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ヴォイトレレッスンの日々

33.発音、ことばのメニュ

2019年10月 3日 (木)

Q.ガ行の訓練

A.ハミングをはじめ、マスケラを意識する、鼻腔共鳴などをトレーニングし始めると、ある一定数の人が陥る発声上の問題があります。それは「鼻声」です。あえて鼻声を意識するトレーニングもありますが、それとは別に無意識に鼻声になってしまっている状態です。

鼻腔は高性能な防音室のようなもので、中(自分)には響いて聞こえますが、外(聞いている人)には声がおもったほど届きません。これの改善には口蓋垂、軟口蓋のトレーニングが必要です。

軟口蓋、口蓋垂が低い位置もあり舌と近くなると鼻声になっていきます。軟口蓋、口蓋垂を高い位置で保てるようなると鼻声は改善していきます。その為にはガ行のトレーニングはとてもいいです。ガ行のgの子音をしっかりと発音してトレーニングしてください。そうすると軟口蓋、口蓋垂は高くなります。

あえてNの子音をしっかり発音した後にガ行のトレーニングを交互に行ってみると高い効果がでます。Nの子音のときは軟口蓋、口蓋垂は下がり舌とくっつきます。こうなっているときは発音しながら自分で鼻をつまむと音がでなくなります。ガ行の発音をすると音が発せられるようになります。

これを繰り返し、軟口蓋、口蓋垂の上下運動をトレーニングするのです。あえて鼻声を訓練することで、やりたい訓練としてのよい状態、悪い状態を両方知りトレーニングするのです。鼻をつまんでも声に変化しなくなるまでトレーニングができると劇的に声が変化します。声が解放され歌っていても自由度が増しますので、やりたい表現がやりやすくなります。

これは歌手でも役者でも使えるトレーニングです。声優さんなどで子供っぽい声を出すときなどは、逆に軟口蓋、硬口蓋を低くすることでカヴァーできることもあるでしょう。(♭Σ)

2019年9月12日 (木)

Q.朗読になると急に声が喉に引っかかる感じになります。

A.「喉に引っかかる感じ」という表現はよく耳にします。その状態というのは、息が減ってしまうために喉で押してしまう、それによって喉の摩擦を感じる、という場合がほとんどです。ですが今の段階で、発声では声が出しやすい、というのがとてもよい点です。発声でも喉に引っかかる感じになっていたら話は別ですが、しっかり声を出すときには、もうちゃんと息を流せているので、発声でのよい感覚を、朗読の声にも応用させていきたいところです。

その方法として、発声(適当な音型)-読む(適当な短い文)-発声-読む、と交互に行ってみるのが効果的です。このとき、朗読で構えてしまわない、発声での息の流れをリセットさせないためにも、間髪入れずに、次々と交互に行うことがポイントです。律儀に発声を一通りやった後で、朗読・発音の練習、と考える必要もありません。いつでも、今の状態に合った練習方法を取り入れていけばよいのです。(♯α)

2019年9月 5日 (木)

Q.朗読になると声が詰まる感じになります。

A.発声も朗読もどちらにも共通することは、息の流れによって声が左右されることです。発声では音程やリズムが、朗読では抑揚や感情が入ったりなどしますが、いずれにしても息が流れていないと声は進みにくくなります。その結果として、声が詰まると感じられているのだと思います。

ただ、発声ではしっかり出せる感覚があるというのは、常に息が流れないのではなく、すでに発声では息が流れる状態に持っていけているのですから喜ばしいことです。朗読のときも発声での感覚に寄せていけばよいのです。

練習方法の一つとして簡単な音型と発音を使い、発声→朗読→発声→朗読、と交互に行ってみてください。

例えば、ドレドレ…に「あめんぼあかいなあいうえお」の発音を乗せる、その直後に「あめんぼ~」を朗読する、を繰り返します。または、安定して息を吐く→朗読、を繰り返してもよいです。発音しやすい言葉を使って練習してみてください。(♯α)

2019年8月 3日 (土)

Q. 声が奥まるのはどうしてでしょうか。

. 日本人の話し方は、欧米の言語と比べて、もごもご話しているような特徴があると指摘されます。確かに英語などは、子音で母音がとても前に引っ張られますし、母音も、しなるように動きがあって前に進んでいく感覚があると思います。

例えば、wewの子音で息を流した後にeの母音が引っ張られるように発音できますし、 amazingでしたらアメイジングの「メイ」の部分が母音だけで、とても大きく動くと思います。この動き、音のシェイプを日本語にも応用して、言葉を前に前に発音するようトレーニングすることをお勧めします。

日本語はすべての言葉が子音と母音が一つずつ組み合わされた単音節でできているので、止まり勝ちで流れるように発音しにくいのですが、少し外国語のような要素を取り入れてみるのも一つの方法かと思います。カンツォーネを教材として取り組んでいる人はぜひ、イタリア語でトライしてみてください。(♯β)

2019年7月 4日 (木)

