々

31.体と息のメニュ

2020年3月12日 (木)

Q.舌の力の抜き方を知りたいです。

A.舌の力を抜くことはなかなか大変です。力を入れているつもりはなくても自然に力が入ってしまうというケースがよく見られます。楽に何もしていないときに舌の状態を観察してみてください。舌先が下の歯の後ろにチョンとついていたり、舌の真ん中あたりが少し盛り上がっていたりするのではないでしょうか。そして、あごも、力が入らないようにすることが重要です。あごを下の方から指で押し上げると舌の付け根に当たると思いますが、ここを柔らかいまま保つことが重要です。無為自然という感覚でしょうか。あごはないものと思えという指導者もいます。このまま声をだして見ましょう。

舌が一ミリもぴくぴく動かないぐらいのリラックスが必要です。また、わざと動かしながら歌ってみるのもいいと思います。「アエアエアエ」と高速で言ってみると、舌が前後に少し動くかと思います。さらに高い声の時ですが、最近の音声学の研究では舌を少し出した方が、高音が出しやすいとのことです。(♯β)

 

2020年3月 5日 (木)

Q.体の使い方、脇腹と下腹の関係について教えてください。

A.脇腹とは、体側部分つまり肋骨の側面かと思いますが、この肋骨の中に肺があり、そして底に横隔膜がついています。息を吸うと横隔膜が下がり肋骨は両サイドに開いていきます。この横隔膜と肋骨で作られた胸郭の内側に空気をキープすることで、体内の空気の圧力を高めることが重要になります。その時、肋骨をいかに両サイドに保持して開いておけるかが重要です。肋間筋が非常に重要な助けになるでしょう。肋骨と肋骨の間にある筋肉で、この筋肉がしっかり働くことで、肋骨の開きがキープできます。そして胸郭内の空気の圧力を高めるだけで、声の響きが変わります。また、下腹はどのような働きをするかというと、横隔膜以上の上半身を、テーブルの脚のように支えるという役割をします。声を支える、上半身を支えるという意味合いです。下腹はポコンと出るというよりは、少し引きあげられているような状態になります。(♯β)

 

2020年2月27日 (木)

Q.表情筋の使い方を知りたいです。

A.日本語は口の周りを動かさずに話せてしまうので、日本人は表情筋を動かすことに長けていないものです。喉に力が入る人は、表情筋をよく鍛えて、こちらをよく動かすようにすると、喉の力を利用せずに歌うことができますのでお勧めです。

鼻を長くしたり、短くしたりしてみましょう。その際鼻の周りの筋肉も使います。鼻を長くしたり短くしたりしながら、声を出してみて、その変化を味わってみてください。次に唇の周りの筋肉を動かしてみましょう。「イ」と「ウ」を繰り返してみます。一番平べったい状態と一番とんがった状態を感じてみましょう。

また、前歯をカバーするように唇をかぶせてみます。このような動きをすると音の転換点で出しやすくなります。

頬の周りの筋肉もよく動かしましょう。頬骨を少し持ち上げるように動かすと、音が金属的なキラキラした響きが得られ、喉に落ちていた音も引き上げられます。

普段意識しない筋肉かと思います。最初は動かそうと思ってもプルプルするだけで思うように動かないということもあるかもしれませんが、是非毎日動かして、トレーニングに取り入れてみてください。(♯β)

2020年2月20日 (木)

Q.発声練習や声を出す以外で声を磨くのに役立つ方法

A.ただやみくもに声を出せば練習になるというわけではありません。声は声帯で作られますが、いい声を作り上げていくには、それ以外の要素がとても多いと思います。例えば、いい声をしているのに、体が硬くて損している、声に伸びやかさが足りない人がいます。いくら声帯でいい声が作れても、それを自在にコントロールして柔らかい音色を作ったり、クレシェンド、ディミヌエンドなどの強弱の表現ができなかったり、言葉に寄り添った繊細な表現を付けていくなど、これらは声帯というよりも、それを支える体をいかに使うかにかかっています。

まず、お腹、横隔膜付近、肋骨周り、首、肩などを固めていてはこのような表現は不可能です。体幹部分、体幹部の内側の筋肉の伸縮性を高めるような体操、呼吸のトレーニングをしてみるといいでしょう。実際には、ストレッチ、よく動かす、ということを指針にしてみてはいかがでしょうか。下腹をわざとよく動かしながら呼吸をしていくと、体が内側から動き出すのが実感できると思います。(♯β)

2020年2月 6日 (木)

Q.喉で押している、喉に引っかかるを解消するメニュ

A.押すことを自覚できていても、日常的な癖はなかなか一夜にして改善するということは難しいので、地道に取り組んでいきましょう。

発声では、一音目に喉に当てないよう「Ha」で歌い出すのが安全です。子音Hで息を吐いてから母音アが出るので、普段の喉への押しは回避できます。ただ、子音Hがシンプルがゆえに逆にやりにくい場合もあるようです。そのようなときは「Sa」「Fa」といった他の無声子音を使って発声するとよいです。

