サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

ブレスヴォイストレーニング研究所 レッスン受講資料請求

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

33.発音、ことばのメニュ

2019年5月16日 (木)

子音と母音を発声でうまく使いこなす

日本語の場合、単音節、すなわち子音と母音が一つずつセットになっています。たとえば「カ」はkという子音とaの母音からできています。このように出る回数の多い母音音声の優勢な言語の場合は、母音をしっかり息を流して発音することがキーポイントになります。母音をしっかり発音し、息を流し、少し長めに読むことを意識すると、子音もより明確になります。例題を読むときに気を付けて読んでみてください。

では、カンツォーネなどでイタリア語を歌う人はどうでしょう。子音をしっかり発音すると、そのあとの母音もしっかり流れることができるという傾向があります。子音に導かれて母音も発音できるのです。たとえば「pr」の二重子音、「str」などの3重子音など、日本語話者にはなじみのないものですが、これをしっかり発音して、前に飛ばすように気を付けるといいと思います。日本語にはない音声で訓練していくことで、より幅の広い声の使い方をマスターしていくことができるでしょう。

(♯β)

2019年5月15日 (水)

Q.母音「あ」の発音が苦手です。

A.「あ」は浅く広がっている感じになりやすいです。イメージを一本、縦に通っていくようにして絞り込みましょう。「あ」での発音は浅くなると、かすれてジリジリなりがちです。そういうときは「ま」、「な」を使いましょう。自然と柔らかく出やすくなるでしょう。音色、高さ、伸ばす長さ、大きさをそれぞれコントロールしましょう。細かく見ると発音によって全部違うものですが、できるだけ発声では統一しましょう。

2019年5月 9日 (木)

高音でのイやエの発音

高い音で、イやエの発音がうまくいかない場合は、舌の問題が考えられます。口の中で舌の位置や、舌の脱力に意識を向けてみましょう。まず口の周りが弛緩しているということが大前提です。耳の下あたりから顎の脱力はできていますでしょうか。

イの母音の際に舌はどの位置にいますか。アやオの母音につられて舌を下のほうにおいて発音していると、イの発音が明瞭にできません。舌は結構上に持ち上げ、舌の両サイドは上の歯の内側に接着するくらいの位置にあるのが理想的です。しかし、それにつられて、唇が横に引っ張られると、高い音がうまくいきません。唇や口蓋はアやオの時のように弛緩して、口の中つまり舌だけでイの母音を作るようにイメージしてみてください。

アーイーアーイーと順番に舌の移動をさせながら発音してみましょう。これで少しずつ音の高さを上げて発声練習してみましょう。鏡で唇が弛緩しているか、横に平べったく引っ張られていないかチェックしながら練習してみましょう。最初のうちは舌を思い通りに動かすのはなかなか至難の業に思えると思いますが、これも慣れでうまく動かせるようになります。習慣がつくまで、しばらく練習が必要です。(♯β)

2019年5月 2日 (木)

ラ行の発音

日本人は、学校教育の中で発音の授業を受けるとか、発声に関する授業を受けるという機会が圧倒的に少ないと思います。自分の母国語ながら、どうやって発音しているのか、そのメカニックを知っている人はとても少ないです。

ラ行は、IPA国際発音記号で書くと[l]でも [r]でもありません。 [j]の頭の・を取ってひっくり返したような記号が日本語のラ行の発音記号で、はじき音と呼ばれます。どう発音するかというと、上の歯の前歯と歯茎の境目あたりで舌をはじくようにくっつけます。「ほらっ!」と発音したときにできる、はじくような音です。しかし、ラ行を[l]でとらえている人や、外国人はこの弾くような音声は出せませんし、 [r]で発音すれば、イタリア語のような巻き舌になってしまいます。「フランス」「札幌」「いろどり」などと発音してみてください。舌先が、上の歯の裏でくるんと当たりはじかれているような感覚が得られると思います。

ただし、どきどき例外といますか、状況による変化といいますか、[l]でラ行を発音するケースもあります。「ラジオ」「レモン」「ラーメン」など、これらは、はじき音でも言えないこともないですが、[l]の音でも発音できてしまいます。読むスピードにより、舌の歯茎への当て方で[l]で発音されてしまうこともあるのでしょう。私たち日本人は何気なくできているラ行でも、分析してみると大変難しいことをやっていることがわかります。(♯β)

2019年4月 4日 (木)

