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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

09.音程/音感/聴音 125問~

2018年9月 1日 (土)

Q.音が止まっていると言われます。

.歌えてくると、だんだん音一つ一つを明確にして歌わないといけないと思い込んでいる方、音がつながってレガートにならない方、音が一つ一つ止まってしまう人がいらっしゃいます。

考えられることは、音符を見ながら歌っているため、その視覚的印象を忠実に再現し演奏してしまっているということです。音符は、丸い玉、団子のように書かれているので、それを一つ一つ明確に区切って歌っているということは容易に陥りやすいことです。特に日本語は一つの音符に一つの音節が付いているので、音符の丸い玉を意識すればするほど、音がぶつ切れになり、音が止まってしまい流れなくなります。

歌い慣れてきたら、音符を丸い玉や丸い団子とは思わずに、その団子をお餅のように引き伸ばして、音や言葉を長く引き伸ばしながら歌ってみてください。はじめは不自然に感じるかもしれませんが、音を楽譜による視覚イメージから解放させる方法の一つになると思います。音も止まらずに流れて歌えるようになっていくのではないでしょうか。(♯β)

2018年6月25日 (月)

Q.耳の力を磨くにはどうすればよいですか。

A.声で高低の聞き分け、特に子音の聞き取りをしっかりとやりましょう。その上でかなり大げさに発音していきます。

日本語は、声の高さが平坦で一定の感覚で音節が続きます。原稿用紙のマスを句読点なく埋めていくような感じです。

それに対し、英語は、文節ごとに区切られ、リズム、アクセントが複雑なため、かなり耳が敏感で、しかも体や息が働かないと難しいのです。ジェスチャーとともに英語を覚えるのも効果的です。

音素の多い中国語を話す中国人には、英語がうまい人が多いです。(♭ф)

2018年6月18日 (月)

Q.耳から始めるトレーニングとはどうするのですか。

A.赤ん坊は、音を聞くときにリズム、イントネーション、メロディで入ります。私たちも、それに習いましょう。

耳の調律は、モーツァルトの曲やグレゴリオ聖歌など、イメージを絵や音にする前言語段階でやりましょう。

自分の歌いたい欧米のことば、リズムと、日本語との差を感じましょう。

外国語で言うときも、声を発したい思いを感じて、ことばを発しましょう。その国のことばの音でのコミュニケーションの感覚を養うことです。

そのためには、まずは、生き生きしたことばのメロディになじむことが大切です。語学も歌から始めるとよいでしょう。歌になじむことは、その国やその国の文化を超えて、人間の考え方、思想、コミュニケーション、表現力の勉強ともなります。(♭ф)

2018年4月14日 (土)

Q.伴奏をよく聴くように言われました。

.ボーカルをやっている方、歌を一人で歌っている方、ここに来られる方によくみられる現象として、自分の歌はとてもよく歌えているのに、伴奏とのやり取りに慣れていないということがあります。

皆さん、声のことにとても熱心に取り組まれていますが、最終的に聴かせる段階において、注意しないといけないことが、伴奏としっかり調和した演奏になるということではないでしょうか。

和音の移り変わりはどうか、自分と伴奏メロディーの掛け合いになっている部分はあるかなど、一度伴奏部分がどうなっているかを楽譜で確かめてみましょう。歌詞だけで練習している人も、一度楽譜で伴奏系を確かめるといいと思います。

歌詞の意味あいと、和音の移り変わりはどう変化しているか。和声にも、機能や表現の効果があると思います。「喜び」「悲しみ」「怒り」「情熱」などの気持ちを、和音とともに感じてご自分の表現にしてみましょう。

さらに、伴奏部分のメロディーが、次に出てくる歌の旋律と掛け合いになってたり、橋渡しの役割があったりする場合があるのに、それをわからずに歌ってしまうともったいないです。

音源を聴いたりして、その曲がどのような構成になっているかを分析してみるといいですね。(♯β)

