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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

05.声域/声区 207問~

2018年11月 3日 (土)

Q.高い音がうまく出ないのですが。

.高い音を出すためにはいろいろな条件がそろわないとうまくいきません。私自身も昔は高い音が出なくて苦労しました。高い音の訓練をし始めて、先生と自分を比べたときに、明らかに違っているなと思ったのは、「息のスピード」です。自分にとって精一杯出しているつもりでも、私の息のスピードでは高い音を声帯がしっかり慣らすだけの量に達していないのです。非日常的な息の量を、当たり前のように吐けるには訓練が必要です。

さらに、頭蓋骨を上に引き上げたり、奥を広げたりするというイメージも大変役に立ちました。息を吸ったときに、頭蓋骨を上に持ち上げます。そうすると、口腔内に空間ができて、高い音を出すいいフォームが作られるのです。奥をあけて、息を思い切り吐き、声を前に、というのが高い音を上手に出す条件になります。思っている以上の息吐き、頭蓋骨上げなどをやってみてください。(♯β)

2018年9月15日 (土)

Q. 高音域が苦しくなります。

. 高音域を出しにくいと感じる人の発声の仕方で、歌っている姿を見ただけで苦しそうだと感じることがあります。どのような状況であるかというと、「音が上がるにつれて上を向きだす」、「音が上がるにつれて肩が上がりだす」、「音が上がるにつれて顎が上がり、口の上半分がとても開く」、「音が上がるにつれて口が横に開いていく」というような状態です。

これらは、見た感じとしても不自然な動作になり、違和感を覚えることになると思います。本人は必死なので、そのような意識は全くと言っていいほどないと思われます。これらの動作の良くない部分は、「声と体の重心が高くなり過ぎている」ということです。高層建築物でも、土台は相当深い部分まで基礎ができているはずですし、乗り物でも、低重心の方が高速域でふらつかず安定した走行ができます。F1マシンやフェラーリ、ランボルギーニなどが、あのようなスタイルなのはそれなりの理由があるのです。声に関して「重心が上がることによって息が入りにくくなってしまう」ことが一番の問題点で、高音域が苦しくなってしまう部分のかなりの要素を占めていると思います。

そのような状態を何とかしようと体が働き、「顎が上がる」、「肩が上がる」などの悪循環が始まると思います。声と重心は関係ないように思われるかもしれませんが、密接で大事なことなのです。(♭Я)

2018年8月18日 (土)

Q.女性は声のチェンジでは、実際にどの音で変えるのが理想ですか。

.ある程度の高さになったら、裏声のような、上からアプローチした声のポジションに頼っていくことで、高音にスムーズに移行で行きます。

女性の場合は、真ん中のドレミくらいで少し上のポジションに移行していくということが、クラシックの教則本に書いてあります。喉にも大変理想ですが、ドレミファソラシぐらいまで地声で行く人もいらっしゃいます。ただし後者の場合は、チェンジの場所がかなり高いので、地声と裏声の差がヨーデルのようにはっきり出過ぎてしまうかもしれません。前者の場合は声句変換をスムーズに行うことができて、チェンジの場所があまりあからさまにはわからないように変換させることができます。

さらに高音の変換についてです。ドレミで変換させた後は、二点シまではこのポジションのまま歌います。そして三点ドでさらに声帯を薄くし、もう一つ上のポジションからだすように転換させます。これを会得するには、耳でいろんなソプラノ歌手の声を聴いて、音の変化を感覚でつかんでいく必要があります。(♯β)

2018年8月11日 (土)

Q.地声で歌いたいのですが、どうすればよいですか。

.ポップスの歌手や、歌う曲によっては地声で歌いたいという感覚はよくわかります。裏声で、抜けてしまった声はなんかパワーもないし、マイクに乗らないような気がします。

しかし高い音域はちょっとずつ裏声のポジションを意識して行かれた方がいいと思います。

喉を突き上げるようにして地声を出す人がよくいらっしゃいます。まず、突き上げずに喉は胸の方になでおろすかのようにリラックスさせましょう。

裏声にしたときに地声との差があまりにも顕著な人は、裏声で声が前に行かずに顔の中で止まっていますので、お腹で圧力をかけてしっかり息を顔の前に吐き、その息に乗せて鋭い息で声を出しましょう。しっかり発声することで、裏声地声の差はそうなくなると思います。

話し声の発声を取り入れましょう。「あ」と話している声のポジション、感覚を発声練習に取り入れてください。表の声のまま歌えると思います。(♯β)

Q.低音の出し方を知りたいです。

.声帯の長さで、ある程度、その人の持つ音域は決まってきます。決まっているといいつつ、お仕事や、お芝居・ミュージカルなどの舞台で与えられた役柄などによっては、自分の適性の音域でなない音も出さなければならないときもあると思います。

低音の出し方とのことですが、低い音だからと言って特別に力んだり、下顎に力を入れないようにしましょう。高い音域のときは口蓋を上げたり頭蓋骨の中に空洞を意識したりしますが、低音のときには胸をなでおろすよう、下げておきます。喉から胸の方に空間を作るイメージです。胸を下げて、空間を意識しましたら、この空間に音を響かせるように声を出してみます。重要になるのは脱力です。