外国語を歌うコツ

日本語とヨーロッパ言語とで大きく違うのは、子音母音ともにその種類が比にならないほど多いということではないでしょうか。日本語はあいうえおの5母音であるのに対し、英語の「ア」は明るいア、暗いア、アとエが混ざったようなア、さらにそれが長かったり短かったりします。英語の単音母音だけで15個もあるといわれています。二重母音、三重母音を合わせるとさらに増えます。

まずは、各言語に特徴的な母音の違いを的確にとらえることが必要になります。英語は私たち日本人にとっては一番なじみのある外国語ですから、辞書を引いたりしながら発音記号を見て、何とかその母音の違いを認識することができるでしょう。フランス語はあいまいな母音や鼻母音が大変特徴的かと思います。ドイツ語はウムラートの母音(オの口でエと発音したり、ウの口でイと発音したり)など。各外国語に特徴的な母音をマスターすることから始めてみてください。(♯β)

2019年3月14日 (木)

外国語の歌唱で気をつけること

ある言語学者は、「イタリア語、フランス語は母音でレガートを作るといいが、ドイツ語は子音のレガートを意識すると発音しやすい」と説明しています。つまりイタリア語やフランス語などのラテン系の言葉は母音を優勢に感じて母音をつなげるように練習していくといいと思います。

これは日本語にも当てはめられることかと思います。歌でプロとしてやっていこうとする初心者は大抵イタリア歌曲でレッスンを始めるのですが、それは母音を流してレガートに歌うことができる原語だからなのでしょう。そのような母音のレガートを覚えたら、日本語で歌うことにも大いに応用できると思います。しかも、日本語にないような母音の揺らぎ、伸び縮みがあるため、言葉の抑揚と音楽の動きがとてもマッチして感じられると思います。

ドイツ語は子音のレガートでというのは、子音がとても多い言語なので、子音をしっかり発音しつつ次の音につなげていくような感覚が役に立つのだと思います。特にNという子音が語尾によく出てきますが、舌を口蓋につけて息を止めるのではなく、息を流しながら発音することで、レガートが作れます。(♯β)

2019年3月 5日 (火)

Q.滑舌(早口言葉)のトレーニングを教えてください。

A.お綾や 母親に あやまりなさい

青菜葉(アオナッパ) 赤菜葉 赤菜葉 青菜葉

歌唄いが来て 歌 唄えというが 歌唄いぐらい 歌 唄えれば 歌 唄うが 歌唄いぐらい 歌 唄えぬから 歌唄わぬ

お茶立ちょ茶立ちょ ちゃっと立ちょ 青竹茶筅(ちゃせん)で お茶ちゃっと立ちゃ

親も嘉兵衛 子も嘉兵衛 親嘉兵衛 子嘉兵衛 子嘉兵衛 親嘉兵衛

蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ

神田鍛冶町(カジチョー)の角の乾物屋の勝栗は、固くて噛めない

この竹垣に竹たけかけたのは 竹たてかけたかったから 竹たてかけたのです

菊栗(キククリ) 菊栗 三(ミ)菊栗 合わせて菊栗 六(ム)菊栗

京の生鱈(ナマダラ) 奈良 生(ナマ)まな鰹(ガツオ)

この杭の釘は 引き抜きにくい釘 引きにくい釘 釘ぬきで抜く

東京特許許可局の許可書

どじょう にょろにょろ 三にょろにょろ 合わせて にょろにょろ 六にょろにょろ

農商務省特許局 日本(ニホン)銀行国庫局

のら如来 のら如来 三(ミ)のら如来に 六(ム)のら如来

武具馬具 武具馬具 三武具馬具 合わせて武具馬具六武具馬具

孫兵衛後家(マゴベーゴケ) 後家孫兵衛 三つ合わせて 三孫孫兵衛後家

麦ごみ麦ごみ三麦ごみ 合わせて 麦ごみ六麦ごみ

わらわばわらえ わらわは わらわれるいわれはないわえ(♭б)

 

2019年2月28日 (木)

滑舌をよくする

言葉は子音と母音できています。滑舌というとつい私たちは子音のほうを一生懸命発音しようとして、過剰なまでにKSTNなどの子音、つまり「カ行」のK、「サ行」のS、「タ行」のT、「ナ行」のN、などの子音を発音しようとしてしまいます。しかし、発声の大原則は、母音がきちんと正しく発音されているかによって決まります。

母音がしかるべき舌の位置で、適正に発音できるかチェックしてみましょう。「イ」「エ」「ア」「オ」「ウ」この順に舌と音の位置は、だんだんと奥に行きます。発音しながら舌の位置と音の関係を観察してみてください。「イ」「エ」は舌が上のほうに位置すると思います。目安としては舌の両サイドが上の歯の内側にくっつくぐらいです。歌を習っていると、母音の響きを統一させるために「イ」の母音をアに近づけて練習することもありますが、活舌のためには正しい位置を覚えることです。

