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ヴォイトレレッスンの日々

07.共鳴/ミックスヴォイス 

2020年7月25日 (土)

Q. 声に焦点を持つということはどういうことなのでしょうか。

A.声を出すときに、何も方向性を持たずに出すと、頭上に声が広がる感じであったり、喉の周りで音が鳴っているだけというような感覚になるかもしれません。しかし声に焦点を持たせると、方向性がつくので、より広い会場でも通る声をだすことが可能になります。大きくて近くでそばなりする声より、小さくても細くても遠くまで通る声は大変に効率のよい声といえるでしょう。

声に焦点を持たせるには、前歯のうしろや、口蓋の堅いところに音を当てるようなイメージが役に立つと思います。息は前に進んでいくように、そして先を細いところを通っていくようなイメージもいいと思います。息の吐き方にはある程度スピードが必要です。ただ、ゆっくりとした息を吐くのではなく、方向性をもって鋭く速く吐くことが大事です。まるで、テニスボールの壁打ちのようなイメージで、スパーンと当てるように息を吐いて声を出してみましょう。(♯β)

2020年6月12日 (金)

Q. 唇の使い方は声と関係しますか。

A. 日本語は、唇をほとんど使わずに話せてしまうので、唇の周りの筋肉を使って発声に生かすという習慣がないかもしれません。しかし唇は声と大いに関係があります。少し外側にむけてトランペットのベルのような形を作ることで、音は外に響きやすくなります。ここを弛緩させていると音に張りが出にくいです。また、唇を前にとんがらせて、口腔内の空間を広げ、後頭部から唇の先の距離をできるだけ稼ぐようにすると、響きを増幅させることに役立ちます。

オペラ歌手や、いい声で歌う歌手の唇を見てみてください。なぜか四角に開いていることがままあると思います。前歯が少し見えていて唇は外側に少し捲れる感じです。あるオペラ歌手は前歯も下の歯も4本ずつまで見えていい、それ以上それ以下はダメ、などと具体的な数字で指摘する人もいます。

普段使い慣れていない唇も動員できるようにしてみてはいかがでしょうか。(♯β)

2020年6月11日 (木)

Q. 胸の響きを充実させるよう言われました。

A.日本人にありがちな歌の声は、頭声できれいに出ているけど、響きがない、声に色がない、弱々しい、パワフルさや主張が足りないなどの特徴があります。

合唱団に長くいたり、ママさんコーラスで歌っている人に多く見受けられます。きれいで、他者と交わりやすくハーモニーは美しいが、一人で歌ったときに、声に説得力がないケースです。頭声発声を重視していると、おそらく胸の響きや地声の充実度というものを全く意識しないでいるのかもしれません。

胸のところに手を置いて、そのあたりがびりびり、ざわざわするかどうか意識して発声してみてください。更に耳に手を置いて自分に聞こえる音を確認した時に、耳の中にもびりびりという音がしますか。この耳になっている音と、胸の響きが循環して、体の上半身部分でしっかりとした音の響きを充実させられるよう心がけてみましょう。(♯β)

2020年4月 9日 (木)

Q.マスケラに当てるというのはということでしょうか。どのようなメリットがあるのでしょうか。

.よく、オペラ歌手がレッスンの中でこのような表現を用いて発声のテクニックを教えることがあります。マスケラとはイタリア語で仮面という意味で、イタリア人の先生は顔の表面に声を当てるように指導します。頬骨、おでこあたりを目安に考えてください。目の付近を意識してもいと思います。

このように顔の前面に声を集めて当てる意識を強めると、声の方向性がつき、喉元で声をとどめたり抑えつけたりしないので、声の疲労度が弱まります。もし喉で押して歌っているように感じる方にはお勧めです。また、なるべく口をすぼめて、唇をとんがらせて声の焦点をさらに顔の外に作ってみましょう。唇の先端に多少力が加わるかもしれません。トランペットのベルの役割を唇が果たしてくれるので、声の響きをより前に飛ばすことが可能になります。(♯β)

2020年3月 1日 (日)

