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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

02.呼吸 370問~

2018年6月 2日 (土)

Q.胸式呼吸は、いらないのですか。

.子供の頃にあまり有酸素運動をしなかったり、日常的に、ほとんど有酸素運動をしないと、胸式呼吸がうまく発達しなかったり、衰えてしまうことがあるようです。それでも、ヴォイストレーニングなどで腹式呼吸の重要性を知らされないままならば、細々と胸式呼吸も活用されるはずなのですが。

最近また、腹式呼吸の活用による健康法なども、ちらほらと目にするようになりました。十数年サイクルで流行るものなのかもしれません。そのたびに目の敵にされたり、悪者扱いされるのが、胸式呼吸です。それほどに悪いものなら、なぜ肋骨は可動式になっているのでしょうか。

黄金のトランペットともてはやされたオペラ歌手マリオ・デル・モナコが活躍した時代には、多くの男声オペラ歌手が、胸を広げて胸囲の大きさを誇示するかのように、最高音域を出しています。彼らは腹式呼吸が苦手だったのでしょうか。舞台上で薄着の衣装を通して垣間見られる彼らのお腹は、決して細く貧弱なものではなく、贅肉のかたまり感も少ないもので、むしろ、とても活発に腹式呼吸で活用されている様子がうかがえます。つまり、胸式呼吸に偏っていたわけではなく、腹式呼吸に偏っていたのでもない、呼吸器官を、うまくフルに活用して、美声を紡ぎ出していたというところでしょう。(♭Ξ)

2018年5月19日 (土)

Q.練習で腹を意識して歌うには、どうすればよいですか。

.歌を歌うときに肩が上がってしまう人、胸をあげるようにして呼吸をしてしまう人がいらっしゃいます。腹式呼吸をパフォーマンスの中で使うことは難しいことだと思いますし、下腹を意識して歌うのも、なかなか難しいことと思います。

それでもトレーニングして身につけていただきたいのですが、いろんな方法でアプローチできると思います。

まず床に寝てみて、首や肩など力の入りがちな上半身を緩めます。そのうち寝ているときと同じような呼吸=腹式呼吸に移行してくると思います。このときにこの呼吸に意識を向けて、吐くときに声を混ぜてみましょう。「ウー」と静かに、体の響きを感じながら吐いてみます。まるで、おへその辺りに口があるかのような感覚を持つと、イメージの参考になるかもしれません。

次に寝ながら、息を吐くときにお腹をへこませながら「ハー」と大きく息を吐いてみましょう。自ら、お腹の意識を強く持てるように、お腹を大きく動かしながら息を吐きます。この時に注意しないといけないのは、肩や上半身に力が入ってしまうことです。首回り、肩などに力が入らないように息を吐いてみましょう。この意識を、立った時にも再現できるように何度も練習してみてください。(♯β)

2018年5月12日 (土)

Q.息を吐くように言われますが、どうしてですか。

.初心者の方は特に、息を吐くようにと口酸っぱくトレーナーに言われると思います。特に何度も言われる方は、おそらく息の吐く量、スピードともに全然足りないのだと思います。

無理もありません。日本のなかの日常生活では、皆さん、そのような息の量を吐くということはなかなかないと思います。日ごろやったことがないのはできなくて当然ですし、それを身につけるためのレッスンの時間です。カラオケが趣味だったり、合唱クラブに入っていた、スポーツで大きな声を息とともに吐くことが習慣になっていたような方ですと、案外早くできるようになるかもしれません。

呼吸の息吐きの練習は既にやっているかもしれませんが、その強度をどこに合わせればいでしょうか。本当に思い切り吐いて、ご自身のマックスまで吐くようにしてみましょう、そうすると10回くらい、少ない人は3回くらいで頭がクラ~ッとしてくるかもしれません。そうしたらすぐお休みしていただきたいのですが、これを地道に続けて、1020回ではへこたれないくらいの身体を作っていきましょう。(♯β)