Q.母音を流して発音する

A.日本語はリズムであらわすと、四分音符や八分音符の羅列です。すべての音節が均等なリズムで発音されます。例えば「きらきらひかる おそらのほしよ」という歌詞があったら、すべて同じ音価が並びます。このリズム感をそのまま曲に当てはめてしまうと(そのように作ってあるので仕方のないことなのですが)平板な、同じ音型の繰り返しになってしまいます。外国人がこれを発音したら「きーらきら」などというふうに必ずどこかに伸び縮みやアクセントをおいて読むことでしょう。

歌でこの平板さを回避するには、なるべく母音を息で流して歌っていくことをお勧めします。「きらきら」の「きー」をなるべく息のスピードで運んで次の「ら」に移行させるというような感じです。自分で思っているより、音価ぎりぎりいっぱいに音を母音で流し続けます。さらに「きらきら」が「ひかる」に向かっていくように母音を流します。このようなテクニックで平板な歌唱から脱することができます。(♯β)

2019年6月13日 (木)

Q.発声だと声が出るが、曲になるとうまくいかない

A.呼吸が上手にできるようになり、発声練習を何度も重ねていくと母音唱法での歌唱がうまくできるようになります。そして、曲になるとなかなか思うような声が出せず悩み、何度もその曲に取り組んでいくことで、体に言葉が入り、最終的にはとても歌いやすくなるというような過程をたどります。

発声練習で母音の歌唱がうまくいくようになった人は、どんどん曲に挑戦してください。

しかし、いきなり歌詞で歌いません。最初はアなどの簡単な母音のみで歌います。

次にアエイの3母音や、アエイオウの5母音で練習します。その次は歌詞の母音で歌います。例えば「うさぎおいしかのやま」でしたら「ウアイオイイアオアア」となります。母音で滑らかに歌えるようになったら歌詞で練習します。

歌詞で歌う時に苦手な言葉が必ず出てくると思いますので、その部分を何度も練習して自分の納得いく音、トレーナーも納得いく音をめざしてください。(♯β)

2019年5月22日 (水)

Q.どの発音で練習すればよいですか。

A.人により、目的により違います。母音の5つSやZを使っている人もいます。50音のなかにも他にもいろいろと練習に使える音はあります。共鳴もそれぞれの音(母音など)で練習してチェックしましょう。(rf

2019年5月16日 (木)

子音と母音を発声でうまく使いこなす

日本語の場合、単音節、すなわち子音と母音が一つずつセットになっています。たとえば「カ」はkという子音とaの母音からできています。このように出る回数の多い母音音声の優勢な言語の場合は、母音をしっかり息を流して発音することがキーポイントになります。母音をしっかり発音し、息を流し、少し長めに読むことを意識すると、子音もより明確になります。例題を読むときに気を付けて読んでみてください。

では、カンツォーネなどでイタリア語を歌う人はどうでしょう。子音をしっかり発音すると、そのあとの母音もしっかり流れることができるという傾向があります。子音に導かれて母音も発音できるのです。たとえば「pr」の二重子音、「str」などの3重子音など、日本語話者にはなじみのないものですが、これをしっかり発音して、前に飛ばすように気を付けるといいと思います。日本語にはない音声で訓練していくことで、より幅の広い声の使い方をマスターしていくことができるでしょう。

(♯β)

2019年5月15日 (水)

Q.母音「あ」の発音が苦手です。

A.「あ」は浅く広がっている感じになりやすいです。イメージを一本、縦に通っていくようにして絞り込みましょう。「あ」での発音は浅くなると、かすれてジリジリなりがちです。そういうときは「ま」、「な」を使いましょう。自然と柔らかく出やすくなるでしょう。音色、高さ、伸ばす長さ、大きさをそれぞれコントロールしましょう。細かく見ると発音によって全部違うものですが、できるだけ発声では統一しましょう。

2019年5月 9日 (木)

高音でのイやエの発音

高い音で、イやエの発音がうまくいかない場合は、舌の問題が考えられます。口の中で舌の位置や、舌の脱力に意識を向けてみましょう。まず口の周りが弛緩しているということが大前提です。耳の下あたりから顎の脱力はできていますでしょうか。

イの母音の際に舌はどの位置にいますか。アやオの母音につられて舌を下のほうにおいて発音していると、イの発音が明瞭にできません。舌は結構上に持ち上げ、舌の両サイドは上の歯の内側に接着するくらいの位置にあるのが理想的です。しかし、それにつられて、唇が横に引っ張られると、高い音がうまくいきません。唇や口蓋はアやオの時のように弛緩して、口の中つまり舌だけでイの母音を作るようにイメージしてみてください。

アーイーアーイーと順番に舌の移動をさせながら発音してみましょう。これで少しずつ音の高さを上げて発声練習してみましょう。鏡で唇が弛緩しているか、横に平べったく引っ張られていないかチェックしながら練習してみましょう。最初のうちは舌を思い通りに動かすのはなかなか至難の業に思えると思いますが、これも慣れでうまく動かせるようになります。習慣がつくまで、しばらく練習が必要です。(♯β)

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