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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

00.トレーナー共通Q&A 同じ質問に対するトレーナー複数名の回答(同問異答)

2019年4月27日 (土)

Q. 声によい食べもの、飲みものを教えてください。

. 声によい食べものと聞いてすぐに思い浮かぶのは、金柑ですが、お正月くらいしか食べられないのが残念です。手軽に活用できるものとしては、蜂蜜と大根おろしが、それぞれ、殺菌作用と抗炎症作用が期待できるので、よく使います。大根蜂蜜 (大根を蜂蜜に漬けて出た汁)のほうが、より効果があるようですが、作り置きが面倒なので、つい別々に食べてしまいます。

また、粘膜によいとされるビタミンAを多く含む、人参・カボチャ・レバー(他にも、ウナギなどまだたくさんの食品がありますが)も、喉が荒れ気味のときは、進んで食べるようにしています。

飲みものは、声が疲れたときの炭酸水は、昔からはずせません。メロンやチョコレート、珈琲・紅茶・烏龍茶と並べて、「歌う前には、喉が荒れるから絶対に口にしてはダメよ。」と、恩師に言われた気がしますが、実際に、声楽家の男性の多くが活用しているのを目にしました。最近は、炭酸水には、血行促進作用があると知り、なるほどと、胸をなでおろしています。

食べもの・飲みものには、好き嫌いだけでなく、アレルギーなども有ったりするので、自分の体に合わせて選んでいくようにしましょう。(♭Ξ)

 

. 人それぞれですね。アレルギーや体質などもあるので一概によいとも悪いとも言いづらいです。例えば、昔から舞台関係者には本番前は肉がいいという人もいます。個人的には、焼いた肉よりも馬刺しなどがいいですが、本番前に生ものを嫌う人もいます。喉の疲労を回復させるのはビタミンAがいいという話があります。ビタミンAをよりよく摂取するために生肉の摂取がいいといわれています。

ヨーロッパの劇場などでは、本番前はオイル系のパスタを必ず食べる人がいます。脂分を摂取しておく目的と、エネルギーとなる炭水化物を両方摂取するためでしょう。

声によい飲みものというのは、私はあまり気にしていません。よく、紅茶やハチミツなどと聞きますが、テノール歌手の多くは稽古場や楽屋でコーラを飲む人が多いです。私も本番中は炭酸飲料をよく飲みます。単純にリフレッシュの意味もありますが、外国人歌手でもコーラを飲んで歌っている人は多いです。

よっぽどのものでない限りは、いかにストレスを軽減できるか、リラックスできるかということが重要だと考えます。過去の偉大な歌手たちの自伝などを読むと、本番前に気合を入れるためにウィスキーを一杯のんでから舞台に上がったという人も結構います。(♭Σ)

 

. 私は食事のときに身体によい食べものは意識していますが、声によい食べものという捉え方をしてはいないので具体的な返答ができません。飲みものに関しては、これと限定するものはないですが、季節を問わずに温かい飲みものを意識して飲んでいます。特に冬場は冷える上に乾燥も気になるので、歌う前には温かい飲みものを取っています。私はお茶や紅茶ですが、同僚に聞いたらポットの中身が白湯の人もいました。

ちなみに喉のケアで摂取しているものとして、マヌカハニー(MGO 400⁺)、プロポリスなどがあります。マヌカハニーは乾燥対策はもちろん、抗菌作用があるので普段から予防に、もしイガイガしたり喉が不調のときも助けになります。プロポリスも予防として身体の免疫を上げるために取っていますが、喉が不調のときはさらにプロポリスでうがいをしています(その後、飲み込みます)。よい声を出すために楽器である身体を整えるという意味ではプロポリスにかなりの信頼を寄せています。(♯α)

 

. 一般的には、刺激物はできるだけ避けた方がよいと思います。辛い物は特に通常よりも炎症に近い状態になると思いますので、通常であればそれほど気にすることではありませんが、本番前に特別辛いものを食べるなどは、できたら避けた方が無難だと思います。

また、極端に冷たい物を飲んだり食べたりということも、喉を冷やし過ぎてしまうと思いますので、できたら避けた方がよいでしょう。夏場などはどうしても冷たいものをとることが増えると思いますが、ほどほどを心がけた方がよいと思います。体調面を考えても、冷たいものばかりになってしまうと、内臓が冷えることになり、疲れやすくなると思います。

お腹が弱い人は不調になりやすくなると思いますので、暑い日でも冷たいものはほどほどに、時々温かいものをとることも必要ではないかと思います。喉の調子が悪い時、風邪などで明らかに炎症状態になっていると思われるときは、はちみつをお湯で溶いてレモンの果汁を入れたものを飲むことが多いです。はちみつには弱いながらも消炎作用がありますので、ほかのものを飲むよりも多少効果が期待できますし、ひどくなる前でしたら、これだけで解決する場合もあります。体に優しい食べもの、消火によい食べものを選ぶとよいのではないかと思います。(♭Я)

 

. 喉は粘膜で覆われていますので、粘膜を強くする食べものをお勧めします。よく言われるのは、ビタミンAを含む食品ではニンジンのカロチンがいいと聞きます。そのほか緑黄色野菜やレバーにも含まれているそうです。私は栄養士さんに勧められてサプリメントでも補うようにしています。

それからビタミンBも粘膜の強化によいと聞いたことがあります。魚や肉、納豆などにも含まれています。

飲みものに関しては、水分不足は粘膜の大敵ですので、よくとるようにしています。ポカリスエットのようなものは吸収されやすく、風邪の脱水症状予防にも使われます。

本番前に避けるように言われるのは牛乳などの乳製品です。生の果物のジュースなど酵素たくさん含むものも、歌う直前は避けるようにしています。

飲みものではないかもしれませんが、最近は油に注目されていて、オリーブオイルやココナツオイル、亜麻仁油などをそのまま飲む健康法もあるようです。

はちみつやプロポリスなどは、風邪をひきそうになったときに取るようにしています。マヌカハニーというはちみつは抗菌作用が強く、大変効果があるようです。(♯β)

 

. 声によい食べもの、飲みものはあまり知りませんが、控えたいものは、刺激の強いもの、冷たすぎるもの熱すぎるものです。

歌う前に食べたほうがいいとか、なにも食べないほうがいいなど、人それぞれの習慣と体質があります。生卵を飲むとか強いお酒を一口飲むとか、びっくりするようなエピソードも有名歌手の中にはあります。

一概にこれがいい、悪いというのは、私は決められないと思っています。

個人的には、ステージの前には炭水化物を食べてエネルギーを十分に摂ります。飲みものはあまり熱いものは飲まず、なぜかリンゴジュースを飲むとよく声が出ると学生の頃試験の時に気づいて以来、リンゴジュースがジンクスとなっています。根拠はなく、ただ自分がそれが落ち着くという理由です。(♯ё)

 

. 自分が食べたいと思うものを食べ、飲みたいと思うものを飲むのがいいと思います。仮に声によい食べものがあったとしても、それが嫌いな食べものだった場合、食べるストレスのほうが声に悪い気がするのです。普通にバランスのよい食生活をするのが一番大切ではないでしょうか。

ここでは、声に「悪い」と私が考える食べもの、飲みものを上げます。(実際にはここに書いた声に悪いとされる食べもの、飲みものを多用されている歌い手さんもいます。)

1.たばこ。食べものでも飲みものでもありませんが声に悪い筆頭です。もっとも私は一本も吸ったことがないため、どのように悪いかはわかりません。たくさん吸う歌い手さんもいます。

2.酒。お酒もたばことまったく同じと考えます。お酒をたくさん飲む歌い手はいっぱいいますし、私もオペラの稽古などで裏方さんとよく飲んでいました。しかし今では一滴も飲みません。歌に何のメリットもないと思うからです。喉の水分を奪いますし、飲みすぎると次の日には頭が痛くなって正しいトレーニングができません。コーヒーやウーロン茶も喉の水分を奪うと嫌う人がいますが、酒の比ではありません。(私はコーヒーはよく飲みます。)

3.冷たく冷やした飲みもの。私は水もできるだけ常温で飲みます。喉を直接冷やさないようにと考えています。(♭∴)

 

. 何か特別なものを摂取するのでなく、暴飲暴食をせず、普段からバランスのよい食事を心掛けることが大切だと思います。

私は大切な舞台の23日前には赤身のステーキを300gほど頂きます。喉の表面が潤いますし、力が出ます。ただし、前日や当日では効果が感じらません。むしろ、濃い味付けのものは口腔内のバランスが狂うので避けます。

他にパフォーマンスの当日に避けるものは、辛いもの、冷たいもの、刺激の強いもの、烏龍茶やジャスミン茶のように油分を洗い流す飲みものです。でも、何もない日なら気にせず口にします。

ひどく声帯を荒らしたときには、コラーゲンドリンクが効きました。何種類か試しましたが、一番効果があったのは一本千円ぐらいするものでした。プラシーボ効果かも知れませんが。お肌にいいとされているものは、声帯にもいいと考えて間違いないです。

あとは本番前日に必ず食べるものがあります。ケーキです。特段、喉にいいわけではないですが、景気づけです。ケーキだけに…冗談はさておき、「これを食べると上手くいく」というものを自分で決めて、毎回食べるのもよいかと思います。自分によい暗示をかけてあげるのです。(♯∂)

 

. 声によい食べもので、真っ先に思い浮かぶのは、牛の生肉です。生が苦手な人は、ある程度、火を通したものでもよいと聞いたことがあります。本番の日の朝に牛丼を食べて出かけていく人の話を聞いたこともあります。

なぜでしょうね、根拠はわかりませんが、恩師からそのように教えてもらい、私自身も実践しています。

飲みものは生姜湯、はちみつレモン、かりんジュースなど、喉が滑らかになるような飲みものがよいです。生姜は身体を温めます。紅茶でうがいをするのもよいそうです。歌う前に飲むと渋みで喉が引っかかることもありますので(ウーロン茶も)注意しなければなりませんが、うがいには殺菌効果があるそうです。

食べないほうがよいものは、辛いもの、刺激のあるものは避けたほうがよいようです。激辛ナントカ…などというものは、歌ったり喋ったりする喉の粘膜に刺激が強すぎます。香辛料の入っているものを食べることによって、お腹の調子までおかしくなることもありますので本番前は避けますが、それ以外では私自身はあまり神経質にならないようにしています。(♯Å)

 

A.食べものはその人の好み。あまり、気にしない方がよいでしょう。

のども筋肉ですから、使う前に冷たいものや氷はよくありません。辛すぎる、刺激が強い、冷たい食べものなどはよくないでしょう。ウーロン茶も、のどのねばりを取るように感じて嫌がる人がいます。

食べものは、スポーツ選手と同じで、栄養価の高いものがよいでしょう。ちなみに声楽家は、大食かつ美食家が多いそうです。太った人もたくさんいました。(♭π)

2019年3月30日 (土)

Q. レッスン前にやっておくとよいヴォイストレーニングを教えてください。

.体と呼吸と声のウォーミングアップを、適度にしておくことがよいでしょう。レッスン内容によっても、少し変わってきます。声を出すことが多いレッスンでは、体と呼吸のウォーミングアップをしっかりとしておくことが大切になります。ストレッチと軽い運動をして、体を充分に動かしやすくしましょう。呼吸のトレーニングもして、声をコントロールしやすくします。

声はレッスンでしっかり使うので、レッスン中に声が疲れたりしないよう、軽めに出すだけにしておきます。声のウォーミングアップ中にとても調子がよい声が出て、レッスン開始時には、もう喉が疲れているなどといったことにならないように、気をつけましょう。

呼吸や息、あるいは体を動かすことが多いレッスンの前には、声はしっかりとウォーミングアップをしても、体や呼吸などのウォーミングアップはほどほどに抑えておきます。レッスン中に疲れてトレーナーの指示に応えられない状態にならないよう、気をつけましょう。

体や声が慣れてくると、レッスン内容と同様のメニュを、ウォーミングアップとして使っても、レッスン中に疲れなくなるかもしれません。そうなれば、レッスン中にさらにその先へ進むことができるでしょう。理想は、レッスン内容と同じメニュのウォーミングアップです。

(♭Ξ)

 

.よい発声をするということよりも体を温めておく、声を柔軟に使えるよう、必要な体の場所をほぐしておくなどが重要かと思います。「声を起こす」と言ってもよいかもしれません。重要なのはレッスンを受ける前に声が疲れさせないということです。

1.唇の柔軟(リップロール、等)

2.舌の柔軟(巻き舌の訓練、舌を前にだしたり、舌先を軟口蓋につけた後すばやく前にはじく訓練。舌を前にだして左右に動かす 等)

3.軟口蓋の柔軟(あくびの要領で軟口蓋を上げる、Gの発音の場所を鳴らす。ドナルドダックのような声)

4.下顎の柔軟(舌先を下前場につけたまま、顎を左右に回す。顎を前後に動かす)

5.お腹の柔軟(ドッグブレス、お腹をゆっくりへこませ波うつような動き)

6.肩首の柔軟(肩甲骨を意識しながら回す、首を回す 等)

7.6を行いながらハミングや好きな母音を音程は決めず楽にでる音域で音をだしてみる。

8.仰向けになり13を力まないように楽に出る音域を、ハミングや母音で歌ってみる。(♭Σ)

 

.声を出せる環境からレッスンにいらっしゃるのであれば、発声や曲を歌うなど声を出しておくと、出さないで始めるよりレッスンの効率は当然上がります。ただトレーニングの内容は、人それぞれなので明言することは控えます。ご自身の声が早く立ち上がるトレーニング方法を把握してそれを「ウォーミングアップ」として行うのがよいでしょう。時々ご自宅やカラオケで12時間位声を出してきたという人がいますが、やり過ぎです。レッスンではすでに声が疲れ気味の場合が多々あります。

一方で出先やお仕事先からいらっしゃるのであれば、声を出して来られなくとも、例えば着くまで歩きながら息吐きをする、ちょっとした時間に身体を広げるストレッチをするなど、声を出すための「身体」を少しでもウォーミングアップすることです。是非試してみてください。(♯α)

 

