Q.顔のパーツと関連させた感情表現トレーニングは、できますか。
A.いくつかのことばを例示します。これを使ってみてください。
頭 痛い、苦悩
目 目をむく、目くじらをたてる、目がすわる―怒り、目をみはる、目ん玉が飛び出る、目を白黒させる―驚き
以下、そのパーツのことばで表される感情を考え、表情づくりと絡めつつ学んでみてください。
眉 眉をひそめる、よせる、あげる
歯 歯ぎしりする
舌 舌を出す、舌を巻く
口 口を尖らせる
A.いくつかのことばを例示します。これを使ってみてください。
頭 痛い、苦悩
目 目をむく、目くじらをたてる、目がすわる―怒り、目をみはる、目ん玉が飛び出る、目を白黒させる―驚き
以下、そのパーツのことばで表される感情を考え、表情づくりと絡めつつ学んでみてください。
眉 眉をひそめる、よせる、あげる
歯 歯ぎしりする
舌 舌を出す、舌を巻く
口 口を尖らせる
A.いくつかのことばを例示します。これを使ってみてください。
あご あごをなでる
肩 肩を落とす、肩をふるわせる
手 手に汗を握る
腹 腹の皮をよじる
足 地に足がつかない
A.朗読やお芝居の経験の少ない人にとって、表現をどうすればよいのかというのは大きな課題だと思います。読書が好きな人でも、黙読しているのと声を出して読むのとでは、なんとなくイメージが違ったり、「こんなつもりではないんだけどなぁ」というような表現に聞こえてしまったりという場合もあると思います。このような部分は、聞き手にとっては退屈に感じてしまう要素なので、改善していきたいですね。
このような場合の改善のヒントになるのは、英語でいう5W1H(Whenいつ、Where どこで、Who 誰が、What 何を、Why なぜ、Howどのように)を明確に伝えることや、登場人物の気持ちを大事に表現することではないかと思います。特に感嘆詞がついているような場合は、気持ちが強く表れる部分だと思いますので、特に印象に残るように前後の内容を考えつつも大胆に表現してみるとよいと思います。
また、接続詞をどのように表現するかもとても重要だと思います。順接や並列の場合は、前の内容と同じような内容だと思いますが、逆説の場合、話の内容や場面が変わるきっかけとなります。接続詞の部分を読む段階で、次に来る内容を予測させるような表現方法が必要になると思います。
これらを言葉の強さや緩急のテンポ感、間の取り方などを総合的に組み合わせて、聞いている人が自然とそのお話に引き込まれていくような世界観を作っていけると理想的です。(♭Я)
A.声や音に執着してしまって、なかなか自由な音楽を演奏することができないというような状態になっている人は、思い切って視界を変えていく必要があると思います。歌うこと=声や音と結びついてしまっているのであれば、この状態を切り離す作業を行うとよいと思います。
そのための練習方法としては、音やリズムを置いておいて、歌詞をセリフのように朗読するとよいと思います。音やリズムがついた状態では、なかなか分離することが難しいのですが、歌詞を朗読すること、しかも、セリフのように大胆に伝えようとすることで、本来自分がその歌詞から感じ取れる内容や、伝えたいことを再認識することができるようになると思います。
この感覚を忘れて、音やリズムをなぞってしまうと、本来の音楽がしっちゃかめっちゃかになっている可能性が大いに考えられます。何を伝えたいのか、どのような気持ちを表現したいのか、そのためにはどのような声の強さで、どのような声の色で歌えばいいのか、旋律の色彩、オケの色彩、そして自分の歌いたい色彩はどのようなものなのか、ということを大事に考えられると、表現豊かに歌えるようになっていくでしょう。(♭Я)
A.「喉に引っかかる感じ」という表現はよく耳にします。その状態というのは、息が減ってしまうために喉で押してしまう、それによって喉の摩擦を感じる、という場合がほとんどです。ですが今の段階で、発声では声が出しやすい、というのがとてもよい点です。発声でも喉に引っかかる感じになっていたら話は別ですが、しっかり声を出すときには、もうちゃんと息を流せているので、発声でのよい感覚を、朗読の声にも応用させていきたいところです。
その方法として、発声(適当な音型)-読む(適当な短い文)-発声-読む、と交互に行ってみるのが効果的です。このとき、朗読で構えてしまわない、発声での息の流れをリセットさせないためにも、間髪入れずに、次々と交互に行うことがポイントです。律儀に発声を一通りやった後で、朗読・発音の練習、と考える必要もありません。いつでも、今の状態に合った練習方法を取り入れていけばよいのです。(♯α)
具体的にできることは、息をしっかり吐くことです。最低限、自分の目の前に一本のろうそくに火がついていて、それを消すくらいの息を吐けるように練習しましょう。その息にのせて声を出せるよう訓練してください。
