Q.ハモリで他の人の声を聴くと音がわからなくなるのをなくす
A.二重唱・三重唱・四重唱…と人が増えるほど、さまざまな音の中で歌うことになります。他の音を聴かずに自分のパートだけ歌うことはどうやっても叶わないので、他の音を聴きながら自分の音を歌うことを訓練し、慣れていく必要があります。
ハモリのある曲を歌う予定がなくても、日頃から主旋律の下の音(又は上の音)を取る練習を取り入れていきましょう。現実的には、いつも誰かに主旋律を歌ってもらいながらの練習は難しいので、自分でピアノを使い和音を弾きながら行います。
例えば「ドミ」と3度の和音を弾き、その和音を聴きながらドの音程で声を出します(アー、ハミングなど何でもよいです)。ドの音程が取れたなら、それは「ミを聴きながらドを歌った」ということです。同じように「ドミ」の和音を聴きながら今度はミの音程で声を出します。次に、ドだけを弾き、ドの音を聴きながらミを歌う、というように音を減らしていきます。これに慣れてきたら、「ドミソ」と音を増やして同じように練習します。このような地道な努力が必ず実を結びます。
誰にでも得意・不得意はあるので、始めから苦手とわかっているものは、他のことよりも時間をかけて練習していけばよいのです。(♯α)