また、レガートでの発声はすぐに癖が出てしまうので、あえてしっかり声を出せないスタッカートで(私自身は)レッスンをしています。声を押す人のスタッカートは、短くしたいはずの声が太くなりやすく、ぼてっとした感じの重たい印象になりやすいです。その声を徐々にスリムに整える作業をしていくのです。スタッカートなので声を押す時間を与えず、さらにレガート時よりも俊敏に音へアプローチする過程で、押していたときとは違う新たな感覚を得ていくことができます。(♯α)

2020年1月30日 (木)

Q.舌の調整を知りたいです。

A.舌の調整は本当に大変です。舌をフラットにして、舌根を下げて、舌先を下の歯の裏側にチョンとつけておくのが理想です。あごとともになるべくリラックスして発声できるといのですが、無意識に上がったり、奥に行ったり、意識とは全く異なる動きをするので苦労します。

よく動かす必要があるので、口の中で舌を唇周りの裏側、つまりほっぺたの裏側から舌先で円を描くように動かします。次に左右どちらかのほっぺたに付けたままにして発声してみます。最後に手で下あごを触りながら、舌もリラックスしてフラットにして発声してみます。

とにかくゆっくり、自分の意志を舌に伝えていくかのように、常に意識を向けながら発声します。簡単な音形で構いませんので、この状態で声を出すことに慣れていきましょう。(♯β)

2020年1月23日 (木)

Q.肋骨を広げる方法を教えてください。

A.息は肺に入ります。肺にしか入りません。腹式呼吸の時に、下腹を膨らますから、おなかにも息が入ると勘違いされている人が時々いらっしゃいますが、そうではありません。この肺は肋骨の中に入っています。肋骨は鳥かごのように肺を覆っています。肋骨が広がるから肺に息が入ります。息を吸ったときに、拡張している肋骨に注意を向けてみましょう。息を吸えば広がるし、吐けば収縮していきます。

この部位を胸郭とも言います。この肋骨の広がり、胸郭の広がりをなるべくキープすることが息の支えにつながります。これをキープするのが、肋間筋、腹筋背筋などです。ここがキープされることで、声が安定して支えられてきます。そして、この部分の内側にある横隔膜をしっかり張っておくことが可能になり、声に張りをプラスすることができます。(♯β)

2020年1月 9日 (木)

Q.名前を呼んでみよう

A.レッスンや練習をしていて、体が硬くなりやすいという人も多いのではないでしょうか。声を出すのに指導者から言われた呼吸、響き、体の使い方、フレーズ、テンポ、音程、リズムなど見えないものを感じよう、見ようとすればするほど体は固まりやすくなります。そんなとき試してほしい練習があります。

家族、友達、ペットなどなんでもいいのですが、大きな声で名前を呼んでみましょう。やりすぎはよくありませんが、56回は遠くにいる人をよぶつもりで声を出してみましょう。

これはとても効果的です。特に私たち日本人は、大きな声があまりよくないもののように社会が成り立っていることが多いです。ましてやSNSやパソコン画面の中で声をださずに会話ができる今の時代。発声の技術などの前に声をだす体が弱いと言ってもいいかもしれません。体ができていないのに技術だけを追ってもかえって体の力みが生まれます。息を吸って、誰かの名前を遠くにその人がいると思って大きな声で呼ぶだけです。このトレーニングの後にいろんな体のことをやってみると、うまくいくことも多いですよ。(♭Σ)

2019年12月19日 (木)

Q.息を外に吐く

A.日本語はあまり呼気のエネルギーを必要としない言語なので、日本人はよく「息を外に吐いて歌いなさい」と注意されることがあります。しっかり息を外に吐くことで、声を前に飛ばすことができます。この意識が日常から少ないのでしょう。

これを回避するには、ひたすら息吐きトレーニングするしかありません。息吐きのトレーニングで、どのくらいのスピード、量の息を吐けているかを体感していきましょう。

お腹を自分の手で押しつつ、お腹の筋肉を自力で凹ませて息を思い切り吐いてみてください。イメージとしては大きなゴムボールに水が入っていて、ボールの両サイドを押すと水がピュッツと出る感じです。くしゃみは息のスピードが時速2300キロだといわれていますが、そのぐらいのスピードを意識して吐きましょう。この息の量とスピードを発声練習でも用いられるようにしてみてください。(♯β)

2019年11月21日 (木)

Q.横隔膜と声帯の連動の方法

A.息を吸った時に肋骨の内側についている横隔膜が広がって下がり、息を吐いたときにはそれが弛緩して元にもどります。横隔膜をいかに保持するかが息の支えに繋がります。

しゃっくりは横隔膜の痙攣だといわれていますが、同時にヒクっと声もなってしまうことがあるのではないでしょうか。これは横隔膜と声帯が連動している証拠だそうです。

横隔膜をわざと動かしながら息を吐き、それとともに声を出すと「あ~あ~あ」と揺れた声がでます。これは体と繋がった声であり、体と無関係に出る声ではありません。大変特徴的な声ですが、この声を真似していくと、いいトレーニングになります。動物の鳴き声で、特に犬などが威勢よく「わんわん」と、よく通る声で吠えるときは、横隔膜の動きと声とが見事に連動し、無駄な力や喉の力みなどが一切ないことが見て取れます。走った後の犬のお腹が、ハアハア言いながら動いているのも横隔膜の動きです。是非、横隔膜と声を連動させてみましょう。(♯β)

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