.レッスンで出された課題を、復習しておくとよいと思います。自宅でできるような課題であれば、その課題をこなして次のレッスンに臨まれると、先の課題に進みやすくなると思います。実際に声を出して練習するに越したことはありません。

体が硬い人や息が吸いにくいという人は、事前に体をほぐしたり、ブレスの練習をしておくと、役立つと思います。

付け焼刃ではなかなか改善されないのがヴォイストレーニングなので、少しでもレッスンで得た内容の状態を、日常に応用してみてください。

トレーナーとしては、改善点を見出し、次への課題を提供します。できるだけ課題をこなしてみてください。すぐに完璧なものにならなくてよいです。繰り返し行い、実力を上げていくことが目的です。(♭Я)

 

.私はいつも現場に向かうときにやっていることがあります。特に久しぶりに声を出すとき、現場についてすぐ歌わなければならない時などは必ずするようにしています。

まず口蓋を上げながら息を吸い込んで、口蓋を上げることに慣れます。しばらく歌っていないと口蓋がなかなか上がらないことがあり、これができないと声がかすれてしまうからです。次に舌根を下に下げて喉の奥を開けるようにしながら呼吸します。このように喉の奥を開けることに慣れさせます。

そしてお腹を動かしながら呼吸をして、体全身で息を吐けるようにアップします。お腹がフレキシブルに動くようなったら、次は横隔膜を動かします。ドッグブレスのようにします。これも歩きながらでもできます。そして横隔膜の動きに合わせて声も出していきます。短く「アッアッ」と声帯を合わせて発声します。

最後に、どこでも人に迷惑が掛からずできる発声としましては、ハミングで小さい音で「ンー」と低音から少しずつ上げていきます。

このようなことをやっておけばレッスンで、すぐ声を出せるのではないでしょうか。(♯β)

 

.いきなりフルヴォイスを出すと故障の原因になるのは声もスポーツも同じなのです。運動前のウォーミングアップと同じように考えるとよいと思います。

レッスン前だけではなく、日々のトレーニングのメニュにしてもよいと思います。

身体をほぐす順番に記します。

・あくび

あくびをすることはできますか(毎日仕事で精神的に緊張状態で過ごしているという人が、いくらあくびをしようとしてもできないとおっしゃっていました。)

声を出しながら涙が出るくらい大きなあくびを繰り返します。

・喉頭筋のストレッチ

あくびをしたままの喉で(口は軽く閉じてもよい)ゆっくりこれ以上向けないところまで右を向き、5秒キープ。

ゆっくり戻します。同じことを左もします。左右3セット行います。

aeの母音で舌根を柔らかくするトレーニング

口の形ではなく、舌の位置を変えてaeの母音を交互に出しながらスケールの練習をします。

・リップロール

・タングロール

・低音でのハミングのロングトーン

ハミングをしながら一緒にゆっくり首回しもよいでしょう。

・横隔膜を起こすトレーニング

犬のように「ハッハッ」と横隔膜を動かして起こします。

以上は、大きな声を出さなくてもできるウォーミングアップです。

レッスン前の待ち時間や自宅での練習メニュに加えてみてはいかがでしょうか。(♯ё)

 

.次のような息吐きのトレーニングをやっておくとよいと思います。

1.弱めに「ふー」と息を吐く。息を吐いてしまっても、数秒はそのままの方向におなかを動かし少し待ってからおなかをリラックスさせます。そうすると息が自然に入ってきます。これを数回。

次に前屈をしながら同じことをやります。下に倒しながら息を吐ききり、バウンドを軽くつけながら最後まで吐いてしまいます。数秒待って、ゆっくり息を吸いながら元に戻ります。ゆっくり背骨をまっすぐにして、肩をのっけて首をのっける。これも数回。

2.弱めに「はー」と息を吐く。息が口の上の部分にあたっていることを確認する。数回やったら途中から声を混ぜる。「はーあー」。あくまで息を吐くことをメインに。数回やったらはじめから声を入れる。声を出すことを目的にしない。「あー」。数回。

3.肋骨の下に手を入れて、激しく速く息を吐く。5回ワンセットからはじめて、10回ワンセット、時間で測って5秒~2分程度まで。

.sで息を吐く。弱く長くを数回、強く長くを数回、8拍のカウントで数回繰り返す。(♭∴)

 

.体を活性化させた状態でくると、レッスンはより有意義な時間となります。声を出すというのはアクティブな行為です。

寝起きにいきなりよい声で歌える人はいません。最低限、レッスンの2時間以上前には起きて、誰かと軽く会話をして、少し歩いてからお越しください。

私がおすすめしているのは、ストレッチをしながら強めの呼吸をすることです。上体をひねったり、体側を伸ばしたりしながら、「ハッハッハッ」と1020回鋭い息を吐きます。これで横隔膜が動きやすい状態になります。

ヨガ、軽いジョギング、ラジオ体操、ウォーキングなどの有酸素運動をしてからいらっしゃるのもよいです。

そんな時間の取れないご多忙な人は、駅から着くまで、たくさん息を吸って、なるべく長い時間吐かずにキープしたまま歩いてきてください。移動中にできる横隔膜の鍛錬です。(♯∂)

 

.あまり声を出さずに、ハミングと少し声を出す程度でよろしいかと思います。

・ハミングで5度の音階(ドレミファソファミレド)を上下無理のない音域で。

・ハミングでほぼ1オクターブ(ドレミファソラシドレドシラソファミレド)の音階を上下無理のない音域で。

・好きな母音で声を出して5度の音階を上下無理のない音域で。

これらのトレーニングをする前に、歩いたり、ストレッチをしたりなど体を動かし、体全体の血行をよくすること、ブレスのトレーニング(例えば、長く息を吐ききった後に息を吸う。など)をすることをお勧めします。(♭й)

2019年2月23日 (土)

Q.音大について知りたいです。感想や音大で学んだカリキュラムを詳しく教えてください。

.1年 12年生の間は一般教養の科目が多いので、専門的な科目はあまりありません。それでも、声楽のレッスンは毎週あります。副科のピアノのレッスンも毎週あるので、これらの課題を毎日自主練習しながら、他の科目をこなします。特に印象に残っているのは、バレエ実習です。オペラでは、声楽家がほんの少し踊るシーンも少なくないので、バレエはできるほうが得です。基礎の基礎しかやりませんでしたが、それでも初めての体験でとても興味深く、オペラの現場で役に立ちました。

 

2年 喉の仕組みについて

耳鼻咽喉科の医師による、喉の仕組みについての講義がありました。(かなり過大な期待を持って選択した講義でしたが、医師としては高名でも、講義をするのはまた別な能力を要するのでしょう。ちょっと残念でした。)

 

3年 舞台演技の基礎演習

演劇の舞台などの演出家による演習で、前期は、1時間余り、全身のストレッチをするものでした。ストレッチとしてはかなり役に立ちましたが…。後期は、実際に演劇の台本を使って、本読みをするもので、人物の背景への考察や取り組み方など、本格的な演技へのとてもよい演習になりました。

 

4年 オペラアンサンブル

1学年の89割の声楽専攻生が選ぶオペラコースを、3グループにほぼ均等に分け、それぞれのグループに、現役の演出家と指揮者とピアニストが配置されて、実際のオペラのワンシーン(10分程度)を実演する演習です。3年生から2年間続けての演習でした。卒業後も、何度もオペラの現場で、その演出家の先生とお仕事をさせていただきました。どんなに素晴らしい声が出せても、演技がイマイチだと、プロの目から見ると残念なものだと、よくわかりました。

 

.1年 声楽レッスン、副科ピアノ、和声、教職関連、混声合唱、第九、西洋音楽史、オペラ史

声楽レッスンは師事したかった先生を自由に選べたのでありがたかったです。今思うと西洋音楽史、オペラ史はもっと学ぶべきだったと思っています。混声合唱、第九は、この業界で仕事にしやすい科目なのでお勧めです。

エキストラのアルバイトが来るようになり、さまざまな人や現場と知り合いになりえます。

 

2年 声楽レッスン、副科ピアノ、ドイツ歌曲研究、和声、教職関連、歌曲史、混声合唱、西洋美術史

歌曲研究などは、様々な曲をほかの生徒が歌っていて知ることができるので曲を知るのに有効。歌曲史、西洋美術などは今まさに勉強しなおしたいと思える授業です。

 

3年 声楽レッスン、副科ピアノ、教職関連、オペラ実習、混声合唱、ドイツ歌曲研究、コード伴奏法

オペラ実習が始まり、ここで初めて動きながら歌うことを学びます。思いっきりやると先につながると思います。コード伴奏法は、教える仕事で役にたっています。

 

4年 声楽レッスン、副科ピアノ、教職関連、オペラ実習、混声合唱、ドイツ歌曲研究、オラトリオ実習、

発声の基礎が安定しない時期は合唱、オペラ、オラトリオ、歌曲などの複数ジャンルを一度に勉強するのは、知識、経験としては重要ですが、プレイヤーとしては発声が崩れやすいので声楽レッスンのみに集中して基礎力を高めるということも一つの考え方です

発声が崩れるからという理由で自分の生徒が合唱の授業をとることを禁止する先生もいました。音楽大学にいくことよりも誰に師事するかが一番重要です。コネクションなしに一流音楽家に師事が可能な音大進学は、一つの方法です。

誰に習いたいのかなどを可能な限り下調べしてから、その先生がいる大学を選ぶのがベターかと思います。

 

.1年 実技レッスン、合唱、ソルフェージュ、ピアノ、和声、ドイツ語、イタリア語、ドイツ歌曲演習他

(第三外国語までが必修(英語以外)のため、レパートリーを多く占めるドイツ語を第一外国語にし、ドイツ歌曲やドイツ文学などドイツ語の方を多めに受講。)

:実技レッスンを中心にしながらも、合唱・ソルフェージュ、ピアノなどの必修に加えて、大学なので法学や心理学などの必修科目もあり、必修単位を取ることで忙しいという印象でした。

 

2年 実技レッスン、合唱、ソルフェージュ、ピアノ、和声、ドイツ語、イタリア語、イタリア歌曲演習他

第二外国語をイタリア語にしたので、イタリア語の曲も並行して様々な曲を勉強するよう努めましたが、全体としては英語、ラテン語なども含めて偏らず、オペラや歌曲、古典や現代などを問わず、自分の声質に合うと思われるものを様々な曲を勉強する形で進め、結果としてよい学びになったと感じています。

 

3年 実技レッスン、合唱、和声、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、舞台語発音、学内外の演奏活動(演奏会、オペラアンサンブル、アカペラアンサンブルなど)他

実技レッスンでは見えない(気づかない)ことも、アンサンブルの中での歌唱・音楽作りを経験することで、自分を客観視する助けとなり、複数人で歌う感覚がひとりに立ち返ったときに大いに役立つと感じられました。

 

4年 実技レッスン、オラトリオ演習、ドイツ語、ロシア語他

古楽の曲も勉強し始めたことにより、古楽科のチェンバロや他古楽器との歌唱で声と楽器のバランスや響きの捉え方など面白くていろんな曲に挑戦しましたが、大学という場であったから一緒に勉強できる仲間がいてやりたいことをやれたのだと、自分にとってよい(と思われる)環境を求める、その環境に身を置くことの意味を考えました。

 

.1年 主科(声楽)のレッスンでは、イタリア古典歌曲をメインに学んでいました。ほかの科目としては、和声学、ソルフェージュ、音楽史(古代~バロック)、イタリア語、イタリア歌曲、合唱などを主として学びました。中でも、「音楽と文学」という授業は、オペラの原作となった文学作品を取り上げ、今思うと非常に興味深い授業でした。これに加えて、教員免許を取るための教職課程の授業として、教育法規、民族音楽、法学などの授業を受けました。副科ではピアノのレッスンを受けていました。

 

2年 主科(声楽)のレッスンでは、トスティの歌曲をメインに学んでいました。ほかの科目としては、引き続き、和声学、ソルフェージュ、音楽史(古典~ロマン派)、イタリア語、イタリア歌曲に加え、ドイツ語、ドイツ歌曲、合唱などを主として学びました。これに加えて、教員免許を取るための教職課程の授業も引き続き受けました。副科のピアノのレッスンも引き続き受けていました。朝から夕方まで隙間なく授業が入る日が多かったと思います。

 

3年 主科(声楽)のレッスンでは、オペラのアリアを歌わせてもらえるようになりました。ほかの科目としては、引き続き、和声学、ソルフェージュ、音楽史(近現代)、イタリア語、ドイツ語、ドイツ歌曲、合唱などを主として学びました。

指揮法教程という教科書をもとにピアノを相手に指揮をして、バトンテクニックを身につけるという指揮法の授業や、授業に出ている学生が交代で歌ったり指揮をして実践的に演奏していく、合唱指揮法という授業は、勉強になりました。

教員免許を取るための教職課程の授業として、音楽科教育法という教育実習に向けての予備授業を行うような授業も入ってきました。

オペラ実習の授業やオラトリオの授業が取れるようになり、フィガロの結婚やコジ・ファン・トゥッテを題材として、シーンごとに学び、年度末に試演会という形で本番を迎えました。

副科のピアノのレッスンに加え、もう一つ、ヴァイオリンのレッスンも受けるようになりました。

また、オペラ実習とは別に、オペラ公演を行うゼミの授業に参加し、「こうもり」というオペレッタをオーケストラと舞台装置を使って上演するという経験を得ました。

 

4年 主科(声楽)のレッスンでは、オペラのアリアを中心に学び、オペラ実習はコジ・ファン・トゥッテを主として学びました。ゼミのオペラ公演では、ドン・ジョヴァンニを日本語上演で、舞台装置とオーケストラがついた状態で学びました。副科が一つしか取れなくなったこともあり、ピアノをメインにしました。

変わった授業としては、スコアリーディングという、オーケストラの楽譜を見ながらピアノで弾くという授業なのですが、歌い手はあまり関係のない移調楽器の楽譜の読み方を学ぶことができたのはいい経験になり、今になって、自分の歌うオペラ作品をフルスコアを見ながら学べることにつながっています。

教育実習では指導方法や生徒との関わり様々な学校の仕事を学ぶことができ、いい経験になりました。

 

