Q.念仏は、なぜ落ち着くのですか。☆
A.南無阿弥陀仏はヨーガの整音オー、ウン(ム)が入っています。解放的なアー、緊張のイー、落ち着くウン、まとめると、namu、ami、da、butsu、ナーム、ンアミィ、ダァ、ブウツウとでもなりますか。
A.南無阿弥陀仏はヨーガの整音オー、ウン(ム)が入っています。解放的なアー、緊張のイー、落ち着くウン、まとめると、namu、ami、da、butsu、ナーム、ンアミィ、ダァ、ブウツウとでもなりますか。
A.1.英語の必要性のなさ
私たちの日常生活において、日本語以外は、ほぼ使う必要がありません。学問などの専門知識の分野では、日本語の翻訳が高度に発達しています。海外の文献を日本語のままで、ほぼ理解できることが大きいでしょう。
これは、英語を使ってしか学問知識を取り入れたり、最新の問題を論議できない国では考えられないことです。日本の翻訳技術の高さ、書物などの発行数、映画などの字幕、吹き替えなどの多さ、早さと、取り入れの体制のよさは豊かさの恩恵です。日本語の柔軟性も、その一端を担っています。
2.日本語の文字としての機能の高さ
日本語は、文字として、表意文字の漢字(音読み、訓読みをもつ)、表音文字のカタカナとひらがながあります。ラテン文字(ローマ字)やギリシャ文字なども用います。縦書き、横書きがあります。擬態語、擬声語、オノマペトなど、多様に言語や音や感情の表記機能をもちます(ex.静かさ、閑さ)。
3.日本語の音声機能の弱さ
日本語には母音5つ、子音13くらい、その組み合わせを中心とした音数はわずか108~200くらいです。そのなかで、認識するので、同音異義語が多く、誤解も生じやすいのです。ほぼ似た音で認識してカナで書きとれます。音声ではシンプル、音数も少ないことが、似たように聞こえ、カナ文字にして共通に認識できるわけです。音数の少なさが、他の言語や音の取り込みを曖昧ながら容易にしているのです。
それは同時に、言語以外の音も表記しやすく、オノマペトも多いことになります。さらにそれを補うために絵文字なども発達しています。この点で、デジタル記号というよりもアナログ絵(GUI:グラフィカルユーザーインターフェイス)のような性格でしょう。
どの外国語も、外来語としてカタカナで、似て異なる発音のまま取り入れ、日本語に編入してきました。それが、反面で、正確な外国語の発音の矯正の障害の一因にもなっています(ex. va→バ)。
当然のことながら、母語で音の種類が多い言語を使っていると少ない音数の言語を学ぶのは簡単であり、逆は新たに学ぶべき発音が多い分、難しいのです。
4.日本の歴史、風土、生活、性格
日本は、かつては、あらゆるものを大陸から漢字(漢語)で、明治維新以降は、欧米から西欧の言語(外来語)で取り入れてきました。世界の情勢のままに、ポルトガル語、スペイン語、蘭語、そして仏語、独語、英語と、見境なく吸収してきたのです(そのため、向こうに行ってきた人や、翻訳家、プロデューサーの立場の人が偉く扱われることになりました)。
元より、日本人は、「話す聞く」よりも「読み書き」中心で生活し、その上に、学問、生活、芸能文化なども発達してきました。農業中心の島国であり、長老制、一子相続で家や村中心、以心伝心で察する文化の国です。人見知りをし、シャイで、見知らぬ人との音声でのコミュニケーションや自己表現を苦手とし、説得や交渉、自己主張をよしとしない文化風土だったのです。
日本語もその性格を帯びています。息を強く吐かず、表情筋も、口、顎などをあまり動かさないで発することができます。体から大きく響かせない、明確に発音したり、語尾まで強く言い切ったりしません。
教育においても家庭や学校でスピーチや討論も大して学ばない。敬語などの複雑なマナーなど、立場や使い方が優先され、音声表現のことまで気にかけられません。公の場での対話経験は少ないし、話し方や朗読の練習も大してしない。自分の意見を主張しない、ぺちゃくちゃしゃべらない、歯を見せたり声を出したりして笑わないなど、口に出さないことをよしとする精神文化がありました。日本において、このような音声には、文字や書面ほどに信用がなかったということもあります。
現在でも、会話は1、2分以上も一方が続けて話すことはなく、相槌のなかで曖昧に進めます。以前ほどに論争や口喧嘩もなくなったこと、メールなどの発達が、さらに日本人の音声言語力の劣化を進めています。
日本人でも、日本語より他の言語の方が、明確に意見を伝えやすい、他の言語の方が話しやすいとか歌いやすいと言う人が少なくないのです。
A.日本では、いつも、どこかから輸入されたものがよいという考え方がありました。地元のものはあまりよくないという考えです。くだってきたものがよいということからきた「くだらない」ということばは、それを表しています。
A.日本語で手が人手(で)になったり、木が枕木(ぎ)となったりするのを連濁といいます。tやkの音素が母音の間に挟まれて、dやgの有声音に変化するのです。
A.母音の表では、口の開きの小さい母音は上に、大きな母音は下になるように配置しています。左は舌の盛り上がる位置が前、右は後ろを表します。
母音のアについては、口の開きが大きいだけで、盛り上がる位置で区別されなければいけないのではないのです。そこで、真ん中に置いてあります。
A.たとえば「~から」は口蓋音の「か」、「~ので」は鼻音の「の」が使われているので、固いイメージと柔らかいイメージ、公式っぽいのと私的なもの、つまり、心理的な距離の違いになります。
A.自然音や物理的な音と破裂音、摩擦音、共鳴音が結びつくのは、しぜんなことです。特に、日本語では、たくさんの音と意味が結びついて語ができています。
A.flは動く光、glは動かない光、slは湿っていてすべる、krはうるさい音の語頭につく子音で、オノマトペのような語感をもちます。
A.擬音語が多いのは、音を聞いて視ることが多いからでしょう。
擬態語は、みえ方や心理状態、動作ですので、他言語に訳しにくいのです。英語では、オノマトペを使うと子供っぽくなりやすいので副詞や動詞にしてしまうことが多いようです。
A.大半はそうだと思います。しかし、民俗学者、柳田國男の「遠野物語」では、生の話を聞きかじったのに、そのことばそのままの記録ではなく、創作した作品に変えてしまっています。
00.同問異答(20人のヴォイストレーナーと専門家の回答) 01.姿勢 02.呼吸 03.発声 04.発音/言葉 05.声域/声区 06.声量/フレージング 07.共鳴/ミックスヴォイス 08.リズム/リズム感 09.音程/音感/聴音 10.歌唱とステージング 11.トレーニング/日常の練習 12.表現/オリジナリティ 13.知識/医学/科学など 14.メンタルヘルス 15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー 16.一般/会話/話し方など 17.喉、身体 、生理学 18.トレーナーについて 19.ヴォイストレーニングの考え方 20.このQ&Aブログについて 21.その他、アーカイブ、研究所史 22.音大、教育法、声楽、クラシック、オペラ 23.他のスクール、トレーナーのレッス ン 24.声の基本メニュ 25.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー 26.研究所のレッスン 27.レッスン受講について 28.福島英 29.ブレスヴォイストレーニングメソッド 31.体と息のメニュ 32.発声、声量のメニュ 33.発音、ことばのメニュ 34.共鳴、声域のメニュ 35.せりふ、感情表現のメニュ 36.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ 37.ビジネス、話し方のメニュ 38.メンタル、パフォーマンスのメニュ 39.歌唱、ステージングのメニュ 51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A] 52.(☆~☆☆☆)[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]