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ヴォイトレレッスンの日々

03.発声 

2022年6月11日 (土)

Q.発声は、意志によってなされるのですか。☆

A.痛みや恐怖で声を上げるときは、反射です。発声は心身の反応、オペラント反応とレスポンス反応です(これをレスペラント反応ともいいます)。呼吸反応や筋反応も、表情や姿勢も同じです。

2021年12月14日 (火)

Q.発声の基本は、何から始めるのですか。

A.何事であれ、やり過ぎるほどやってみて、調整するというのが、基本の力のつけ方です。

ピッチャーなら、コントロールよりも、パワフルな豪速球や遠投から入る方がよいわけです。変化球を早くから投げると、よくないのは常識となっています。

なのに、発声やヴォイトレでは、まさに多くの変化球の習得から入るような教え方が多くて、後で伸び悩むことになっています。

2021年12月 3日 (金)

Q.「発声のとき、呼吸を意識してはいけない」と言われました。

A.筋肉は、意識を向けると収縮、緊張します。支えられることは大切ですが、発声は、呼吸や筋肉に注意を留めることとは別です。

筋肉がしなやかに動き、疲れないことが大切です。

2021年10月29日 (金)

Q.発声していても、手ごたえがないのですが。☆☆

A.発声においては、拮抗、つまり、声を飛ばす反動としての体の支え、声の重さへの抵抗のようなものをもってこそ、確かな上達へのプロセスといえます。これは、姿勢での重力(体の重さ、自重です)と反動のように捉えるとよいかもしれません。砲台が軽いのに重い砲丸が飛ぶわけはありません。

しかし、感覚なので人それぞれです。今すぐ感じられなくてもかまいません。

 

2020年5月22日 (金)

Q. 声帯でしっかり音を出すにはどうすればいいのですか。

A.声帯がしっかり伸ばされて、息漏れのない状態で声が出ていると、ビッとした張りのある音になります。しかし、声帯でしっかり出そうとか、伸ばそうとか、息漏れをさせないようにしようと思っても、自分ではなかなかコントロールできるものではありません。

例えば、武道をやっている人が、「ハァーッ」と、とてもいい声を出しているのを聞いたことがあると思います。あれを再現しようとした時に、横隔膜は、両サイドに張られ少し下がりピンとした状態になり、同時に声帯に息が当たり、あのような声がでます。

歌で使うには、さらに声帯、感じにくい人は喉仏あたりで、はっきりと「あ!」と発音することです。これを、決して喉だけの作業にせず、あくまで横隔膜と連動して声を出すことが重要です。横隔膜と声を連動させていくのは時間がかかりますが、理想の音を常に頭に置いて練習してみましょう。(♯β)

2020年4月 7日 (火)

Q. 支えとイメージの関係はどのようなものですか。

A.自由に動かすには、どこかに支え、動かない点があって安定します。声をひびかすにも「声の芯」がいるとか、そのなかに「一本の線」とか「縦の線」とかをイメージさせます。それは私のとっている方法です。

「どこか一点に集中しなさい」とか「声を集めなさい、あてなさい」というのも同じです。あいまいにコントロールはできないので、トレーナーは、似たような指示を出すのです。(♯)

2020年4月 3日 (金)

Q.高い音を押したり、突き上げるようにしないと出ないのですがどうすればよいのでしょうか。

.歌を習い始めて最初のころによく見られる傾向です。高い音を歌おうとして、強い音でなら歌えるが柔らかい声色や小さい音では歌えないという人がいます。本当にはじめのうちは、出ないよりはいいので、一所懸命出すのはいいのですが、喉で押したり突き上げたりしないと歌えないとならないよう気をつけましょう。体の内側の筋肉をつけて高音を支えられるに値する、歌のための筋肉をつけていきましょう。 

喉の周りの力は抜いて、お腹を動かしたり、張ったり、体幹を使って歌えるようにトレーニングしてください。口蓋を上げることも重要ですし、胸郭を広げ続ける意識も有効かと思います。

次第に筋肉がついてくると、押さなければ歌えなかったようなフレーズも体で支えられて、歌えるようになってくると思います。人によって習熟度や進歩の度合いは異なりますが、筋肉をつけていくことなので、数か月、一年単位で考えるといいと思います。焦って急ぐのが一番よくありません。一度ついた癖をとるのは大変です。

(♯β)

2019年9月 9日 (月)

Q.出しやすい声から始めるのはなぜですか。

A.声は共鳴し、さまざまな動きや音色をとれることを、先に出やすい声で充分に学んで欲しいからです。(♯)

Q.最初に出しやすい声=理想の声ですか。

A.そうとは限りません。中途半端に出しやすいだけで、必ずしも正しくないので、後に正す必要があることも多いです。特に「ア」や中音域についてそういうことはよくあります。扱いやすい分、ずっと雑に浅くなっている人も多いのです。(♯)

2019年4月22日 (月)

Q.喉にかかるのを外したい。

A.喉でなく、違うところを、お腹でも、胸でも、顔でも、腰でも、膝でも意識してみてください。

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