.1年 合唱、ソルフェージュ、個人レッスン、ピアノ、和声、イタリア語、ドイツ語、音声学、音楽史、体育、教育心理学

毎日、初めて取り組むような授業だったので、ついていくのに精一杯でした。1限がソルフェージュ、2限が合唱の授業で、これが13年生まで続き、朝一から歌わなければなりません。自分の技量を磨くというより、このカリキュラムをこなすだけで一年があっという間に終わったという感じです。授業の充実もさることながら、文化祭でオペラをやったり、学外の催し物や、大学主催のオペラをやることもあったので、人間関係が広がりチャンスも増えました。

 

2年 合唱、ソルフェージュ、個人レッスン、ピアノ、和声、イタリア語、ドイツ語、音楽史、劇場論、邦楽副科実技(長唄、謡曲、三味線、筝など)、音楽教育法、スペイン歌曲、古楽アンサンブル

学校に慣れてきて、やっと自分の声とも向き合う余裕が出てきます。また、スペイン歌曲やバロック音楽など、普段触れる機会がないジャンルにアカデミックに取り組むことができました。日本で知らない人はいないような有名な指揮者に教えを乞うこともでき、とても充実します。また、クラブや大学のイベントで、メサイヤやレクイエムなど、オーケストラとの共演も経験します。

 

3年 合唱、ソルフェージュ、個人レッスン、ピアノ、和声、イタリア語、フランス語、副科筝曲、バレエ、舞台語発音法、フランス歌曲、リコーダー、

オペラの実習が始まります。これは実際にモーツアルトなどのオペラの一部を、相手役と演じて歌い、指揮者と演出家に稽古をつけてもらいます。バレエの授業も始まり、いよいよ舞台人としての身のこなしなども学びます。舞台での発音の仕方などもとても役に立ちました。余裕が出て来たので、ピアノ以外に、筝曲を副科でとりました。そのほか、トランペットやヴァイオリンなどのメジャー楽器から、チェンバロ、邦楽、日本舞踊、お能などあらゆるジャンルの音楽を選択することができました。

 

4年 個人レッスン、オペラ実習、声楽アンサンブル、声楽史、身体論、教育実習、イタリア語、

教育実習があります。前期後期試験、学内演奏会、など演奏の機会がぐっと増えていきます。定期演奏会のオーディションを受ける権利も発生します。

9月には大学院の試験があるため、みんな必死で勉強します。

大学院は倍率が高く狭き門で、同期でストレートで進めたのは60人中僅か10名ほどです。1年生からなるべく長期休みごとに海外に行って、外国とのパイプを持つこと、外国のレッスンに慣れることをお勧めします。

大学がすべてではないし、西洋音楽をやるからには、その国の言語文化を知る必要があると思います。語学ができると演奏もチャンスも機会が広がります。

 

.1年 音楽教育コースで入学し、教養科目が必須でその単位をとるのが主でした。声楽のレッスンは週に一度。あとは個人レッスンによく通いました。

 

2年 音楽教育コースから声楽コースに転科したので、春休みに試験を受けました。声楽のレッスンではイタリアの古典歌曲が中心でした。

 

3年 副科でヴィオラのレッスンを開始。声楽レッスンはオペラのアリアを中心にしていました。

 

4年 卒業演奏、教職のための教育実習などが忙しかったです。

音大は、先生の影響がとても強いので、習いたい先生がいるとか、どうしてもこの授業がとりたいという明確な目的が必要だと思います。学ぶ中で出会いや気づきが出てくるということは多いですが、あくまでも自分が何をしたいのか、人生の中で音楽をどのように存在させるかということをよく考えてみることが大事だと思います。

 

.私は音大ではなく、国立大学教育学部の音楽専攻で学部4年間を過ごしました。

 

1 教育分野の必須科目、声楽レッスン(30分程 週1)、副科楽器(オーケストラ)、専攻生、副科生合同の合唱、オーケストラ、オペラ実習授業(各々週1)、語学(英語必修、他言語選択)、声楽試験(2)、副科楽器試験(2)

教育学部らしく、教育分野の必須科目が多かったです。そこに時間を割かれる割合が高いため、専攻分野など自分の時間は少なかったと思います。

 

2 1年次とほぼ同じ+楽曲分析(但し、教育分野、語学の単位を1年次で取得していれば、これらの授業の履修は少なくなる)楽曲分析は、シューベルトの「冬の旅」を1年間かけて分析しました。当時はドイツ語の歌に殆ど触れていなかったため、この授業に新鮮な刺激を受けました。

 

3 声楽レッスン(3045分程 週1)、副科楽器(オーケストラ)、専攻生、副科生合同の合唱、オーケストラ、オペラ実習授業(各々週1)、声楽試験(2)

この学年より専門色が強くなります。後期の声楽試験は、これまで(ギャラリーは同学年の声楽専攻、声楽の先生のみ)とは違い、全学年の学生、他専攻の先生方もご覧になります。相当緊張したのを覚えています。

 

4 声楽レッスン(3045分程 週1)、副科楽器(オーケストラ)、専攻生、副科生合同の合唱、オーケストラ、オペラ実習授業(各々週1)、声楽試験(学内で1回、学外の会場にて卒業試験)、教育実習(5月~6月に実施。二週間)

教育実習にて他人を教えることについて、自らの力不足を痛感し、まだまだ勉強が必要と感じました。

声楽試験は前期は3年次後期と同じ方式で、卒業試験は学外の会場にて一般のお客様も招き実施。どちらも緊張し、力不足を感じました。また、ピアノとイタリア語は学外で学びました。副科ピアノの授業がなかったこと、イタリア語の歌唱を勉強する機会が多かったからです。

 

.日本の音大で学ぶ注意点から、まとめます。

まず「三流根性」に気を付けることです。日本は残念ながらクラシック音楽の本場ではありません。日本で一流とされる音大でも、日本の組織の悪い面がかなり出ている気がします。

特に次の二点はものすごく感じました。

学生同士は全く無意味な足の引っ張り合いをする。先生は弟子を伸ばすことを考えずただ偉そうにしている。(全員が、ではありませんが、かなりそういう面はありました。)

教師も学生も一丸となって、世界一を目指す、そういう組織であればいいのにといつも思っていました。

(ちなみに私は、一人のトレーナーにすぎませんが、当研究所はそういう組織であると誇りに思っています。)

目的意識をはっきり持って、学ぶことを学び、早く海外に行くことを進めます。

音大の具体的なカリキュラムは、はっきり言って専攻実技は個人レッスンなので特にカリキュラムはありません。音大に行く醍醐味は専攻以外のカリキュラムにあると考えます。しかも学年別ではなく、4年間を通じて卒業までに履修すればよいものが多いので、項目別に書きます。

 

.1.ソルフェージュ

音大卒とそうでない人たちが大きく違うのがこのソルフェージュ能力であると思います。ソルフェージュ能力とは、大雑把に言うと初見演奏能力=「楽譜を見たらその場ですぐに歌ったり演奏したりする能力」です。(日本ではソルフェージュというと音符の書き取りを思い浮かべる人が多いでしょうが、海外では初見演奏能力のことを指すのが普通です。)例えばアマチュアピアニストは、うまいかもしれませんが一年に一回発表会で弾く曲を仕上げるのが精いっぱいかもしれません。アマチュアオーケストラでは一年に一回の本番かもしれません。プロのピアニストは、飛行機の中で新しい楽譜を渡されて降りたら暗譜で本番、プロのオーケストラは、練習なし初見の本番というのがあります。

アマチュアとプロの大きな違いは、読譜の速さ、にあると考えられます。この能力は、難しそうですが、訓練によって身につく能力です。具体的にはダンドロというフランス人が書いた教科書で音符を速く読む練習をしたり、やはりフランス人のノエル・ギャロンやマルセル・ビッチの書いたピアノ弾き歌いの練習曲集で訓練します。

和声や対位法などの作曲理論の基礎、スコアリーディング(スコアをピアノで弾く、いろんな移調楽器を即座に移調して実音で弾く技術。これはオックスフォードから有名な教科書が出ていて、その教科書を前から順番にピアノで弾いていけば身につく。)が学べる音大や学科もあるでしょう。それらもすべて「楽譜を速く正確に読む」訓練に入ると思います。

 

2.西洋音楽史

これは音楽家の大切な教養です。とくにバッハより前にどれだけ素晴らしい作曲家たちがいてすばらしい音楽があったか、音大に行かないとなかなか知らないでしょう。実際に楽譜を見ながらCDを聴いたりする授業もあります。以下はバッハ以前の偉大な作曲家たちの名前を思いつくままに:ジョスカン・デ・プレ、パレストリーナ、ヨハネス・オケゲム、ハインリッヒ・イザーク、ギョーム・ド・マショー、ギョーム・デュファイ…。

 

3.外国語(ドイツ語、イタリア語、フランス語)

これは一般大学でも学べるでしょうが、一般大学では文学を研究している日本人が教えるのが普通ではないでしょうか。音大ではネイティブの外国人がかなり実践的に教えてくれました。

 

.1年 必修:声楽個人レッスン、合唱、ソルフェージュ、副科器楽(ピアノ)、語学(第1、第2外国語)、和声、音楽史、一般教養課程

選択:語学(第3外国語)、記譜法

1年目は一般教養課程の履修が必要なので、朝から夕方まで週5日のカリキュラムがあって、一番大変です。語学はやる気さえあれば何ヶ国語でも勉強できます。私は4年間で独伊仏羅露の5ヶ国語を。

 

2年 必修:声楽個人レッスン、合唱、ソルフェージュ、副科器楽(チェンバロ)、語学(第1外国語)

選択:語学(第2、第3外国語)、ディクション、コレペティによるレッスン、古楽アンサンブル

必修科目を落とさなければ、好きなだけ勉強できます。副科器楽は2年間ピアノを習う人がほとんどですが、他の鍵盤楽器でも構いません。

 

3年 必修:声楽個人レッスン、合唱、バレエ

選択:オペラ実習、オペラ史、語学、副科器楽、ディクション、コレペティによるレッスン、古楽アンサンブル

必須がぐんと減るので、自由度が増します。オペラ関係の選択科目が増えます。大学院でオペラ科に進みたい人は必修です。

 

4年 必須:声楽個人レッスン、声楽アンサンブル、演奏会2

選択:語学、副科器楽、ディクション、コレペティによるレッスン、他クラスのレッスン受講、古楽アンサンブル、バロックダンス

総仕上げです。年に2度、演奏会形式で試験があります。

 

.カリキュラムについては、希望大学のホームページなどで確認するのが正確です。 シラバス(授業内容)なども公開されていますので、調べることです。夏期講習やオープンキャンパスなどに参加し確認するとよいと思います。

そのようにして、自分で考える、自分で感じる、自分で選ぶ力をつけることです。

 

1年 ドイツ語Ⅰ(必修外国語から4年間で10単位以上)、文学Ⅰ(必修)、美術(必修)、経済学(必修)、体育(教職必修)、ソルフェージュⅠ(必修)西洋音楽史Ⅰ(必修)芸術特別研究Ⅰ(必修)音響学、ピアノ1Ⅰ(必修)、声楽2Ⅰ(必修)、合唱1(必修)、作曲Ⅰ(必修)、教育社会学、生徒指導論(教職)

1年生は主科実技、副科実技の他に基礎知識と音楽家にとっての基礎の科目が多いです。音楽高校出身の私としては、中学高校の復習的な要素が多く、あまり楽しいとか勉強になったということはありませんでした。

 

2年 ドイツ語Ⅱ、日本国憲法(教職必修)、情報機器演習(教職必修)、ソルフェージュⅡ(必修)、楽式論、民族音楽概論(教職必修)、オペラ史(必修)、文化史1(必修)、文化史2(必修)、日本芸能史(必修)総合演習(教職必修)、ピアノ1Ⅱ(必修)、声楽2Ⅱ、器楽2Ⅰ(必修)、作品研究(必修)、作曲Ⅱ(必修)、応用音楽概論(必修)、教育原理(教職必修)、教育心理学(教職必修)、教職論(教職必修)、教科教育法(音楽)Ⅰ(教職必修)、道徳指導法(教職必修)、特別活動指導法(教職必修)、視聴覚教育論(教職必修)、総合演習(教職必修)、視聴覚教育メディア論、文化史、社会教育特講1、社会教育特講3

2年生では教職課程の必修が多く短大を併設していたので、教職に関してはそちらに併せて合ったのではないかと思います。音楽系の科目については声楽の人は合唱があったり、1年よりは少し専門的になってくると思います。

私個人としては高校生の頃の方が頑張っていたなと思うくらいで、大学というところは適当に授業を受けていても卒業はできる、先生も親身になってくれるわけでもなく、自分がやる気を持って取り組めば、ストイックに進めばどんどん向上するが、受け身では何も変わらないことを感じ始めました。

 

3年 ドイツ語Ⅲ、対位法、日本音楽概論1(教職必修)、管弦楽概論、芸術特別研究Ⅱ、ピアノ2Ⅲ、伴奏法2、声楽2Ⅲ、指揮法、作曲Ⅲ(必修)、教科教育法(音楽)Ⅱ(教職必修)、学習指導論(教職必修)      

外での活動を増やしていたので、大学は最低限の授業と本当に取りたいものしか取っていません。大学外での実践の活動で得たものが大きいです

 

4年 合奏2(教職必修)、作曲Ⅳ(必修)、作品・研究発表(必修)、卒業作品(必修)、教育相談法(教職必修)、教育実習1(教職必修)

                                         外部のミュージカルの作曲や歌唱指導、伴奏、サークルでの舞台製作を中心に生活して、教育実習があったので週1くらいしか大学には通ってなかったです。

大学では基礎的なことは教えてくれますが、さらに深めたい人は自分で行動するしかない。自分で研究したり、大学内外を問わず学べるところを求めて自分から進んでいく。どこで学ぶかではなく、何を求めて学ぶかが肝心ではないかと思います。

私はコースの授業、例えばミュージカルコースのミュージカル史や、ミュージカル実習、ミュージカルのヴォーカルの授業などを聴講したり、ミュージカルコースの公演の編曲をしたり、稽古ピアノをさせてもらったり、器楽科や声楽科の伴奏としてレッスンや試験をしたりしていたことが、今の仕事につながっています。

