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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

04.発音/言葉 268問~

2019年3月 9日 (土)

Q.欧米人と日本人の声はなぜ違うのですか。

.いくつもの理由があります。一例として、

1.体格の違い

2.騎馬民族と農耕民族の違い

3.言語の違い

4.建造物の違い

1をあげてみます。が、白人も黒人も、黄色人種と比べて大柄で筋肉質で体幹がしっかりしています。また、頭骨が前後に長く、彫りが深いため、共鳴腔が広いです。

2をみると、同じ黄色人種でも、中国人や韓国人は、日本人に比べて強い声をもつ傾向があります。ベトナム人やマレーシア人の声は、日本人に近いです。大きな声で指令を伝達する必要のあった騎馬民族と、小さなコミュニティの中で暮らす農耕民族の末裔の違いです。

3の言語については、欧米言語が属するインド・ヨーロッパ語族の音は、前後の音のつながりが強く、流れるように発音されるものが多いです。中国語は顕著な高低アクセントのため、必然的にはっきりとした音となります。

日本語は言語学的には「孤立した言語」と言われており、他のどの言語とも隔たりが大きいです。言語は生活環境の中で発展してきたので、日本人特有の、「和をもって尊し」とする島国の美徳は、語尾のはっきりしない柔らかな言葉を生み出しました。

4の建造物を見てみましょう。ヨーロッパの古い建物は石造りで、残響時間が長いです。教会のような天井の高い建物の豊かな残響は、グレゴリオ聖歌のような教会音楽に大きく影響しています。対して日本の、木と畳と紙でできた建物に、残響はほとんどありません。三味線や箏といった楽器に共鳴を増幅させるような機構がないのは、それが不必要だったからです。声も同じです。西洋音楽のような、大きく豊かな響きを必要としない文化だったため、それに見あった声になった、ということです。違うのには理由があり、もし西洋音楽をやりたいのなら、この差を埋める必要があるだけです。(♯∂)

2018年12月15日 (土)

Q.私の日本語は抑揚が少ないですか。

.あなたに限らずですが日本語は母音優位の言語ですので、よい意味で流れるように話すことができます。また、言葉のアクセントも多言語より柔らかいと言えます。例えば、階段(か-いだん)、電車(で-んしゃ)とアクセントはあってもその母音を長くはのばしません。それに対して欧米の言語、例えばイタリア語「domani(ドマーニ)明日」、「ieri(イエーリ)昨日」はアクセントのある母音を長くのばします。

そのことを象徴する体験として、以前ドイツの語学学校にいたときに、私と友人の会話を見聞きした様々な国の学生から、日本語はずっと平らに話しているように聞こえる、という感想がありました。平らというのは抑揚がないからそのように聞こえるのでしょう。感情が見えないので会話の中で突然笑ったり驚いたりしている姿が面白い、とも言われました。しかしこれは言語の特徴であり、よい悪いを判断することではないと思います。

朗読や講演など人前で話す必要性があるならば、それに見合ったトレーニングで解決できることです。(♯α)

2018年11月 4日 (日)

Q.日本語に同音異義語が多いのは、なぜですか。

A.音数が少ないからです。中国から取り入れるときに、四声、声調を取り入れなかったり、違う音を同じ音に認識してしまったのです。カウをクヮウとコウをコウにするなど。(♯)

Q.音象徴とは、何ですか。☆

A.ある特定の音が何事かを象徴していることです。

秋葉原をアオバハラと読まないのは、音位転換といいます。(♯)

2018年10月15日 (月)

Q.外国語感覚からのヴォイトレを教えてください。

A.発音でなく、発息、声でなく息の音から変えていきましょう。この応用が外国語でのことばのトレーニングです。

母音は、息が少ないが、その前にたくさんの子音がつく英語では、たくさんの息を強く吐くのです。

日本語は、息を少なくし、母音をはっきりと発音することと思われていますが、英語は息を多く、子音をはっきりと発音します。それを日本語にも生かすべきです。

 

Pronunciation(発音) + Phonation(発声)+ Breathe(息)

(英語の ordinary voice は、日本人のふつうの声と違います)(♭ф)

Q.日本語を外国人のように発するトレーニングとはどのようなものですか。

A.簡単に比較してみます。

日本語    英語

1.姿勢    ・猫背   ⇔   ・まっすぐ

 

2. 呼吸  胸(式)の上部    胸の下部 

さらに、胸式(横隔膜中心に)