下あご、舌の付け根、喉を緩ませて発声練習してみましょう。息とともに声を導いていくと出しやすくなると思います。ドレミレドという音階だったら、最初のドを歌う前に息を吐きます。吐いたときに、少しだけ声を混ぜます。その声を徐々にドの音に近づけていくようにすると、息で音を導けます。(♯β)

Q.地声で歌いたいのです。裏声で歌うと声が後ろに逃げてしまうのです。

.女性の場合、地声で出せるのは真ん中のドレミまでだとする教則本もあるくらい、本当の地声は声にとって負担がかかります。そして地声優勢で発声する方に多く見られるのが、喉を突き上げたような発声の仕方です。楽に、変な力みを入れずに声が出せればそれでいいのですが、なぜか、喉を突き上げてとても苦しそうに発声なさいます。

そこでポジションを学ぶために裏声や高い声をトレーナーに指導されるのだと思います。このポジションを覚えれば、喉を突き上げるようなフォームはなくなるはずです。

しかし裏声を間違って捉えれば、声が頭蓋骨の中や後ろでとどまったままにして歌ってしまう方もいます。これは大きな間違いです。声は裏声だろうと表声だろうと地声だろうと前に出すのが鉄則です。

お勧めの練習方法は、横隔膜のあたりに手を置いて、息を鋭く吐きながら、このお腹のエネルギーを使ってみて下さい。若干前に張り出すような感覚があればなお結構です。張り出しつつ息を鋭くハーと吐いてみます。この鋭い前に進む息に声を乗せてみましょう。そうすると、声は裏ではなく表に出だしてくると思います。(♯β)

2018年8月 4日 (土)

Q.声のチェンジとは何ですか。

.地声のまま声を高くしていくと、ある程度の高さで頭打ちになり、それ以上高い音が出なかったり、苦しかったりすることがあると思います。このときに声のチェンジをしていくと、スムーズに上のポジションに移行していけます。

イタリア語でジラーレ、ドイツ語でデックング、英語でカバーなどというふうに表現されますが、この手法を用いることでチェンジをしやすくすることにもなります。

イタリア語の「ジラーレ」は「回す」、ドイツ語の「デックング」英語の「カバー」は「被う」というような意味です。声を頭蓋骨の真ん中あたりで曲げる、声に何かを多いかぶせるようにして、上方向からのアプローチをするということです。

低音から高音に移行していくとき、音をただまっすぐ歌い上げていくと、どこかで頭打ちになるのを、この技術で中声から高声へとスムーズに、且つ美しく歌いあげていくことができるのです。

いろんな歌手の声句の移行のさせ方を、耳で聞き、トレーナーに指示を仰いでみてください。(♯β)

2018年6月16日 (土)

Q.高い声になると声を飲み込んでしまうと言われます。

.中低音はきれいに出ているということですね。高音になると飲み込んでいるということは、高音になったときに、中低音のときとは体の何かを変えてしまっているということに気づきましょう。

大抵の方が、高音になると、それを出すだけの身体ができ上がっていないがゆえに、喉、首、肩、胸、背中などの上半身を固めてしまっていることが多々見受けられます。高音を支えられるだけの筋肉を、時間をかけて作ると同時に、自分の身体のどの部分が固まっているのかに気づかないことには、次に進めません。

また、身体を固めてしまっているほかに、高音を出すに必要な息が吐けていないということも考えられます。中低音のような、ゆったりした息ではなく、スピード感のある息、また、量も必要です。高い音でも、身体を緩め、脱力した状態を作り、息を、顔の外に吐いていけるよう訓練しましょう。(♯β)

2018年5月12日 (土)

Q.音が高くなると緊張します。

.これは多くの人に当てはまる課題ではないかと思いますが、音が高くなっていくと、出るかどうか不安になってしまうというのは難しい課題ですね。特に音が跳躍したような状態で高音域を出さなければならない状況などは、より大変に感じると思います。一発で高音域を出しやすくするコツなどがあれば楽なのですが、残念ながら万人受けする特効薬のような即効性のあるコツは存在しません。

唯一あるとすれば、「音を狙い過ぎない」ということです。高音域に関しては、狙ったからと言って出るようなものではないのです。地味な訓練になりますが、中低音域でしっかり身体で支えられた声を出せるように訓練すること、そしてそれを応用して体を高性能に扱って高音域を出せる状態に訓練していくことが必要です。地味で面倒くさいように感じるかもしれませんが、一発出るか出ないかのような博打のような歌い方よりも、高性能に制御された歌い方の方が安定感も信頼も増すと思います。揺るがぬ力を身につけて音域問わずに歌えるようにしていきましょう。(♭Я)

2018年4月23日 (月)

Q.高い声のデメリットは何ですか。

A.無理に高い声を出したり、声を無理につくったりすると、支障が出ることが多いものです。子供の声を出すと、頭が血にのぼったり、肩が凝るのでやめたという声優さんもいます。アニメ声や子供ミュージカルの役者さんは、声を壊すことが多いそうです。聞く方も、うるさく緊張を強いられることもあります。幼いイメージもあります。もちろん、使い方によっては、かわいい、女性らしい、清潔、清らか、賢い、意志が強い、高貴などといったイメージもあります。(♭ф)

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