 

.声楽科に入学。師事した声楽科の教授がオペラ科に携わっていたので、普通の声楽科の人達よりも将来オペラ科のメンバーのなろうと入学してから歌に没頭しました。オペラ科は大学3年生からオーディションに合格した学生のみ入れるところで声楽科の学生にとって憧れの場でした。

1年 歌レッスンの他に、一般教科、語学(選択制で私はドイツ語とイタリア語を履修しました)専門教科、副科ピアノ、体育がありました。12年生のうちに一般教科などは単位を取得しました。朝から多忙でした。1年のうちはイタリア歌曲、モーツァルトのオペラを歌う。

 

2年 教職課程も取っていたので忙しかったです。大学のレッスン以外に、ホームレッスンといって、大学で師事している教授の家でレッスンをうけました。ワンレッスン約40分ですが一回1万円でした。今でしたら3万円くらいです。月3回はいきました。オペラ科に入るためさらに歌に励む毎日で、有名な歌手のコンサートで生の声を聴くのも勉強でした。2年になりドイツリートの勉強をする。

 

3年 一般教科などの単位はほとんど取得。大学で習わない語学にも教授からの指示でレッスンにいきました、フランス語、ロシア語です。これらはすべて歌に生かされました。ブルガリアのコンセルバトワールに短期留学しエレナ・キセロバ氏のレッスンを受けました

 

4年 オーディションに合格し晴れてオペラ科のメンバーとなりソロ以外に演技の勉強や男性歌手との二重唱も行う。大学院と二期会オペラ振興会のオーディションを受けるためさらに歌に没頭。

声楽科は見た目のインパクトも大切と教えられ、ファッションにも髪型なども研究しこだわりを持つ。人よりどれだけ目立つかを考えたのもこのころです。

二期会のオーディションに合格。卒業後は大学院と二期会オペラ振興会のレッスンを受ける。二期会では歌の他にパントマイム、日本舞踊、ダンスのレッスンがありました。自分の場合は特殊で普通の声楽科はこれほどではありません。

2019年1月26日 (土)

Q. 家で毎日できるヴォイストレーニングメニュを教えてください。

.「家で」という条件が付いてしまうと、大きな声は出せない環境ということになると思いますが、可能な限り、週56日は、心おきなく声を出せる環境を、確保したいものです。

では、大きな声を出せない環境では何ができるかというと、声を使うものは「ハミング」と「小声」でしょうか。「小声」は、曲の暗譜練習など、ヴォイストレーニング以外の部分では、大いに活用できますが、こればかり取り組むと、発声が萎縮してしまう弊害があるので、お勧めできません。「ハミング」は、本人が自覚する以上に小さな音の場合が多いので、ぜひお勧めしたいメニュです。声を使わないものは、いろいろな呼吸練習だけでなく、ストレッチも取り組みましょう。呼吸練習は、たっぷり吸うトレーニングと、しっかり吐く練習に大別されますが、どちらもトレーニングとしては実施する価値があるので、どちらかに偏ることなく、さまざまな呼吸練習に習熟することをお勧めします。ストレッチは、喉や体の無理のない脱力を手に入れるために、1時間以上かけてじっくり実施することを、慣れるまでは、週1回以上は取り組みましょう。これ以外にも、リップトリルやエッジヴォイスなども家でできますが、これらは、ケースバイケースなので、トレーナーに相談してからの方がよいでしょう。(♭Ξ)

 

.声を出すというトレーニングは住宅環境の問題で難しい場合がとても多いです。特に昨今、騒音問題などによる近所トラブルなどの報道も多いので家でできるトレーニングというのはとても貴重です。

例えば私が普段やっているトレーニングは、特に音程も決めず大きな声のいらない音域で、ドレドという3音を様々な母音で歌うというトレーニングです。

張り上げる必要も大きな声もいりません。高い音域も、低すぎる音域もいりません。若干低め位がいいですね。確認するべきは

・声門閉鎖ができているか

・ブレスが正しい位置にはいっているか

・お腹の状態の確認

・喉が低い状態でキープできているか

・音の上下で喉が浮かないか

・音が揺れていないか

・声を押していないか

・母音のフォームの確認

・口腔の状態の確認

など様々ですが、なんてことない3音でこれだけの確認ができます。この音がある程度レベルでだせればほとんどの音域は問題なくでます。上記のチェックを張らなくてすむ音域でロングトーンをやってみるのも一つの方法です。

毎日のトレーニングですから、周りの環境を考慮してできるトレーニングを考えていけるとよいですね。(♭Σ)

 

.トレーニングの内容は人それぞれですので、自分に合うと感じる方法でしたら毎日行ってみればよいと思います。毎日行えるものとしては呼吸の練習です。息の流れに乗って声が出ていくので、声は発していなくても、ヴォイスのためのトレーニングであると認識してください。方法はいろいろありますが、子音Sで圧をかけて吐くと安定して行いやすいです。例えばスタッカートで吐く(スッ スッ スッ…10回毎にブレス)、何拍かのばして吐く、(スーーッスーーッ…ひと息毎にブレス)を身体の踏ん張りを保ちながら(保つよう意識しながら)行います。他にもシュッシュッシュッ、ヒッヒッヒッなど発音も増やして行えます。

また、有声子音としてZ(ズ〜)はトレーニングとしてとても優れています。子音Zを使って上記の練習もできますし、発声の音階練習を行うこともできます。歌うときと同じ身体でしっかり息を吐く状態になれて、声を出すほどの音量にはならないのでご自宅でも可能だと思います。(♯α)

 

.何をされているか、何を目指しているか、どのような環境で暮らしていらっしゃるのかということによって、できる内容は変わってくると思います。もし、音出しが可能な状況なら、普段レッスンで行っているような練習を行うのがベストだと思います。その際にトレーナーに心掛けることを聞いておくと良いでしょう(トレーナー側は、それぞれの状況を把握したうえで、適切にメニュを定めることが理想です)。

私の見解ですが、自主練の際、自身の声を判断基準にしないことが理想です。自分で自分の声を確認しようとすると、理想とかけ離れていくことのほうが圧倒的に多いと思います。視覚的、体感的な部分を判断基準にすることが望ましいです。

なお、音が出せない状況であれば、ブレスの練習や、口形の練習、音楽や詞の内容解釈などを行うのがいいと思います。ブレスの練習や口形の確認などは、先に述べた視覚的、体感的な部分で慣れていくことにつながっていきます。また、さまざまな人の演奏を聴くこと、観ること、それを観察し、研究課題とすることも、自分自身の価値観の基準として、目安になっていくと思います。できることはいろいろあると思いますので、わからなければ、トレーナーに聞いてみることをお勧めします。(♭Я)

 

.毎日練習するということが習慣化することが難しい中、毎日取り組もうという姿勢が素晴らしいです。人間の体も楽器です。ピアノやバイオリンの奏者は、3歳や5歳から毎日欠かさず練習します。歌も同じです。やはり毎日の積み重ねが重要なのです。

自宅でやっていただきたいことは、まず呼吸です。音もうるさくないので、集合住宅でもできると思います。おなかを押し込みながら思い切り息を吐く、体をツイストしながら息を吐く、体をそって息を吐く、など、いろんなバージョンの息吐きがあるのですが、20回をワンセットとし、マックス5セットを目安にやってみましょう。

次に口蓋を上げる練習です。これも音は出ませんのでお勧めです。鏡を見ながら、口蓋垂がぐっと持ち上がるようにして息を吸ってみてください。この上あごの状態を維持しながら、口蓋垂も上げながら息を吐きます。まるであくびのような感覚です。

次に声を出しますが、ご自宅でということなのであまり大きな音ではない練習を2つ紹介します。一つ目はハミングです。口を閉じ、小さい声で結構ですので鼻に音を響かせるかのように出してみてください。ドレミレドを下のドから1オクターブ上がって、下がってを繰り返します。次に唇を震わせて、リップロールで同じことを繰り返します。さらにドレミレドレミレド(2回連続)、ドレミファソファミレド(5度)、ドレミファソラシドレドシラソファミレド(1オクターブ)。

余裕があれは週に一度はカラオケボックスや音楽スタジオで大きな声で、レッスンで習った発声や曲の練習をしていただければと思います。最近は公民館などにも音楽スタジオがあり、安く借りられるようですので、ご自宅で大声を出せない方は、ぜひ活用していただければと思います。(♯β)

 

.大きな声が出せない環境でしたら、喉頭筋のストレッチから始めるとよいと思います。

あくびのフォームで首をゆっくり右に向けて5秒、さらにゆっくり左に向けて5秒。

これを数回繰り返します。

また、舌根をやわらくするトレーニングをかねて、aeの母音を使って喉全体を動かしながら声を出していきます。レッスンでよく使う方法ですが、舌根の力が抜けるのでかなり高い音まで力強い声で鳴らすことができます。

ウォーミングアップをきちんとして、いきなり大声を出したりせず声を大切にヴォイストレーニングをしてください。(♯ё)

.・ハミングで5度上下行する(ドレミファソファミレド)スケールを、上下無理のない音域で歌います。

・同じスケールを今度は、自分が好きな母音(アなど)で上下無理のない音域で歌います。・母音でオクターブ(ドレミファソラシドレドシラソファミレド)のスケールを上下無理のない音域で歌います。

・母音でアルペジオ(ドミソミド)のスケールを上下無理のない音域で歌います。

以上の発声練習で体が温まりましたら、コンコーネ、イタリア古典歌曲などの教則本を用いて、体を使って息をコントロールする練習をします。

最後に自分が今取り組んでいる曲を練習します。

大体このような流れでヴォイストレーニングをしてみましょう。(♭й)

 

.毎日練習しています、という人がいます。聞くと、カラオケを流して合わせて通して数回歌うというもの。「ただ歌う」ということも、数をこなすという点で意味はなくはないと思いますが、トレーニングとしてはあまり効率がいいとは言えない気がします。

家であまり大きな声を出せない場合、最も大切な練習は息吐きのトレーニングですが、ここではあえて別の視点から「暗譜の重要性」について書くことにします。

ライブをするとき、ヴォーカルは楽譜を見ません。歌詞とメロディを覚えて歌います。これを暗譜といいますが、みなさん何曲くらい暗譜していますか。いまこの場で歌えますか。

クラシック音楽の世界では、300曲のレパートリーが最低限だそうです。ピアニストも指揮者も、ぱっと演奏できる曲が300曲あるそうです。名曲には理由があります。名曲ぞろいのクラシック音楽の中から300曲覚えるとだいぶその感覚が肌にしみこむのではないでしょうか。

ポピュラーの歌い手も、いわゆる定番や、自分の好きなバンドのものなど、片っ端から覚えていってはどうかと思うのです。小声で唱えるだけならそんなに防音設備も必要ではありません。数をこなしてエッセンスを取ろうということです。(♭∴)

 

.毎日たっぷり時間をとって、家で発声練習をしてから歌や喋りの練習をするのに越したことはありません。皆さん、他の仕事が忙しかったり、家で大きな声が出せない環境だったり、大なり小なり制約がありかと思います。それでも家でできるトレーニングをお伝えします。

1.とにかく横隔膜を動かす

ハッハッハッと、深いところから息を吐きながらお腹を意識的に動かす。浅いと意味がないです。大型犬になったつもりで。寝転びながらでも結構です。

2.かかとを上げ下ろし。下ろすのに合わせて息を吐く

可能なら、その息に合わせてア、ア、アと軽く声を出します。横隔膜の動きと声の立ち上がりを連動させる練習です。洗い物をしながらできます。

3.中腰で歩く

お能の役者さんの歩き方のように腰を落として少し前傾姿勢で、上半身を揺らさずに摺り足にします。結構大変ですが、歌の支えに必要な筋肉が鍛えられます。例えば、お手洗いの行き帰りは必ずこれをやると決めておいたり、習慣化することがおすすめです。(♯∂)

2018年12月29日 (土)

Q. 歌を1曲マスターするまでの練習とヴォイストレーニングを知りたいです。

. 人によって、また、得意不得意によって、取り組み方は違うでしょう。私の場合は先ずメロディーの音取りをします。楽譜を見てメロディーを階名読みしながら、音程を確認していきます。ここでいきなり鍵盤楽器などを弾いて、音取りをする人も少なくないかもしれませんが、その方法だと、鍵盤楽器などで音が出せない場合に、音取りができなくなるので、音叉などでメロディーの開始音を確認して、頭の中で音を鳴らしていきます。急を要する場合は、ハミングなどで実際に小さな声を出しながら、確認する場合もあります。これを何度も繰り返し、メロディーの音程を頭に染み込ませます。どんなに簡単なメロディーでも、頭に染み込んでいないと、実際に声を出したときの様々なアクシデントに、喉が対応し難くなるからです。

これができたら、歌詞を付けて歌えるようにしていきます。歌詞だけを、何度も朗読する人もいます。発音し難い歌詞や、不慣れな言語の歌詞の場合は、音程を付けず、歌詞だけでリズム読みをするのも、効果的です。不慣れな歌詞で、いきなり歌ってしまうと、喉に無理をさせて、発声をゆがませたり、喉を無駄に疲労させる原因になります。歌詞を付けて歌えるようになったら、楽譜をよく観て(伴奏の部分なども隅々まで)、曲の分析をします。ここまで進めば、あとは発声の微調整です。どんなに楽に歌えているようでも、不慣れな曲では、わずかな無理や無駄を、喉に強いているからです。実際に何度も歌って、効率のよい発声に、調整できてきたら、完成です。(♭Ξ)

 

. 単純に最初から最後まで歌いきれるかどうかを考えましょう。それが歌いきれなかったとしたら、考えられることはいくつかありますし個人差ありますが大抵は以下のようなことが考えられます。

1.喉周辺の筋肉、胸、おなか、口腔内、舌などの過剰な力み

2.技術不足

3.歌手の本来の音域を超えたところで歌っている。

4.体力不足または心身の体調不良

などです。4はまずは体調をととのえることが重要なので、ヴォイストレーニングとは少しジャンルが変わってきます。3に関してはカラオケの場合無理に原曲のキーで歌おうとせずに自分の出しやすいキーを見定めて歌うことが重要。トレーナーがいる人はトレーナーに自分の適切なキーや本来どのあたりの音域が自分にとって出しやすいかを尋ね、知っておくことが重要。