正しい母音が発音できるようになりましたら、子音の調音点を意識して発音してみましょう。たとえば「カ行」でしたら舌が口蓋にあたって離れるときにKの音が作られます。この当て方をしっかり圧をかけていけばいくほど子音の強さが増します。舌が口蓋に当たったな、と認知してから話すようにするとより明確になるでしょう。(♯β)

2019年1月22日 (火)

Q.ことばのトレーニングの例題を教えてください。

A.3音から8音のメニュをあげておきます。

 

《三音》

あした おいで いつか ごらん 回る 気持ち 歴史想い 光 遠い

 

《四音》

思い出 さすらう 見つめる 輝き さよなら 帰ろうささやく ぬくもり どうして 教えて

 

《五音》

夢の中 思い出す 知っていた 夢心地 おかしいと

さすらいの もう一度 泣かないで 昔から ホントだよ

 

《六音》

長い手紙 夜のしじま 森のみどり 晩のおかず

こぼれる水 迎えに来て あしたまたね 日ざしの下

うわさ話 忘れないで

 

《七音》

かけがえのない 小鳥の羽に ここに座ろう 

きれいな指を 屋上の猫 一夏すぎて 胸に残るの

新しいこと 読みかけの本 遊びにいこう

 

《八音》

記憶のさまよい 出会えてよかった 自転車に乗って

心がウキウキ 虹色のむこう 透明な感じ 

意味のない手紙 おろしたての靴 友だちになれた

ずっと待っている(♭б)

2019年1月19日 (土)

Q.朗読のコツを教えてください。

.まずは発声練習で常日頃からいい声が出るという意識を持つことが必要です。そして聞く人を引き付けるように読むためには、表現力が大切になってくると思います。

人に聞かせるためにテクニック的なこととして補えることは、なんといっても一本調子にしないことです。感情の起伏を作り、場面の転換を伝え、登場人物の感情を載せていくなどが必要かと思います。そのために意識してやっていただきたいことは、音の高さ低さ、強い弱い、スピード、間などを変えることです。場面の変わるところでは、少し間をおいて、高く始めてみる。強調したいところでは、強めに読むということはすぐに思いつくことかと思いますが、それだけではありません。あえて低めに小さくすることでも、観客の注意はぐっと引き寄せることができ、強調は可能になります。

また、早く読む、ゆっくり読むなどの変化のつけ方も効果的です。人の耳に残したいキーワードなどはあえてゆっくり読むことで強調できます。

どうやったらよいかわからないと、最初の頃は思うと思いますので、わざと、一文ごと、もしくは一語ごと、高さや強さ、スピードを変えてみることです。あえて変化をつけることで、普段自分がやらないような表現にたどり着くことも可能になるかもしれません。(♯β)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

00.トレーナー共通Q&A 同じ質問に対するトレーナー複数名の回答(同問異答) 01.姿勢 166問~ 02.呼吸 370問~ 03.発声 748問~ 04.発音/言葉 268問~ 05.声域/声区 207問~ 06.声量/フレージング 108問~ 07.共鳴/ミックスヴォイス 126問~ 08.リズム/リズム感 159問~ 09.音程/音感/聴音 125問~ 10.歌唱とステージング 240問~ 11.トレーニング/日常の練習 913問~ 12.表現/オリジナリティ 283問~ 13.知識/医学/科学など 463問~ 14.メンタルヘルス 88問~ 15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー 109問~ 16.一般/会話/話し方など 146問~ 17.歌、歌い手 18.トレーナーについて 19.ヴォイストレーニングの考え方 20.このQ&Aブログについて 21.その他、アーカイブ、研究所史 22.音大、教育法、声楽、クラシック、オペラ 23.一般的なレッスン、トレーナー、スクールなど 24.声の基本メニュ 25.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー 26.研究所のレッスン 27.レッスン受講について 28.福島英 29.ブレスヴォイストレーニングメソッド 30.Q&A 31.体と息のメニュ 32.発声、声量のメニュ 33.発音、ことばのメニュ 34.共鳴、声域のメニュ 35.せりふ、感情表現のメニュ 36.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ 37.ビジネス、話し方のメニュ 38.メンタル、パフォーマンスのメニュ 39.歌唱、ステージングのメニュ 51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A] 52.(☆~☆☆☆)[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]