2018年4月21日 (土)

Q.ハイチェストとは、何でしょうか。

.ハイチェストというのは、胸を高く持ち上げる、あるいは高い位置でキープするということですが、黄金のトランペットと言われ一世を風靡したオペラ歌手・マリオ・デル・モナコの時代のオペラ歌手には、よく見られた姿です。

見た目には、とても大きな声が出せそうなイメージがありますが、実際にはそれほどでもありません。むしろ、胸を広げずに閉じ気味にして、お腹にめいっぱい力を入れて出したほうが、大きな声が出るのではないかと思います。

ただし、その場合は、その後しばらく、あるいは永遠に、声が出せなくなる危険を伴うかもしれません。なぜなら、胸を閉じていると、喉に力を入れられるからです。逆に、胸を軽く広げていると、とても喉に力が入れにくくなります。この、軽く胸を広げた状態は、背中はまっすぐに伸びていて、決して反らないことも重要です。この状態をキープしやすくするためには、しっかりと胸を持ち上げる練習を何度も繰り返し、ほとんど力を入れずに、楽に胸が持ち上がるようになるまで続けること、そして、ストレッチなどで、胸を柔らかくすることも大切です。(♭Ξ)

Q.腹式呼吸の弊害は、ありますか。

.実際には、腹式呼吸に弊害があるのではなく、腹式呼吸に偏り過ぎて、胸が閉じてしまうことに、問題があるのです。腹式呼吸は、とてもたくさんの空気を吸うことができるので、かなり上達すると、腹式呼吸だけで、歌うことはもちろん、日常生活の中でも、ほとんど困らなく、用が足りるようになります。こうなってくると、肩や胸(肺の上部)で呼吸をしなくても済むようになり、スポーツなどで頻繁に有酸素運動でもしないがぎり、あまりその部分を動かさなくなってしまいます。このことがやがて、肩や胸の柔軟性がなくなっていくことにつながっていくのです。

声楽のヴォイストレーニングでは、喉の脱力ということが、よくレッスンの初期段階で言われますが、胸を広げていると、喉には力が入れ難くなります。喉をしっかりうまく使って、声の表情を組み立てていく邦楽の方には、発声時にはあまりお勧めできませんが、健康のためには、胸をいつでも開くことができるように、気にかけたほうがよいでしょう。(♭Ξ)

2018年4月 7日 (土)

Q.声が割れます、どうすればよいでしょうか。

.声が割れるというときに考えられるのは、いくつか原因が考えられます。

一つは声帯に何らかの損傷がある場合。結節などで、声帯がぴったと閉じないとかすれたり、声が割れたりする可能性があります。風邪で炎症していたり、痰が絡んだりしていたも、声帯はうまく機能してくれません。

もう一つ考えられるのは発声の問題です。お腹でしっかり息を送って声帯に当てた場合に、声は何も問題なく出るのですが、このお腹から喉の間の何かが原因で声が割れることがあります。

多くの場合、喉に何も問題がなく声が掠れたり、割れたりする方は出し方の問題が考えられます。喉に力みを与えている、息が吐けていない、などです。

声帯の周りの筋肉をもし固めてしまったり、喉に力を入れてしまうとうまく声は出ません。歌っている人が意図しなくてもこのようなことは起こりえます、緊張で自分から喉を閉めていたりすることが考えられます。また、同様に、緊張で息がしっかり吐けていないということも考えられます。また、息と声のバランスがうまくとれていなくて、息の量が多すぎるときにも声が割れてしまうことがあります。(♯β)

2018年3月10日 (土)