12ともに自分で考えすぎないほうがいい分野です。ヴォイストレーナーに指導を受け、客観的なアドバイスをもらいながらトレーニングしたほうがいいです。12は感情論や根性論ではなく技術が必要な部分です。本来、技術があるからこそ自由な表現が可能なのです。声の分野は自分を客観視するのがとても難しいので専門家とともに少しずつ体の使い方、呼吸、声門閉鎖などをしっかりと体に覚えこませましょう。(♭Σ)

 

. マスターしたい曲がメロディーも知らない初めての曲だった場合でお話します。いきなり音と歌詞を合わせて歌うことは喉への負担が大きいので当然ですがやめましょう。まず音程やリズムを取った後で、「Sa」「Ma」「Fa」(子音+母音で発音しやすいものがお勧め)などの発音でしっかり声を乗せて歌う練習をします。歌詞をつける前に、シンプルな発音で歌いにくい箇所・高音域のフレーズ・リズムが遅れる箇所などを練習し、身体の感覚を掴んでしまうと近道です。もし音程を取った後ですぐに歌詞をつけて歌っても問題ないですが、その後でいったん上記の練習を行うとよいです。ヴォイストレーニングとして一つ挙げるなら、歌詞の母音部分だけで歌う練習(例:やまのうえ→アアオウエ)は息の流れを促す、レガートになる、フレーズ感が出てくるなど相乗効果があるのでぜひお試し頂きたいです。(♯α)

 A. どのような曲をどのような状態でマスターするのかということによって、細かい部分は変わってくるかもしれません。まずは、その曲をはじめから終わりまで歌いきるために必要なことを取り入れていくことが重要だと思います。本番で暗譜の状態で歌えるようにしたいのであれば、音楽的な部分も歌詞も間違えない状態で覚えることが必要になってきます。

声に関する部分では、例えば音域が狭いのであれば、無理した声ではない状態で歌える技術を身につけていくことが必要だと思います。弱々しい声しか出せないのであれば、力まずに大きな声で歌えるようにしていく作業が必要になってくると思います。大枠でとらえて、「本番でどのような状態で歌えるようになりたいか」ということを目標にするとよいでしょう。それに必要なことを各々の状況や能力に応じて取り入れていくということが、練習としてもヴォイストレーニングとしても必要だと思います。

細かい部分は一概には言えませんが、無理のない声で、お客様を魅了する表現で歌えるために必要なことを、レッスンや練習の中で研究して身につけていくというのがよいのではないでしょうか。時間はかかるかもしれませんが、このような部分を目標に取り組んでいくことが最も大事だと思います。(♭Я)

 

. あるオペラ歌手は一つのオペラを5000回練習すると言っていたのを聞いたことがあります。オペラの中にはアリアとよばれる、単独で存在する曲もあるので、つまり一曲に5000回歌って仕上げているということでしょう。私自身は本番前、何回歌うかなど考えたことはないですが、体感として、体にその曲が入るのに毎日練習するとして1か月はかかりますし、大事な本番に歌うときには1年くらい練習したものを歌うようにしています。

練習とヴォイトレとのことですが、まずは「イ」の母音を中心に「エ」「ア」など顔の前のほうに響く母音で練習します。全部「イ」のみで練習することもあります。すると、声帯が合わさりやすく、音声を作りやすいからです。そのあとにほかの母音で歌います。それができたら今度は、その歌詞を母音になおしたもので歌います。たとえは「うさぎ追いしかの山」でしたら、「ウアイオイイアオアア」といった具合です。そのあとに歌詞で歌ってみます。

その曲の特徴的な音型で音階練習をしたりもします。こういった地味な練習は、器楽奏者であれば絶対に行っているのですが、歌の演奏家は感覚的な練習にとどまっている人が多いので、おすすめします。(♯β)

 

. とにかくたくさん音源を集めて聴きましょう。何時間も聴いて、歌詞やメロディーが自然に入ってくるくらいになったら、歌詞と楽譜を用意します。

次に、たくさん聴いた中から自分の声に合うキーの音源に合わせて歌詞を見ながら一緒に歌います。

少なくとも100回は歌ってください。

その次に、五線紙を用意して楽譜を自分のキーで書き直します。一緒に、音楽の構成や曲の形式を確認します。できればコード進行もこの時に確認します。

最後に、アカペラでも伴奏つきでもよいので自分の歌を録音してチェックします。

すでにいろいろな音源で耳ができているので、自分の歌の間違いなどがすぐに見つかると思います。(♯ё)

 

. 最初に適当に楽譜をソルフェージュします。音程を鼻歌程度でよいので、とってみることです。

その行程で曲に対するイメージが難しい場合は、CDDVDYoutubeなどから音源を聴いて参考にするとよいでしょう。

曲に対するイメージができましたら、1フレーズずつ練習します。

まずは、歌詞を何度か読み、歌詞に慣れます。

次にゆっくりのテンポでよろしいので、音程をつけず、歌詞と音符(音価)でリズム唱をします。

指定のテンポまでリズム唱ができましたら、初めて音程をつけます。音程をつけてそのフレーズができましたら、次のフレーズへ進みます。

このような段階を経て曲の最後まで進みましたら、曲の初めから終わりまで通してみましょう。何も不都合(途中で音程がとれなくなるなど)がなく曲の最後まで歌い通すことができれば、その曲をマスターしたことになります。

ヴォイストレーニングの観点からいいますと、母音をはっきりいうこと、母音のみでフレーズを歌うことがよろしいかと思います。母音が同じ位置(高さ)で発することができて、子音をつけて歌うとよろしいです。(♭й)

 

. 1.その曲を好きになる。(とても大切です!)

2.歌詞とメロディーを覚える。 私はここではフルヴォイスで、つまり自分の一番大きな声、息、体で歌いきることをすすめています。私は表面上をまず作ってしまうことを優先します。

3.歌詞を読むこと、音読して表現して伝えること。ここからはトレーナーとの作業になってきます。レッスンでは歌詞の朗読はかなりのクオリティを要求します。読んで伝わらないものは歌っても伝わりません。

4.ハーモニーと曲の構成を理解すること。これも適切な指導者が必要です。コード展開が肝となる部分はどこか、どこは速めにはしょる、どこは重く伝える、など。歌詞との関連もありますが、音楽理論による裏付けもあります。日本の声楽教師はあまりこのことをいいませんが、例えば、音域があがるにつれて、声を小さくしていくことも、大きくしていくことも、テンポを少し速めることも、遅くすることもあるのです。本来は、歌手の都合ではなく、ハーモニーと構造の理論から、答は出てくるのです。(♭∴)

 

. 歌詞を朗読します。ただ読むだけでなく、朗読だけでお客さんに聴かせられるレベルまでです。次に、リズム読みをします。これは、音程は付けずに、旋律のリズムに乗せて歌詞を読む練習です。ただの朗読と違い長短があるので、曲によっては不自然になりますが、それでも自然に聞こえるまで読み込みます。

ここで一旦歌詞は置いておいて、メロディーの練習に移ります。歌詞は付けずに、母音やハミングや階名で歌います。私はひとつの母音で歌うと硬くなりがちなので、アエイ3つの母音を適当に並べて歌います。この段階では、強弱は無視してよいです。歌いづらいところは何度でも。なめらかに流れるまで。

ここまでが下準備です。回りくどい気もしますが、ここまでをしっかりやっておけば、次がとても楽です。

ようやく歌詞で歌うときがきました。歌詞をつけて歌って下さい。もし得意な音域より少し高い曲なら、キーを下げてもいいです。低めのキーで歌えるようになったら、喉や支えは同じ感覚をキープしたまま、キーを上げます。

最後に仕上げ。強弱や抑揚や、少しハズすところなど、思うように色をつけます。

つい面倒で、ここに書いたことと逆の順番で練習したくなります。気持ちはわかりますが、地道に仕上げていくのが結局のところ一番の早道だと思います。(♯∂)

2018年10月27日 (土)

Q. ステージとヴォイストレーニングの関係を教えてください。

.ステージで最も大切なことは、表現することです。ヴォイストレーニングは、その手段・素材となる「声」のトレーニングですが、これを全く重要視しない表現者も少なくありませんでした。ジャンルによっては、今でもあまり重要とは考えていなかったり、あるいは薄々重要とは思っていても、実際にはあまり取り組んでいない人も多いようです。ステージでの表現において、声のよし悪しが、それほど重要な要素ではないジャンルも少なくないからでしょうか。

クラシック音楽では、声のよし悪しが、表現の8割を占めるといっても過言ではないでしょう。「声は残念だったけど、がんばっていたね。」と慰められることはあっても、「声はイマイチだけど、とても感動的な歌だった。」と絶賛されることはありません。まず「声」が大切なのです。その「声」を手に入れるために、長い年月をかけてヴォイストレーニングに励み、また、その「声」を維持・上達させるために、日々のヴォイストレーニングに取り組むのが、通常の声楽家です。さもないと、せっかく長い年月を費やして造り上げてきた自分の「声」が、少しずつ崩れていくことを、何度も実感しているからです。よりよいステージのために、声楽以外のジャンルの皆さんには、ヴォイストレーニングは必須条件ではないと思う人もいるかもしれませんが、是非、その継続をお勧めします。(♭Ξ)

 

.私の歌手としての経験上ですが、ステージでのパフォーマンスとトレーニングというのは違います。もしプロを目指すのであればステージがあってのトレーニングとなるでしょう。しかし、プロになる前に数年間はトレーニングに没頭できる時間がとれるとより望ましいです。

どんなにレッスンやトレーニングがよくても、ステージでその力が発揮されなければ、プロとしては難しいです。ステージングがうまくいくには、プロになる前の数年間でどれだけパフォーマンスをよりクオリティの高いものにできているかがカギだと思います。技術的な不安があっては、ステージでよりよいパフォーマンスは望めません。プロになってしまうと、技術向上のみの時間の確保は難しくなります。

ある一定以上の技術と下地があるから短時間で仕事を習得できます。技術がないと毎回が大変になります。少なくともある一定の音域の確保、一声でわかるアマチュアとの差、レパートリーの確保をトレーニング、レッスンでできていると少なくともステージで技術面であわてることはないでしょう。(♭Σ)

 

.ポップス、ミュージカル、声楽他、どのジャンルにとっても、共通して求められることは「常によい状態でステージに立つ」ことです。食事や睡眠などの体調管理はもちろんのこと、ヴォイストレーニングもそのことを実現するために必要なことのひとつといえます。

ヴォイストレーニングのメニューは人それぞれあるかと思いますが、おおよそ決まったものを日々淡々と行います。その中で、身体の使い方や発声時の感覚がいつも通りであることを確認でき、その状態を変わらず維持することができていますか。

逆に、いつもと同じメニューなのに何か違和感を感じるとき(身体が力む、声に響きが乗らないなど、感覚は人それぞれ)、たとえ小さな変化だとしても早い段階で気づくと、それに対応することができます。ヴォイストレーニングという日々の積み重ねがよいステージに繋がるのです。(♯α)

 

.ステージに立ったとき、よりよいパフォーマンスができるように訓練することのひとつがヴォイストレーニングであり、日々の練習であると思っています。大切なのは、ヴォイストレーニングは、「ステージでよいパフォーマンスをするためのひとつの手段である」ということです。

ヴォイストレーニングで行っていることだけがすべてではありません。ステージで最大限のパフォーマンスを発揮するためには、日々の積み重ねがとても重要になると思っています。ヴォイストレーニングでやり方を学び、日々の練習で体得し、ステージに立った時にどのようにそれが発揮できるかという部分ではないでしょうか。

この辺りは、学生時代の授業、予習復習、試験という部分に少し似ているかもしれません。レッスンが授業、予習復習が練習、試験がステージという感じでしょうか。誰でも最初の試験はこわいものだと思いますが、ひとつの区切りになりますし、それに向かっての努力ということがとても重要になります。そして、実際にステージに立ってみて初めて気づくこともあると思います。これは日々の練習やレッスンだけでは対処できない部分なので、ステージでの経験こそが重要になると思います。

オペラ歌手の間でも「劇場が歌い手を育てる」という言葉があるように、ステージでいろいろなパフォーマンスを繰り返し、ステージで生きてこそ、磨かれていくものがあるのだと思います。人前で披露するために一所懸命課題に取り組む。それを繰り返していくので、数多くステージに立っている人の進歩は、ほかの人よりも進むことは確実です。(♭Я)

 

.ステージ上でいいパフォーマンスをするには、訓練が欠かせないと思います。よく、本番では練習の70パーセントしか発揮できないといいます。常日頃積み上げたものの7割しか発揮できないのには、皆さんも思い当たる理由があると思います。

緊張であったり、普段と違う環境で声の響き方が違う、マイクの具合、その時のお客さんの様子、いろいろな要素で、普段のパフォーマンスを阻まれることが想像されると思います。

あるスポーツトレーナが言うには(よくゴルフの雑誌などに載っていますし、ほかのジャンルのスポーツトレーナーも言及しています)筋肉は10000回やらないと新しい動きを覚えないといいます。一日10回やるとして1000日、すなわち3年かかってやっと体が覚えるというのです。

どのような状況でも、同じクオリティでパフォーマンスするためには、このような年月が必要になります。そのために、日々自分の体に、いろいろな場所の筋肉に覚えさせるために、ヴォイストレーニングが必要になっていきます。声を出すには声帯のみならず、口の開け方、首や肩の脱力、横隔膜の柔軟性、おなかの支え、それを支える足の支え、トータルバランスの体を鍛えていかないといけません。

声を出すことのみならず、体全体を楽器としてとらえていくことをお勧めします。(♯β)

 

.ステージに立つということは、自分の身体・声を通して観客になにかしらのメッセージを送ることだと思います。ステージに立って歌う、語るときにはヴォイストレーニングのことはすっかり忘れて「伝えるべきこと」に集中しなければいけません。ステージは、きれいな声、完璧な声をただ披露する場ではなく表現する場です。