2017年10月23日 (月)

Q.日本人の聞き方の特徴は何でしょうか。

A.本来、日本人は、音の構成や和音(ハーモニー)よりも、一音の響きのなかに感じ入るということでした。それは、欧米の教会のキンコンカンコンと、日本のお寺のゴーンの違いが象徴しています。日本人は、構成美やハーモニーよりも、単音のひびきに心を動かされるのでしょう。(♭ф)

2017年7月17日 (月)

Q.どうして自分を音痴と思っている人が多いのでしょうか。

A.そのほとんどは、日本の学校教育の生み出したものでしょう。音痴という思い込みで、実際は、歌うのに何の支障もないのです。これまで、自分のことを音痴だと思っていた方は、もう気にしないでください。今の小中学生は、身長が大きくなっている上に、大きな声を出さないから、余計に高い声が出なくなっています。

音楽の教科書の歌のキィが高すぎるため、女の子は裏声、男の子ものど声になり、突っかかったり、裏声にひっくり返りやすくなります。小学校で、一点ハ(ド)からの1オクターヴ上のド、さらにレ、ミも出てきます。上のラ、シくらいで小学生や女性は出しにくくなります。そこで、届かないために、音が下がり狂うのです。子供にはうまく声が届かないことから、音痴の意識を植えつけられます。高音に届かない、元より歌いやすいところで歌に慣れていないのに、急に1曲まるまる歌わせるわけです。

多くのケースは、移調して下げたらほとんど問題ないのです。あるいは、もう少し、高くして裏声へもっていくと楽になるのに、地声の限界点で、無理が起きやすいところにかかるから難しいのです。まずは、低くして出せるところで使うことをお勧めしたいものです。音程が外れやすい人は、知っている童謡や唱歌を反復してチェックするとよいでしょう。(♭ф)

Q.音感が悪いのですが。

A.音を聴く力としての音感は、楽器などをやっていると比較的、磨かれます。音感があっていても、出した声ではずれることもあります。現に音楽家や指揮者の音痴もいます。つまり、音痴とは歌うときにはずれることをいうのであり、そうならないためには聴いた音を正しく反復できなければ、だめなのです。これには、音感があるだけでなく、とった音を声に何度も結びつけていく経験(反復トレーニング)が絶対に必要です。音感が悪くて外れる人は、歌っても正されないことも多いので、指導を受けた方がよいでしょう。

(♭ф)

Q.音痴の正しい定義を知りたいのですが。

A.音聾とは、tone deafeness、つまり音を聴くことに問題があるということで、音痴と同じように使われています。調子はずれ(out-of-tone singer)というよりは、音感が乏しく正確に歌えない(poor pitch singing(er)inaccurate singing(er))ということです。音唖(tone dumb)は、声を出す方に問題があり、monotoneは一定のキィに合わせて歌えないときに使われることもあります。つまり、音痴といっても、いろんな原因があるわけです。(♭ф)

2017年7月13日 (木)

Q.生理的な欠陥としての音痴の判断はどうされるのですか。

A.ほとんどいないので心配ご無用です。話してみて、おかしくなければ大丈夫ということです。耳(や脳)が悪いとアクセント、イントネーションを正しく普通に話すことはとても難しいからです。聴く力と、それを声に出すことについてチェックしてみましょう。テープに聴いた自分のことばがおかしくなければ大丈夫です。ただし、歌うことに充分に慣れていないから外れるのです。(♭ф)

Q.音痴とは何ですか。

A.「生理的欠陥によって、正しい音の認識と記憶ができないこと、また、その人の、俗には音楽的理解の乏しいことや、そのために正しい音階で歌えないことをいう。音聾」とあります。(広辞苑)つまり、音痴とは聴覚、音声障害(者)のことを示すのですが、一般的には、聴覚音声の障害がないのに、歌うときに調子はずれになることを意味しているわけです。調子はずれは、uncertain singersということです。(♭ф)

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