Q. ひびきにのる声というと、何を思い浮かべますか。

A.ローマのパルテノン神殿での演説

教会での声

寺での読経

唱歌、コーラス、合唱

トンネルや洞窟の中の声

といったところでしょうか。(♯)

2020年2月23日 (日)

Q. 音のひびきに関して、西欧との違いとは、何ですか。

A. 西欧のように、石の街で音がよくひびくところでは、ノイズよりも純音を求めるようになるのでしょう。ハーモニーなど音の組み合わせ(和音)も求められていきました。キンコンカンコンですね。

それに対し、日本では、ゴーンです。ひずみ、ノイズを愛しました。だみ声、イキミ声、胴間声を使いました。

(♯)

2019年11月16日 (土)

Q.声の焦点を集めるとはどのようにするのでしょうか。

.歌を歌うときに、声を集めたり、焦点を感じずに声を出すと、響きの散った音になってしまうことがありますが、これを回避する方法が、「声の焦点を集める」ということです。単に「声を集めるという意識」ととらえたほうがいいかもしれません。普段話し声では普通に声の焦点が集まっているのに、歌になったとたんに、ボワッと音の輪郭をぼやかし、口先を大きく広げて歌ってしまう人がいます。口の中の空間を広げるように言われるからかもしれません。

話し声の時のように鼻の前や口の前に音声を持って来ることを意識しましょう。更に、表情筋で鼻の周りに筋肉を寄せてきて響きを集めてみます。まるで鼻のところに音をS字フックでとどめておくかのようにとらえ、軟口蓋を上後ろの方向に引っ張り上げて口腔内の容積を広げます。このように、響きの空間と、言葉を捌く場所をわけて考えてみてはいかがでしょうか。(♯β)

 

2019年11月 9日 (土)

Q.響きを自分で作ろうとしないでと言われました。

.レッスンを続けていく中で、自分が出す音は、結果であり、自分で音の響きを作ろうとしない方がいいというときがあります。ある程度、レッスンが進み、声も出てきて、その声をもっと美しく充実させた響きにしていこうとしたときに、自分の喉の周りで響きを作ったり、自分の音を聞いて調整しようとしたり、何かしぜんでないことをしてしまっているのかもしれません。

息を吸い、口を開き、口蓋を上げ、支えたポジションを作ったら、まず無為しぜんに出してみることです。不自然な声だと指摘されるときは、自分の中で音を聞き、口の中に音を作ってみたり、喉で押してみたり、いろいろと作為的なことをしてしまっているのかも知れません。あれこれ試行錯誤はよいのですが、体のすべきことをしたうえで、あまり細かく考えずに、ポーンと声を出した時のほうがうまくいくことがあります。しぜんに響いた声が、一番美しかったりします。どうぞ、自分で作ろうとせず、体を機能させた結果として出てくる音を観察してみてください。(♯β)

2019年7月17日 (水)

Q.最初に目指すべき音はありますか。

A.自分の中にある一番よい音色をもっとも出しやすい発音(母音など)で出してみましょう。

高さ、大きさ、長さ(やや長く)を組み合わせてもっとも出しやすい音をみつけましょう。

2019年6月15日 (土)

Q. ビブラートはできるようになった方がよいのでしょうか。

. ジャンルにもよりますし、必ずできるようになった方がよいとは一概には言えないように思います。ビブラートができないから駄目とか、できる人は歌が上手というわけでもないので、今の時点でビブラートができないことをマイナスに捉える必要はありません。

声楽ではビブラートの練習をあえて行う人はほぼ見かけませんでした。声は息の流れに乗って出ていくので、日々の鍛錬の中で息のコントロールが伴うに連れてビブラートに限らず声の技巧がついてくるのです。

今すぐでなくても、たとえばあなたが日々の練習を積み重ねてビブラートが身に付きやすい状態を待ってみてもよいかもしれません。もしビブラートを今すぐにでも練習したいと思うのであれば、客観的にチェックしてもらえるトレーナーと共に練習方法を確認することをお勧めします。ビブラートに限らずですが、技術はそれだけで身につくのではなく、基礎の積み重ねの上に成り立つものであることをいつも念頭に置いてください。(♯α)

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