ヴォイストレーニングはその表現のための引き出しを作る場と考えています。

ステージに立つときに自分の「できないこと」に気を取られている暇はありません。ヴォイストレーニングではひたすらできないことに挑戦してほしいと思っています。(♯ё)

 

.「練習は嘘をつかない」という言葉があります。普段正しいヴォイストレーニングを積み重ねていると、そのことが自信となり、ステージに立ってもほぼ平常心でパフォーマンスが発揮できます。

正しいヴォイストレーニングとは、体(横隔膜、腹筋、背筋、下半身)を使って支えができていること、筋肉をゆっくり使い、その力で効率よく息を流せることが考えられます。このトレーニングができていますと、どんなステージ(響きの良し悪し、観客の多い少いなど)でも心身ブレずに声を発することが可能です。

ステージの本番中にトレーニングの発声を考えますと、曲の内容を伝えにくくなる傾向もあります。そうならないためにも普段のトレーニングをしっかり積んで、本番では意識しなくても勝手にできる状態にすることが望ましいです。

最後に本番のステージでは、客観的に自分の声を聴く(見る)ことができる「もう一人の自分」の存在が必要です。(♭й)

 

.もしあなたが、毎日ステージをこなさなければならないとすると、体は、のどは、テンションはもちますか、トレーニングは、まずこの基礎体力作りという面があります。

8割の力でステージをこなしてもお客さまが満足するためには、10割でトレーニングしていなければならないのです。ステージ以上のテンションでトレーニングしておくのです。

素人は考え方が逆です。ステージでは盛り上がるのに、普段のトレーニングではそのテンションを出せないのです。それでは急に来るかもしれないチャンスを生かせないのです。(♭∴)

 

.少しばかりヴォイストレーニングをやったところで、ステージが劇的に変わったりはしない、ということです。研究所に来るときだけやっても、あまり変わりません。10分だけでもいいので、毎日自分でやってください。トレーナーは練習の仕方をお教えすることはできますが、あなたの代わりに練習はできないです。

毎日やっても、ステージでのパフォーマンスに効くと実感できるには、早くて2年、遅くて10年はかかると思います。

イタリアの作曲家・ポルポラは高名な声楽教師でしたが、彼はある弟子に毎日毎日、たった1ページの面白くもない練習曲だけをやらせました。6年後、彼は「もう何も教えることはない。行け、お前は世界一の歌手だ」といって弟子をデビューさせました。弟子はヨーロッパ中を席捲するカファレッリという名歌手になりました。

これは極端な話だと思いますが、基礎が実を結ぶまでにどんな忍耐が必要なのか、また、それさえ手に入れたらどんな強力な武器になるかがよくわかる話です。

基礎のヴォイストレーニングと並行して、ステージに出す曲は何度も何度も練習しましょう。ステージ上で最も拠り所となるのは、「自分はこれだけ練習した。だから大丈夫」という自信です。(♯∂)

 

.ヴォイストレーニングとは、歌うために必要な横隔膜などの筋肉を鍛えること、自分の体の一番響くポジションを見つけることのほかに、気候による温度や湿度、体調の変化などにも対応して、筋肉を働かし、響くポジションで歌うためのトレーニングです。

自身の筋肉を最大限に活かし、最も響くポジションでステージから歌った時に初めて客席のお客さんの耳や体に自分の声が届きます。

ステージで歌うためにはヴォイストレーニングは欠かせないものと言えるでしょう。(♭К)

2018年9月29日 (土)

Q. 歌唱が一本調子になります。もっとメリハリをつけたいのですが、どうしたらよいのでしょうか。

.ある程度ヴォイストレーニングが進んでくると、よくおちいる問題が、「歌が一本調子」という壁です。なぜ、歌が一本調子になってしまうのか、それは、一本調子で歌っているからです。やっと「よい声」が少し出せるようになると、歌のどの部分も、その「よい声」で歌わなければと、音高やリズムやフレーズの長さなどには関係なく、しっかり「よい声」を網羅しようとしてしまうため、身動きがとれなくなってしまうのです。

それでは、どうすれば一本調子から脱することができるのでしょうか。根本的な解決方法は、大きな声も小さな声も、強い声も弱い声も、短い声もロングトーンも、あらゆる声を「よい声」で出せるようにすることです。これは、先が長くなかなか達成できることではないので、「よい声」だけで歌うのを諦めるというのも一つの方法です。

もう一つの方法は、「よい声」の8割程度の「そこそこよい声」で、声の強弱・長短・明暗など、いろいろな声を出す練習をして、それらの声を使って、曲を構成して歌うことです。少し難しいですが、一番前向きな方法ではないかと思います。(♭Ξ)

 

A.発声での一つのトレーニングとしてはクレッシェンドを覚えることです。素晴らしい歌手にはジャンルを超えてクレッシェンドをうまく活用する歌手が多いです。声に膨らみを踏み、テンポ、感情を聞き手に伝えるのに有効な手段です。

あとはフレーズの前のブレスでどんな感情が見えるかでしょうか。歌が一本調子になる人はブレスに色がない人が多いです。もっと言うと、歌う前のブレスが一本調子ということでしょうか。

そしてこれらのことを、しっかりとやっている歌手、音楽家の音楽をより聴いて感じる感性と、プレイヤーがどうやってその音楽を作っているのかを研究することが重要です。感性はおのれで磨かねばなりません。だれかが作ってくれるものでもありません。自分の音楽、素晴らしい音楽家の音楽。何が違うのかを時間をかけて考えていきましょう。声をだす時間も大事ですが、このようなことにどれだけの情熱と時間、時にはお金もかけられるかが感性や音楽表現をみがくことにつながると思います。(♭Σ)

 

A.一曲の音楽を作りあげるとき、例えるならキャンバス(曲)に絵を描くこと(あなたの音楽)に似ています。その曲を歌ったときに一本調子だなと感じるとき、または周りから指摘されるとき、曲全体を把握はしたが細部には気持ちが行き届いていない、まだ鉛筆だけのスケッチの段階ということです。キャンバスを見て、何かが描いてある(声を出して歌っている)ことはわかっても、色もなく(声に響きがない)、陰影もないので平面的(リズムが曖昧、音をなぞっているだけで歌詞の意味が伝わらない)といった具合です。

ここから見えることは、歌詞の母音部分の声に響きを乗せる、拍子に合わせて遅れずにリズムを捉える、歌詞の言葉を立たせる(朗読してみるといろいろ見えてきます)などです。これだけでもすでにやることはたくさんあります。メリハリがない人の多くは、体感速度が遅いようで声の立ち上がり、発音の仕方に遅れが見て取れます。手拍子またはメトロノームの拍子に合わせて歌ってみると遅れている部分に気づけると思います。(♯α)

 

A.いろいろなアプローチの仕方がありますが、まずはフレーズ感が乏しいのではないかということです。息が足りなくなり曲を歌うだけで精一杯のため一本調しになる人、息も足りて声もパワフルだけど一本調子になる人、大きく分けてこの二つで見ていきます。

前者は息の流れ、息の使い方をフレーズの中で体感していくとよいです。方法はシンプルで、その曲全体を「子音Z(ズ~)」だけで歌います。そのとき子音Zが抜けてしまう、上手く発音できない部分がすなわち息が足りていない、息の流れが間に合っていないフレーズということです。子音Zで歌い繋いだ後で歌詞に戻してみると、全く違った景色が見えてきます。

そして後者の場合は、エネルギー過多だったり、音の立ち上がりが遅いために声が重くなるといった傾向があります。母音ア又は歌詞で、曲全体を全てスタッカートで歌ってみてください。遅れずに瞬間瞬間で音を捉える感覚を得た後でレガートに戻すと、必ずフレーズに動きが出てきます。(♯α)

 

A.「歌唱の一本調子」という状態には、いろいろな原因が含まれていると考えられます。発声的な部分も考えられますし、音楽の解釈の部分も考えられます。この場合、比重としては、「音楽の解釈」という部分の改善が重要になってくると思います。「音楽の解釈」といっても難しい話ではなく、「歌詞や曲調を把握して歌っているのか」という部分のことです。

練習方法としては、気持ちを込めての朗読から始めてみてはいかがでしょうか。はじめのうちは照れ臭いと思いますが、それを全身全霊で取り組むのです。遠慮しているうちはなかなか自分の殻を破ることができません。この自分の殻を破ることが、一本調子を改善するためにとても重要になってくると思います。誰かの真似をするのではなく、自分の気持ちでどのように表現したいのかということがつかめてくると、徐々に設計図が見えてくると思います。その設計図を参考にしながら、音楽的な部分も味方につけて遠慮せずにどんどん歌いこんでいきましょう。自分だけの世界から、聞いている人にその内容や情景、気持ちが伝わっていくように、一所懸命歌いましょう。

表現者はエモーショナルでなくては意味がないと思います。聞く人の心をつかめるよう、普段の生活の200%くらい気持ちを込めて全身全霊で歌ってみてください。

(♭Я)

 

A.歌唱時のフレージングを工夫していかれることが課題になってくると思います。

まず大きくとらえていくとしましょう。大体の曲は4小節、8小節のまとまりでフレージングがついています。わかりやすい楽譜だと、その4小節間にスラーがついていたりします。この4小節をひとまとまりに感じて歌ってみることをお勧めします。4小節のまとまりが感じられるようになりましたら、次は8小節のまとまりを感じて歌ってみます。もはや文章の句点すなわち「。」が来ているまとまりかもしれません。

文章のまとまりが意識できたら、今度は言葉のまとまりについて考えてみましょう。大体の文章は名詞と助詞の組み合わせが含まれていることと思います。日本語の場合、名詞の語頭をはっきり言うこと、助詞を少し抜いて言うことで、言葉のシェイプがクリアになり、一本調子を避けることができます。日本語の歌詞にそのまま音符を付けると、どうしても八分音符の羅列になってしまい、そのまま歌えば一本調子の歌になってしまいまねません。ですから、しっかり歌う音節と抜いて歌う音節を分けて考えてみるといいと思います。

さらに一番小さい単位だと、音節同士の問題です。一語一語の間をどのように移行させて歌うかということを考えてみてください。(♯β)

 

A.歌を勉強するときに大事にしなくてはいけないのは、なにより作曲者の意思だと思っています。ある曲を歌うというのは、その作曲者の意思を「自分の声で」再現することなのだと思います。その曲の美しさを伝えきれないという意味では、一本調子も感情過多も同じことだと思います。

曲の美しさ、曲が何を言いたいか、曲がどのように演奏されたがっているか、それを見極めるのが練習です。

そして「自分の声で」曲の美しさを伝えるにはどうしたらいいかということを通して、自分の声を知るということが必要になっていきます。(♯ё)

 

A.歌唱が一本調子になる理由として考えられますことは、どのフレーズも常に同じようにブレスをすることです。

そのことを防ぐためには、歌詞の次のフレーズの内容によってブレスを変化します。例えば次のフレーズの内容が「嬉しい」であればそのフレーズに入る前に「嬉しい」と感じてブレスします。そのようにして歌いますと、少なくとも歌い手は嬉しいと感じて歌うことが可能ですし、聴き手にも嬉しい感じが伝わると思います。

そのこと以前に歌詞の内容、音の強弱の違い、その強弱と歌詞のセンテンスの結び付きを熟知することも大事です。

以上のことに気をつけると一本調子ではなく、メリハリがつく歌を歌うことができると思います。(♭й)

 

A.まず考えたいのが、一本調子で本当にいけないのか、ということです。往年の大歌手は、ワンパターンというか、客の期待する一つの歌い方で押し切るということもありました。もし素晴らしく鍛えられた声や歌い方があるのなら、それを通すというのもありです。

それがいやなら、歌詞を読み込むことです。違う歌詞なら当然違う歌い方になるべきでしょう。歌詞の朗読を変えられるなら、歌も変わってくるかもしれません。

ウィーン国立音大の先生は「変われ!変われ!」といいます。フレーズごとに違う表現になるようにと。曲を通して聴いても飽きない個性ある深い発声と、変わることと。勉強を続けていきましょう!(♭∴)

 

A.発声の面からは声の大小を体でコントロールできるかということですが、ここでは表現の面から考えてみます。歌が一本調子だと、だいたい歌詞の音読も一本調子です。歌詞を音読して伝える方法を何通りか作ってみることです。例えばすべて強く読む、すべて弱く読む、 すべて高めの声で読む、すべて低めの声で読む、あえて同じ高さでロボットみたいによむ(意外と難しい)、強弱や大小を極端につけてよむ、はじめの一行だけでも徹底的に練る などなど。(♭∴)

 

A.まず、歌詞を読んでみましょう。感情を込めて歌詞を読むとしぜんに言葉としての強弱が見えてくると思います。誰にどのような感情で言葉を言っているのかわかればそれがヒントになります。

そのヒントをもとに、楽譜または歌詞カードに強弱記号などを書いて練習してみましょう。

それ以前に大きな声(大きく響く声)や小さな声(小さく響く声)を身につけておかねば、ヒントがあってもそれを表現できないのでその練習もしてみましょう。

小さいところではウィスパーボイスなどを利用するのも一つの手段です。サビの前などの盛り上げたいところではビブラートなども効果的なのでさまざまなテクニックがあるうえでメリハリをつけていくと、一本調子から変化していくと思います(♭Ц)

 

A.「いろんな音色の声が出せるといいな」「全体的にもっとメリハリがあるといいな」というフワッとした考えでは、いつまでもよくなりません。具体的に考えましょう。あなたの考える「一本調子でない声」「メリハリのある歌」とはどのようなものでしょうか。

音の強弱、言葉のアクセント、歌詞の伝える感情、リズムやビート感、いろいろあると思いますが、これらの落差を大きく出していくことが大切です。

やりたいことを楽譜に全部書き込んでみましょう。強弱記号はもちろん、「やわらかく」「硬く」「楽しく」「悲しげに」「つぶやくように」「はっきり」「抑えて」「朗々と」「1拍目にアクセント」「裏拍は軽めに」「ここから空気を変えて」...思いつく限り全部。書くことによって曲全体の構想が練れますし、頭の中が整理されます。そして練習の度に目に入るので、そのように歌うクセ付けができます。