浅く、弱い(鈍い)、短い ⇔ 深く、強い(鋭い)、長い

 

3.発声    かん高い     低く太い(高くとも)

浅く平たい    張り、ひびきあり

のど声       胸声、ハスキー

声量 小      声量 大

 

4.共鳴   のどあがる   のどさがる

軟口蓋 ふつう  軟口蓋 あがる

共鳴しない    共鳴する

 

5.その他  あごがあがる   あごをひく

表情がない     表情筋を使う(♭ф)

2018年10月 8日 (月)

Q.誰でもネイティブになれますか。

A.何をもってネイティブというのかにもよりますが、英語のように、世界の共通語となっているのは、かなり許容範囲が広いから、あまり心配しなくてもよいのです。ジャパニッシュより、イングリッシュに近ければよいくらいから、スタートしてもよいでしょう。

日本語というのは、けっこうあいまいです。たとえば、正しい「あ」はどこなのかというと、決まっていません。結局、「い」「う」「え」「お」に聞こえなければよいわけで、「あ」「え」の間くらいだと、少し聞き苦しいですが、あまりはっきりとアナウンサーのように言うのも、わざとらしく感じられます。(♭ф)

 

Q.なぜ発音をマスターできないのですか。

A.私たちが認識していないから、言い分けられないのですが、日本語で普段使っている中にも、たくさんの音があります。文字としての50音(実際は100150くらい)でなく、音声としてはけっこうあります。

そういうものに敏感になっていくのも、耳を鍛えることになりますね。

たとえば、腹話術師、いっこく堂さんは、従来、腹話術でははずしてきたマ行を唇をつけずに舌でつくって、明瞭に発音できるようになったそうです。ここまでのことは、無理ですが、何事も訓練しだいということです。

(♭ф)

2018年9月24日 (月)

Q.ヴォイトレで多言語に学ぶ必要はありますか。

A.私のレッスンでは、英語に先駆けて、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルの曲のフレーズコピーをメインで行なっていました。その人にとって声の出しやすい言語があれば使うとよいでしょう。発声に関してであって、言語としての理解力、発音力は問いません。

(♭ф)

Q.オペラを教材にするメリットはなんですか。

A.オペラ歌手のように、イタリア歌曲から入るのもよいでしょう。オペラ鑑賞は、声の醍醐味が味わえます。そこでは誰もがハイトーンやボリューム一杯の声を聞きたがりますが、言葉に近いところ、弱いところをしっかり聞くことです。そこで、深い呼吸、声立て(役者でいう声にするところ)、理想的な共鳴のことがわかりやすいでしょう。

最近、プロの役者や声優に日本語のまえにイタリア語で読むトレーニングもやっていますが、これもけっこう効果的です。日本語でいつもやっていて、行き詰まったほうが、けっこう早く直ります。歌い手も、外国語でやるほうが発声としては出しやすいのは確かです。(♭ф)

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00.トレーナー共通Q&A 同じ質問に対するトレーナー複数名の回答(同問異答) 01.姿勢 166問~ 02.呼吸 370問~ 03.発声 748問~ 04.発音/言葉 268問~ 05.声域/声区 207問~ 06.声量/フレージング 108問~ 07.共鳴/ミックスヴォイス 126問~ 08.リズム/リズム感 159問~ 09.音程/音感/聴音 125問~ 10.歌唱とステージング 240問~ 11.トレーニング/日常の練習 913問~ 12.表現/オリジナリティ 283問~ 13.知識/医学/科学など 463問~ 14.メンタルヘルス 88問~ 15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー 109問~ 16.一般/会話/話し方など 146問~ 17.歌、歌い手 18.トレーナーについて 19.ヴォイストレーニングの考え方 20.このQ&Aブログについて 21.その他、アーカイブ、研究所史 22.音大、教育法、声楽、クラシック、オペラ 23.一般的なレッスン、トレーナー、スクールなど 24.声の基本メニュ 25.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー 26.研究所のレッスン 27.レッスン受講について 28.福島英 29.ブレスヴォイストレーニングメソッド 30.Q&A 31.体と息のメニュ 32.発声、声量のメニュ 33.発音、ことばのメニュ 34.共鳴、声域のメニュ 35.せりふ、感情表現のメニュ 36.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ 37.ビジネス、話し方のメニュ 38.メンタル、パフォーマンスのメニュ 39.歌唱、ステージングのメニュ 51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A] 52.(☆~☆☆☆)[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]