次に言葉のさばき方です。子音をしっかり発音できるよう訓練しましょう。
カ行は、奥舌が軟口蓋にきちんと接して、圧をかけて発音する。サ行でしたら、前歯の後ろに摩擦させる時間をしっかりとること。タ行は舌先が前歯の後ろにしっかり当てて、話すときに息を破裂させるようしっかり吐きます。子音によって、舌や唇の当たり所が異なりますが、しっかり当てて、破裂させたり息を流すことで、子音を強調して話すことで、客席まで声を届けることができるでしょう。大事なことはそのセリフがどんな感情から発せられているかをしっかり分析することです。(♯β)
A.それぞれ使い分けてください。
「おはよう(ございます)」(1.上司に 2.同僚に 3.部下に 4.両親に 5.彼に)
「ごめんなさい」(1.申し訳なく 2.やさしく 3.強く)
「けっこうです」(1.遠慮して 2.怒って 3.きっぱりと)
「とてもおもしろかった」(相手をかえて)
「お疲れさまでした」(状況をかえて)(♭б)
A.「たらちね」
自らことの姓名は、父はもと京都の産にして、姓は安藤、名は敬三、字(あざな)は五光(ごこう)、母は千代女(ちよじょ)と申せしが、三十三歳の折りある世、丹頂の鶴の夢を夢みてはらめるがゆえに、たらちねの胎内を出でし時は鶴女と申せしが、成長の後、これを改め、清女(きよじょ)と申し侍るなりィ。
「寿限無」
じゅげむじゅげむ、五こうの摺り切り、海砂利(かいじゃり)水魚(すいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ)、電来松(うんらいまつ)・風来末(ふうらいまつ)、食う寝る所に住む所、あぶらや小路のぶら小路、パイポパイポ、パイポのしゅうりん丸(がん)、しゅうりん丸のぐりんだい、ぐうりんだいのポンポコピーのポンポコナァの長久命(ちょうきゅーめー)の長助。(♭б)
A.[M]練習中はどうしても心身に、いつもと違う力が働くものです。大きく背伸びと深呼吸して、すべてを忘れてください。無意識に使っている、日常の何気ないことばを言うところに戻してみましょう。
1、(ご飯)お変り
2、お茶
3、ちょっと
4、あっ忘れた(♯)
A.[M]感情をのせるメニュ 話すときに感情をのせるのではなく、話す声に感情が含まれているようにイメージしてみましょう。つまり、声に感情がのっている、というのはあなたの感情があって、声となって出て、それがことば、という形をとっているという流れをみるのです。そのために、次のプロセスを実習しましょう。(感情)は変えてもかまいません。
1、(嫌になってしまった)→ため息「はぁー」深いため息
2、(痛くてつらい)→呻き「うー」
3、(怒ってきた)→叫び「アー」
4、(驚く)→「アア!」
5、(恐い)→「ワー」「キャー」 動物になって、呻く、吠えるなどということもやってみましょう。 (♯)
00.同問異答(20人のヴォイストレーナーと専門家の回答) 01.姿勢 02.呼吸 03.発声 04.発音/言葉 05.声域/声区 06.声量/フレージング 07.共鳴/ミックスヴォイス 08.リズム/リズム感 09.音程/音感/聴音 10.歌唱とステージング 11.トレーニング/日常の練習 12.表現/オリジナリティ 13.知識/医学/科学など 14.メンタルヘルス 15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー 16.一般/会話/話し方など 17.喉、身体 、生理学 18.トレーナーについて 19.ヴォイストレーニングの考え方 20.このQ&Aブログについて 21.その他、アーカイブ、研究所史 22.音大、教育法、声楽、クラシック、オペラ 23.他のスクール、トレーナーのレッス ン 24.声の基本メニュ 25.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー 26.研究所のレッスン 27.レッスン受講について 28.福島英 29.ブレスヴォイストレーニングメソッド 31.体と息のメニュ 32.発声、声量のメニュ 33.発音、ことばのメニュ 34.共鳴、声域のメニュ 35.せりふ、感情表現のメニュ 36.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ 37.ビジネス、話し方のメニュ 38.メンタル、パフォーマンスのメニュ 39.歌唱、ステージングのメニュ 51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A] 52.(☆~☆☆☆)[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]