こういった方法は、よくオーケストラの指揮者が演奏者にやらせることです。「68小節目の頭はフォルテで、69小節目の3拍目裏にはメゾピアノになるようデクレシェンドと、あらかじめ楽譜に書き込んでから練習に臨むように」など、細かい指示を初回の稽古前にFAXしてくる指揮者もいます。

指揮者は自分で音を出せないので、他人の音への要求が強くなります。ひとりで歌うときも、「指揮をする自分」と「歌う自分」とに分けて考え、「歌う自分」に対してはっきりと要求を伝えましょう。(♯∂)

 

A.一本調子を直すには、まずテンポにより緩急をつけてみるということがあります。

自分ではつけているつもりでも、聴いている側からするとそれがあまり感じられていない場合があります(私自身もイタリア人の師匠とのレッスンでよく一本調子だと言われました)。オペラ歌手やミュージカル歌手が舞台上で大きく演技をするように、歌にも大きく緩急をつけることが有効です。

メリハリをつけることについては、いろいろな対処法があると思いますが、音に対してより強弱をつけるのもその一つです。

フォルテが表記されている場合は、その前にデクレッシェンドしてフォルテで歌ったり、ピアノが表記されている場合は逆にクレッシェンドしてからピアノで歌うことさまも効果的ではないでしょうか。

音の強弱やテンポの緩急の組み合わせ方は無限にあります。これらを今まで以上に大きく表現して歌ってみてはいかがでしょうか。(♭К)

 

A.歌おうと思っている曲の原曲(音源)があれば、それを最初によく聴いてみましょう。そして、その歌手の人がどんな風に歌っているのか、楽譜や紙に書き取ってみます。強く出したり、弱く出したり、またはささやいていたり、語っているようだったり・・・いろいろありますね。

「学ぶことは真似ること」と言う言葉があります。まず、お手本通りに歌ってみるとよいでしょう。

テクニックの観点から言えば、上手に呼吸ができていること、はっきりと歌詞が言えていること、これだけでも充分メリハリはついてきます。

もっと言うならば、歌詞の子音をはっきりと出すことです。例えば「ハ」ということばを「ド」の音のときに言いたいとき、その音が来てから「ハ」と言うのでは遅すぎるのです。この「ド」の音のときには「ハ」の母音の「ア」が来ていてちょうどよい、ということは、「ハ」の子音は「ド」の音より前(前の音の直ぐ後)に出ていなければ遅れて聞こえてしまうわけです。他の子音も同様です。ことばをアルファベット表記にしてみるとわかりやすいですよ。

このことに気をつければ、テンポ感も一定になりますし、メリハリがついて、一本調子ではなくなります。

またカラオケがあればそれを聴いて、低音のリズムがどう刻まれているのかに耳を傾けてみます。リズムに乗れば、音楽は前へ前へと進んでいきます。音やリズム、ことばを感じながら歌えば、しぜんとメリハリがついてきますよ。練習してみてくださいね。(♯Å)

2018年8月25日 (土)

Q. 声が長く伸ばせない、ロングトーンができません。

.声を長く伸ばすには、呼吸量が足りないと不利だということは、気が付いていることでしょう。呼吸練習にしっかり取り組んで、呼吸力をアップすることが、役に立ちます。ジョギングなどの有酸素運動も、有効です。ロングトーンをする前には、たっぷりと息を吸っておいたほうがよいです。苦しくなるほど吸い過ぎても、うまくいきません。ほどほどにたっぷり息を吸ってから、効率よく声を出さなければいけないのです。声は息に乗せて出すというのを勘違いして、息を出し過ぎてしまっては、あっという間に息がなくなり、声も続かなくなります。効率よく、あまり息を使わずに、声を出すことが大切です。しかし、息を節約して、蚊の鳴くような声になってしまっては、本末転倒です。充実した声でなければ、意味がありません。この部分がもっとも重要で難しいテクニックですから、一朝一夕には獲得できないので、日々自主トレやレッスンに取り組むことが必要です。

呼吸のコントロールがしっかりできてくると、もっと長く声は出せますが、行き過ぎてしまうと機械的な感じになってしまい、かえって感動的ではなくなります。そこで、声と呼吸をリンクさせて、体から声を出す、あるいは体と声をつなぐ、お腹で声を支えることができるようになると、気持ちと体と声がリンクして、よいロングトーンが可能になります。(♭Ξ)

 

.ロングトーンには発声の基礎要素がつまっています。ロングトーンひとつで発声のレベルがわかると思います。伸ばすことができる状態で発声のレベルを問うのですから、長く伸ばすことに支障があるのであれば、発声を学ぶものとして一度、足元をよくみる必要があります。

ロングトーンが苦手な人は、単純に音が弱い人が多いです。声が弱いといってもいいです。その人のもっている適正音量よりも弱くだすことが日常になっていることが多いです。

ですからロングトーンがうまくいかない人に多くみられる要素として音量が弱い、息漏れがするのが圧倒的に多いです。逆に叫びすぎて喉を締め過ぎてしまう人もいますが、案外このタイプは少ないです。

ロングトーンが苦手な人は、まず単純にロングトーンではなく単音の練習をしましょう。その一声が充実した息漏れのない声をだす練習をしてください。ある程度音量にこだわってもいいと思います。

これができるようになったら、次にトレーニングすることはクレッシェンドです。ロングトーンとは息を節約することではなくより息を充実させて声にできるかがポイントです。節約するのではなく効率的につかうためにクレッシェンドのトレーニングを行いましょう。(♭Σ)

 

.声は息の流れに乗って出ていきます。息を吐かないで声を発するとしたらうめき声くらいです。ですので、声が伸ばせないことの原因は、息が安定して吐けていない、息が流れていないからと言えます。身体を使ってしっかりと息を吐く練習方法は色々あるので、ぜひ自主練習に取り入れて鍛えてください。

身体の使い方の基礎はとても重要な部分で、姿勢や力みの癖などはひとりひとり違うため、トレーナーにチェックしてもらいながら行うことをお勧めします。しっかり息が吐けても、発声になると上手くいかないという場合には、音階練習のときに「安定して息を吐く→声を出す」をセットで行い、息を吐くときの身体の体感を発声でも維持する、という意識で取り組む方法が効果的です。

またロングトーンのある曲を使って「息を吐く→歌う」を交互に行う(ブレスをしたら次フレーズは歌う、ブレスをしたら次フレーズは息を吐くを繰り返す)という練習で応用できます。(♯α)

 

.「声が長く伸ばせない」ということから察するに、「息が吐けていない」、または「息を十分に吐くだけの余力のある状態のブレスができていない」という状態になっていることが考えられます。このような現象は、「今まで大きな声を出す機会があまりなかった」という人や、「声をむやみやたらと出している」というような人に表れやすいと思います。

改善方法としては、ブレスの練習から始めるといいでしょう。最初は「時間をかけて、ゆっくりしっかり吐く」という訓練を行い、それから「焦らずにゆっくりと深い位置に息が届いていくようにブレスを取り入れる」という練習を行うといいと思います。

吐くときは「これ以上吐けない」という状態まで長い時間をかけて吐くようにしましょう。その後、体の深い位置が開いていくようなイメージを持って、ゆっくり取り入れるという練習を繰り返していくと改善されてくると思います。

ほかの原因として、音程や響きを気にしすぎたり、言葉に邪魔されて、口の形状が変わりすぎるということも考えられます。様々な原因が考えられますし、複合的な要因もあると思いますが、シンプルな部分の改善という意味で、このようなブレスのトレーニングを行うことは大切だと思います。(♭Я)

 

.実は私も歌を始めたころ、ロングトーンができませんでした。声を長く出そうと思うと、体が固まり、息が固まり、全くできなかった経験があります。

まず、ロングトーンをやろうという、気概をすてて、単に息を吐くことを練習してみることをお勧めします。歌のトレーニングが浅かったり、息のトレーニングをあまりやっていらっしゃらない人には特におすすめです。この時に腹式呼吸でやらなきゃという思いが浮かんでくるかもしれませんが、それもいったん忘れましょう。普通に「ふう」とため息のように息を吐きます。でも実は、体がリラックスして、息とともにお腹が動けば、それは腹式呼吸ができているということになります。

お腹を動かしながら息が吐けてきたら、今度は、それを少し長めに吐くことを意識します。まずは4拍吐き続けてみます、それに慣れたら8拍吐き続けます。この時に大事なのは、「拍感を感じる」ということです。何もリズムや、ゴールを感じずにやるよりも、リズミカルに拍感を感じたほうが、息を持続することが容易になります。

拍感をもって吐けるようになりましたら、今度はそれをお腹を押し広げたまま、体で息を支えたままはけるようにして、声を出してみます。息がしっかり流せるようになり、支えられるようになったときにロングトーンはそれほど難しく感じずにできると思います。(♯β)

 

.声は、からだと心との全体のバランスなので、ロングトーンができないということを一つだけ切り取ってもあまり意味がないように思います。

このような時はトレーニングやレッスンで取り組んでいることを再度ていねいに見直してみる必要があると思います。

ロングトーンはすべての基本なので、呼吸から段階を経て声の出し方をトレーナーとともに見直してみるのがよいのではないでしょうか。(♯ё)

 

.声が長く伸ばせない、ロングトーンができない理由として考えられることは、大量の息を一気に吐いてしまうことです。このような場合は、大概体の支えが抜けていて息を流すコントロールができていません。

そのような状態にならないためには、体の支えで息をコントロールして流します。横隔膜、下腹部、腰、臀部、下半身の順にゆっくり長く筋肉を使い、息を上顎へ流すような感じです。そのようにしますと、少量の息で効率よく息を使うことができ、声が長く伸びていきます。

この息のコントロール力を上げるために「コンコーネ50番」という教則本で母音唱(アなど)することをおすすめします。(♭й)

 

.息が長く続く人は長く伸ばせるでしょう。ロングトーンが苦手な人が得意になるのは難しいのではないでしょうか。

それでも、毎日少しずつでも、長く伸ばせるようにしようと地道にトレーニングするのは基礎力としてとても大切なことです。

sで息を強く吐き、何秒もつかをストップウォッチではかって下さい。それを毎日やる。必ず少しずつですが長くなります。(人によって限界があるように思います。)

ロングトーンが苦手なら、苦手なことを避けたステージにする方が現実的です。

短期的にどうしても声を長く伸ばす必要があるなら、あまり大きな声にせず、音量も息も節約して伸ばして下さい。口をすぼめて、弱く少しずつ息を吐き、何秒持つかストップウォッチで測ると強い息の時より長いことがわかるでしょう。(♭∴)

 

.声は空気の振動で人に伝わりますので、ロングトーンをするためには、息の出し方が大切になってきます。

腹式呼吸を身につけ、安定した息を長く出すことが必要です。

しっかり吸って、しっかり吐く事から練習しましょう。

その際にはもちろん、身体、喉の状態も大切です。

力んで出そう出そうとせずに、よい発声方法で響きを感じながら、伸ばしてみましょう。リップロールなどで呼吸を一定に出す練習なども有効と考えます。(♭Ц)

 

.声を長く伸ばすには、以下の3つのことが必要です。

1.相応のエネルギー=息

2.支え

3.無理のない喉の状態

エネルギー=息について、長く伸ばすためには長い息が必要です。具体的に「どのくらい」必要なのかというと、実際にロングトーンで伸ばしたい音を、5回に分けて出してみましょう。一回ずつ丁寧に息を送り込んでやってみて下さい。これができたら、5回分の息の総量を想像してください。それが一回のロングトーンに必要な息の量です。結構多いと思いませんか?

多いと感じた人は、普段、出し惜しみをしていると思ってください。

次に支えです。最初から最後まで音を伸ばし続けるおなかの力です。息を吐くときに、おなかがしぼまないように外側に押し続ける力です。わかりにくければ、ピアノやテーブル等、重いものを持ち上げようとしてみてください。自然とおなかや腰回りに力が入ります。この感覚を、声を出すときに利用すると、声がゆれなくなります。

最後に喉の状態です。ロングトーンを失敗する人は、伸ばしている途中に喉や口の中の形を無意識に変えています。これを変えないことです。「ア」のロングトーンなら、どこを切っても金太郎飴の如く「ア」になるように心がけます。細かな「ア」の集合体が、「ア」のロングトーンになると考えてみてください。(♯∂)

2018年7月28日 (土)

Q. デックングについて教えてください。

.デックングは、ジラーレと同じような意味で使われる場合も少なくないようですが、デックングは「被う。包む。」、ジラーレは「曲げる。回す。」と、まったく違う意味を表します。どちらも高音域の発声に関して、よく使われるので、レッスンを受ける側としては誤解が生じ、誤用が広まったのでしょう。

今は、交通機関や、情報伝達網の進化で、グローバル化が著しく、オペラ歌手の声に関しても地域色がとても薄くなっている気がします。以前は、イタリアオペラの声とドイツオペラの声は、まったくと言っていいほど違ったのです。デックングは、ドイツ語なので、ドイツ的な声楽の発声法の用語として、私はとらえています。文字通り、声を被う、包む、むき出しにしない。(行き過ぎると、明るく輝かしいのはもってのほか、とイタリア的発声の全否定にもつながりかねませんので要注意です。)

そのために必要なのは、軟口蓋を適度に挙げて、口の奥を広めに空けたまま、声を出すことです。たったそれだけですが、軟口蓋を挙げるトレーニングと、口の奥を広げるトレーニングを、充分に繰り返してはじめて、楽にこれができるようになるのです。(♭Ξ)

 

.ドイツ語で「かぶせる、おおう」といった意味で、声楽の指導の際によく使われる用語です。言葉の意味としてはイタリア語のキゥーゾ、英語のカバーとも同じです。声を開き過ぎたり、明るく過ぎるときによく使われます。また、ある一定の音域から音域への移行の際に使われることが多いですね。チェンジの位置、パッサッジョと呼ばれる声が低音域から中音域、中音域から高音域への移行の音域で声楽的技術として音をジラーレ(まげる)しながら歌う必要があります。その際、声が明るすぎるとうまくいかないことが多いのでカバー、キゥーゾ、デックングといった言葉がでてきます。これは指導者がどこで勉強したか、または指導者の得意な声楽ジャンルでも言い方が変わってくるかと思います。