Q.腹式呼吸のトレーニングのやり方を知りたいです。

.腹式呼吸のトレーニング方法は、いろいろありますが、少し中級者向けのものを紹介してみましょう。とりあえず腹式呼吸がしっかりできるようになったら(吸気時にしっかりお腹がふくらむようになったら)、胸(肋骨)を少し広げたまま、腹式呼吸のトレーニングをします。胸にも息がある程度入っているので、お腹はあまりふくらまなくなります。その状態で、しっかりトレーニングを続けていくと、お腹のふくらみはさらに大きくなっていきます。がんばって取り組んでいるのに、あまりお腹がふくらまない場合は、腹筋が硬いことが原因かもしれないので、腹筋のストレッチをする必要があるかもしれません。そうやってさらにお腹がふくらむようになってきたら、今度は、お腹のふくらむ部分に、太めのベルトなどを巻き付けて、ふくらませ難くします。その状態で、がんばってお腹をふくらませるようにトレーニングをすると、さらにいっそう横隔膜の力が強くなっていきます。このようにして横隔膜が強くなってきたら、それに対抗できるように、腹筋と骨盤底筋も強化していくことも、忘れないようにしましょう。(♭Ξ)

2017年12月 2日 (土)

Q.音を喉で固めないように、柔らかく出すように言われます。どのようにすればいいのでしょうか。

.難しい音型だったり、歌いにくいフレーズだと、ついついお腹でささえたいのに、喉や首元で音を固めてしまっているのかもしれません。 ご自分で音を持っておけたら安心でしょうし、自分で聞いて確認できたらと思われるかもしれません。しかし、自分で確認するために自分の音を保持したり、聞いたりすると、途端に響きが滞ってしまい、前に声が飛んでこなくなります。これに緊張が合いまった時などは声の自由度は全く失われ、やりたい表現や出したい音が出なくなってしまいます。そのために、ボイストレーニングで、そうならない方法、声を楽にのびやかに出していく方法を練習していただくわけです。

まず柔らかい声を作るためには息の流れが不可欠です。そして出す声のイメージも何か具体的な例を用いて明確にしましょう。ドレドレド、ドミドミドなどの反復する音型で、グネグネとした動き、新体操のリボンが上下するかのような動きをイメージしてみてください。声も、グリッサンドのように音をずり上げずり下げながら出して練習してみてください。喉を柔らかく、そして声も流動的に出してみましょう。(♯β)

Q.声を放すということは。

.歌が歌えて来ると、喉のところのお団子をとどめているかのように喉声で歌ってしまう人や、下あごのところに響きを充実させてしまう人、喉や下あごで声を捕まえて保持している人などがいらっしゃいます。これは自分には出している声が聞こえて、しかも喉元に声を持っている感覚があるものですから、ある意味、とても安心感があるかもしれません。誰もが通る道なのですが、声が出るようになって来たらこれを放していく、開放していく、空間に放り投げていくという感覚が必要になります。

自分で声を捕まえておけばなんとなくの安心感があるかもしれませんが、これでは声は遠くに響いてはくれません。トレーナーに聞いてもらいながら、今のは遠くに飛んだか、近くで捕まえてしまったか、判断がつくようになるまで訓練していただくことをお勧めいたします。

練習としては、おへそのところから、噴水が頭のほうに向かって湧き上がるように、息を「ハー」と吐きましょう。それに声をつけて、息のスピードの勢いで声を出す感覚を覚えてください。(♯β)

2017年11月20日 (月)

Q.日本人の日本語には腹式呼吸の必要がないのですか。

A.欧米では、ことばは相手への説得の手段として使います。説得には、目的とそのプロセス、組み立て(論理)があります。しかも、そこにスピーチ力、つまり、パフォーマンス力、演出力が問われます。自分のことや、言いたいことを一気に語り尽くすのに、一説ぶたなくてはならないからです。一人が話しているときには、誰も口をはさみません。ときに独りで、二、三分以上にわたります。

プライベートな会話でも、スピーチや対話に似た形がとられます。ここでいう会話とは、話している二人にしかわからないことばのやりとり、対話とは、三人以上あるいは、オープンな場で伝わる形式での、ことばのやりとりと考えてください。そのために深く長く続けられる呼吸が必要です。そういう言語環境では、音声言語と腹式呼吸は深く結びついています。(♭ф)

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