パヴァロッティの師匠であるアッリーゴポーラは「声はカヴァーしたりオープンにしながら歌わなければいけない」といっています。しかし、現場で出てくるデックングの意味あいとして「おおう」というよりも「暗く」という印象をうけることが多いです。発音を暗く、音色を暗くという印象がほとんどです。

デックングがドイツ語という面もあります。テノール歌手がわかりやすいのですが、イタリアのテノール歌手とドイツのテノール歌手は明らかに声が違います。これは骨格や言語によるところが大きいですが、ドイツの歌手はイタリアの歌手よりも太い、暗い、丸い、などの印象をうけます。その結果、イタリア語の作品のようにドイツ作品を歌うと明るすぎるという指導が入り、もっとデックングでという言葉がでてくるのだと思います。実際にドイツ語には開いたオ、閉じたオなど日本語やイタリア語よりも多数の母音があります。暗い母音が多いのも事実です。

しかしイタリアにもキアーロ・スクーロという発声の考え方があります。直訳としては「明暗」です。明るくだしたり、時には音域により暗く出す必要があるという発声のメソードです。実際にすべてを明るく歌うということもないので実際に指導者からデックングという言葉がでてきたら暗く、おおうようなイメージをもつとよいかもしれません。(♭Σ)

 

.発声で高音域のとき喉が上がることを回避するための技法と言えます。また「おおう」という意味からも、母音はやや暗めになります。

私はドイツの音楽大学にいた時期がありますが、実技は全て他の国籍の先生だったからか、私自身は「デックング」での指導を受けた覚えがありません。(またはデックングと言われたところでピンとこなくて覚えがなかったのかもしれません。)よって私自身の経験からくるものはないので、私のレッスンでデックングという言葉を使うことはありません。

ヨーロッパでは、世界的に活躍してきた声楽歌手たちは皆イタリア語、ドイツ語などを普通に話します。ドイツ語でのレッスンでもうまく表現したいときはイタリア語を出してくることもよくありました。今振り返るとデックングではなく「ジラーレ」で指導されていたと思います。(♯α)

 

.ドイツ人の先生やドイツ物の曲を演奏する際に、発声用語として用いられることがあると思います。顎を下げたり口先を開け過ぎないなど、使われる意味合いとしては、イタリア語でいうジラーレに近い部分があるのではないかと思います。

モーツァルトのオペラによく出てくる“sotto voce”で指示されている部分を歌うときなどにも、このテクニックは役に立つのではないかと思います。

ジラーレ同様、奥まった部分を通過する制御により、高音域で花開く方向に道筋につながったり、その過程として、ppのように弱々しい(けれども客席の一番遠くまで届くような)状態で歌うようなことに必要不可欠だと思います。

デックングもジラーレも声楽的には非常に重要なテクニックです。しかし、これらをマスターするためには、指導ができるトレーナーの下で時間をかけてなじませることが重要です。自分自身で判断せず、指導者のもとで時間をかけて、少しずつ確実にマスターしていくことをお勧めします。(♭Я)

 

.音を曲げること、気道から口蓋にかけて息の通り道はまるで直角のように曲がっていますが、声もこのように、曲げる必要があるという、数ある歌唱法のメソッドの一つです。デックンはドイツ語ですが、イタリア語ではgirareとよんだり、英語ではcoverとよんだりします。つまり欧米では割と共通認識の技法なのでしょう。

私は、今はあまりこの技法を意識しません。(私が高音を歌う声種だからなのかもしれませんし、今の発達段階で必要がないのかもしれません。今はストレートに出すことを心がけています。初期のころは意識していました。)

この概念は声楽の初歩の学生には必要な要素かもしれません。ただ何も考えずに声を出しているときは、声の方向性も上方向に一辺倒かもしれないのですが、ある程度の高さになったらこの技術で、声を曲げるように、また英語の発想で言えば、声を上からカバーするかのように、イタリア語の発想で言えば、声を曲げて、歌うことで声をまろやかにすることができると思います。

直線的に出してしまうと、喉が力みやすく、力が入ったままの声になりがちです。このデックングの技法を応用することでまろやかな音色に加えて、声の負担を減らすことができると思います。(♯β)

 

.デックングとは、喉頭をリラックスさせ低い位置に保ち、声帯を伸展させ、丸みのある響きを作ることを言います。

簡単に言うと、「あくびの位置」を思い浮かべていただくとよいと思います。喉頭が下がり、声がクラシック歌手のような響きを持つポイントがあると思います。クラシックの発声法としてひろく知られていますが、この喉頭の使い方はクラシックだけではなく他のジャンルの歌唱にも応用でき、頭声と胸声(いわゆる裏声と地声)のバランスをとりながら広い音域を歌うのに必要だと考えています。ミックスヴォイスの習得にも欠かせない要素の1つとして、必要に応じてトレーニングに取り入れています。

いろいろな声を出すことに慣れていない場合は少し違和感があるかもしれませんが、声のストレッチのつもりでチャレンジしてみるとよいと思います。(♯ё)

 

.ディクングとは、「被せる」ということで、ジラーレのように息を後頭部付近で回すように発声をします。声楽、オペラにおいて、転換区の高音域(ソプラノ、テノールの場合ミからソ、アルト、バリトン、バスの場合ドからミの辺り)を発する際に有効と思われます。

この音域をまっすぐ裸のまま前方にのみ発すると、声そのものが出にくい、音程が下がる、非アカデミックな声になる、喉に負担がかかる。という弊害が生じます。そのような経験をされた人は多いと思います。

そこで、このディクングという被せる発声を使いますと、声そのものの質が向上する(アカデミックな声になる)、声が出しやすくなる、音程がとりやすくなる(キチンと音程がハマるようになる)、喉の負担が減少する、何より音域が広がっていき、転換区より上の音域が楽に発することが可能になる。というメリットが生じます。

ただ、このテクニックが過剰になりますと声を掘る感じになり、声が籠ったり、飛ばなくなる可能性も考えられます。バランスよくディクングを使うことが重要です。(♭й)

 

.高い音を出す時、声を被せる。声に丸みを持って柔らかい響きにするための喉頭を下げ、口唇の開口を減らし、顎を引くなどの一連の動作です。

口の中を開け、声を自分の背中など後ろから前に届けるようなイメージです。また、これらの感覚を使い、低い音から高い音へのチェンジの際に使います。ジラーレなどと共通の要素を持ちます。初めは手などで声の動線を描いたりしながらイメージし、「被せる」「包む」声をイメージするとよいかもしれません。(♭Ц)

2018年6月30日 (土)

Q.ジラーレについて教えてください。

.「ジラーレ」とは、イタリア語で「曲げる」という意味です。高音域を発声するときに、うまく出せない声楽家志望の方に、よく言われる言葉です。「しっかりジラーレして」と。高音域の苦手な方や、どうしてもさらに高音域を出したい方は、顎を上げて斜め上に顔を向け、お腹から力まかせに声を突き上げるように出すことが多いのですが、それでは喉を傷めたり、聞き苦しい声になってしまいます。では、実際に「曲げる」とはどういうことかというと、お腹からまっすぐ上に声を出すのではなく、背中の方に上げてから、後頭部の辺りを通過したところで、前に向かって声を曲げるということです。この、上向きから前に曲げる場所は、頭の上だったり、軟口蓋だったりと、いろいろなやり方があるようです。私のおすすめは、頭の上を超えてからですが、絶対にというわけではありません。これは、イメージだけでトレーニングを続けていくので、不慣れな場合は、とても長いトレーニング期間が必要になるかもしれません。いずれにしろ、一朝一夕に修得できるものではないので、たゆまぬ努力が、必要になります。(♭Ξ)

 

.「曲がる、曲げる」というイタリア語の動詞で、声楽の基本的な技術ですが、とても習得が難しい技術です。私の師匠の一人であるメトロポリタン歌劇場やパリオペラ座、ザルツブルグ音楽祭などで主役をやっていたテノール歌手は、世界で歌っていくためには「マスケラ」と「ジラーレ」の技術がなければいけないといっていました。むしろ技術としてはこれだけを極めれば声としては何とかなるとも言っていました。

簡単に言うならばストレートな声ではいけないということです。いろんな教えの中には、声のチェンジの場所でジラーレが必要と指導する人もいます。しかし、私の経験ではすべての音にジラーレが必要です。特に色濃くでるのが声のチェンジの位置でしょうか。これはジラーレの技術がわかる指導者の下で根気強く勉強するしかありません。

まずは自分の耳がジラーレを判断できるかどうかが重要です。一番わかりやすいのはパヴァロッティです。パヴァロッティの声はファの音で少し暗くなります。まずはこれを聴きとれるかどうかです。

文章で書くと誤解を生みそうなのですが、自分で練習してジラーレができていると思っているときはできていないことのほうが多いです。自分の近くでおこっているのはジラーレふうの音でジラーレではないことが多いです。身体からはなれた声を遠くへ飛ばす中でうまれてくるのがジラーレです。結果的に自分の耳で判断しづらいので指導者と共に地道なトレーニングが重要です。

逆にいうならば、それほど重要かつ、世界的な技術です。この技術の重要性は人種や国を問わないと思います。

(♭Σ)

 

.ジラーレは回る、曲がる、回転するといった意味のイタリア語で、声楽では「声を回す」という発声の技術を指します。もしジラーレなしで歌ったとしたら、声は直線的になり、特に高音域ではレガートで繋ぐことができません。感覚としては、声を回すというより「息を回す」という方がしっくりきます。息の対流に声が乗っていて、ジラーレでは対流している息の回転を増やすのです。ベルトコンベアーの速度が増すイメージに似ています。

またジラーレの状態としては、あくびをしているときが近いと思います。自然とあくびをしたときの口の開き方は十分ですし、咽頭も下がったままです。この咽頭が下がったまま発声できたらジラーレの感覚を得やすくなりますが、逆に咽頭が上がると喉周辺に力みが生じてしまい息を回せなくなってしまいます。慣れない中では喉に負担のかかる練習になるので、質問や疑問点をトレーナーと確認しながら進めるのが安全です。(♯α)

 

.ジラーレ(Girare)は、イタリア・オペラを歌うような声楽家にとっては必要不可欠な発声テクニックです。イタリア語の語源としては「回す」という意味です。一般的に高音域を出そうとすると、喉が絞まっていくような状態になり、叫び声のようになったり、ファルセットのように薄い声になったりというのがよくあるパターンだと思います。その部分について、首絞め状態を改善し、また、高音域でも薄い声にならないように改善してくれるテクニックが、このジラーレです。

声楽的な発声用語の意味合いとしては、中音域から高音域にかけて、一度奥まったような部分を通過させたうえで高音域で先細りしないような輝かしい音色として出せるような道筋を通す過程の部分を意味します。その際に、直線基調発声ではなく、回した感じ、曲げたような感じになることから、このような表現になるのだと思います。このテクニックについては、個人で行うのではなく、この指導ができるトレーナーのもとで時間をかけて確実にマスターすることをお勧めします。安易に自分で判断することは弊害を生みやすく、危険です。(♭Я)

 

.イタリア語でgirareとは回すとか曲げるという意味です。声楽用語で用いる場合は、声を出すときにただ直線的に真っ直ぐ出すのでは、ある程度の高さにくると、詰まりを感じたり、声に丸みがなかったりしてしまうため、声を目線もしくは、頭の上あたりで曲げる感覚を指導されます。

日本で誤解されがちなことは、ジラーレさえしてればいいのかということですが、本来の、身体で支えた声が出ていなければ、ジラーレをいくらやってもあまり効果を発揮しないように思います。

まず、発声の基礎的なことを23年くらいやって、ある程度体で支えた声が出るようになり、身体中に呼吸のための筋肉がついてきたら、この技法を意識するといいと思います。

練習方法は、まず口蓋をしっかり挙げてください。声が頭の頭頂部に抜けるイメージが直線的とするならば、ジラーレは頭蓋骨の上を通りおでこの方に90度に曲がっていき、目線の先に声が伸びていくような感覚です。このイメージで声を曲げて出していくことでジラーレの感覚がつかめると思います

くれぐれも、口蓋を上げることを忘れないでください。口蓋を上げることがたどたどしい場合は、まだジラーレをやる段階ではないのかもしれません。トレーナと相談してください。(♯β)

 

.ジラーレは、イタリア語です。girareと表記し「回す、向きなどを変える、巡る、道を曲がる」などの意味があります。やり方としては、まず腹圧、腰、下半身を使って息を上顎後方へ流します。その下から流した息を真上や後方ではなく、「回すように」前方へ流します。そして流した息の上に声が乗るような感じで声を発します。

このような発声をすることにより、声が効率よく綺麗に出ます。発音も明瞭になります。何しろ声にターボがかかっている状態のため、声量が増え、大編成のオーケストラの音量に埋もれることなく飛び出して観客の耳に届きます。正にクラシックの声楽、オペラをはじめとする歌の発声に最適なテクニックです。(♭й)

 

.声をまわす、回るという意味のイタリア語です。直線的な声ではなく、曲線的な声でレガートを意識しながら、声を身体の後ろ側から、後頭部をつたって、ひたいのあたりから前に出すようなイメージで声を回すことです。

口の中が上にあく、あくびなどのイメージに近いところです。習得には、息の流れが必要と考えるため、腹式呼吸と発声がしっかり連動し、息を回し、声が回るように、基礎の練習が大切になると思います。(♭Ц)

 

.あくまでイメージ的にですが、頭骨にはいくつもの穴が開いており、そこに膜があったり、神経、血管などが通っていますが、それらの中には頭声を生み出すための頭骨への入口となるものがあるとします。その中のとある穴をある曲線で音を通していくと、増幅が起こり、ついでジラーレと呼ばれる頭骨沿いに回転していく音が得られます。ジラーレに関しても歴史的に長い間理屈が分からないことではありましたが、それが存在している事は声楽家であれば知っています。現在は道筋を発見できたので、やり方を理解できれば誰もが綺麗な共鳴を得られるようになりました。個人差はありますが、声を入れる角度、回すイメージによって、うまく共鳴が得られます。まるでホルンのように音が回っていくのを実感することができるので面白いものです。(♭∀)

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