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ヴォイトレレッスンの日々

08.リズム/リズム感 

2021年11月21日 (日)

Q.音楽やリズムの感覚を学ぶときに、気をつけた方がよいことは何ですか。

A.耳だけで聞くのではなく、身体を動かして、のって聞くことです。リズム、拍子の感覚に加えて、表現欲も出てきます。

2021年10月15日 (金)

Q.リズムでのパルスと拍、拍子との違いとは、何でしょうか。

. 一言でいうと、

パルス   チッチッチッチッ

拍     チクタクチクタク

拍子(time)チクタク/チクタク

2020年5月 9日 (土)

Q. 歌の人や楽器の人と演奏するときに、自覚はないのですが、いつもテンポが遅いと指摘されてしまいます。何か改善する方法はありますか。

A.気になるのは、遅れているという自覚がないことです。まずは、拍を取ったりメトロノームを使うなりして、テンポに遅れていることを自覚することです。そこに気づけば、無意識のままよりもはるかに改善が早まります。テンポ感を調整する方法として「すべての音をスタッカートで歌う」という練習があります。自由な時間を与えず、強制的に声を長く伸ばせない環境にします。スタッカートのその瞬間に音を捉え、しかも歌詞を発音するのは一見して無理そうに感じられるのですが、やってみるとできるものです。

すると、自由な時間がないため今までテンポを遅らせていたこと(リズムがあまい、発音が間に合っていない、口を開けるのが遅いなど)が出てこなくなります。スタッカートで歌えるようになった後でようやくレガートに戻したとき、遅れるどころか以前よりも時間的ゆとりを感じながら歌い進める感覚がくるはずです。(♯α)

2019年11月13日 (水)

Q.リフって、何ですか。

A.「トンテテ、トンテテ、トンテテテンテン、会津磐梯山は~」と、このリズムで繰り返されること、リフレインをリフといいます。(♯)

2019年5月22日 (水)

Q.うまくよく声が出ないので、リズムにのせて歌えばよいですか。

.リズムが入るとさらに音色のキープや展開は難しくなるものです。発声をやりましょう。

2019年3月16日 (土)

Q. くずして歌うのが難しいです。なにがよいのかわからなくなります。

. リズムや歌詞の入れ方などをくずして歌うとその雰囲気にはなるものの、曖昧にやっていてはいつまでも難しいままです。基礎があってのくずしなので、基礎なくしては柔らかい土に棒を立てるようなものです。まずは基礎として、元々のリズムや音程、歌詞のつけ方などを正確に歌える状態になってください。

リズムや言葉の入れ方を整えるために、手で拍を取りながら一定のテンポで歌ってみてください。テンポが遅い・早いと感じる箇所、歌詞が遅れる・早まる箇所が見えてきます。(当たり前のことですが)実はリズムや歌詞が拍からはみ出さず、テンポ通りに歌う方がシンプルでわかりやすいのです。基礎ができた上でなら、リズムをちょっとずらしてみる、ここをちょっとゆっくりにしてみる、などが試しやすくなりますし、また元に戻すこともたやすくなります。曖昧ではなくわかりながら歌えたら、音楽的表現の幅もさらに広がると思います。(♯α)

2018年10月 1日 (月)

Q.ポップスは共通の曲から入る方がよいと言われました。

A.英語ならフォークでもロックでも、言語のリズムがそのまま歌のリズムになっているので、日本語よりもずっと歌ってのりやすいはずです。ボサノヴァ、サンバ、ワルツなど、ワールドミュージックのいろんなリズムパターンの歌も聞くとよいでしょう。

ちなみに、英語以外の外国語でヒアリングやコピーをしたあとに英語でやると、2倍くらい、簡単になった感じがします。フランスからイギリスへTRVで入ったとき英語の看板が読みやすく、英語が聞こえやすくなっているはずです。(♭ф)

2018年7月23日 (月)

Q.欧米の歌がのりやすいのはなぜでしょうか。

A.Twinkle, twinkle little star,

 ’   ’  ’  

How I wonder what you are!

    

Up above the world so high,

    

Like a diamond in the sky.

    

このように、ことばにすでに4ビートが入っている。というより、そこから歌になったからです。

西洋の詩、たとえば「きらきら星」を強弱アクセントで示してみると、規則正しくくり返されています。手拍子で、手を打つところが強勢であり、このリズムは強弱律(トロケー trochee)と呼ばれています。

二音節語ではその語のアクセントに合わせてあり、一音節語では意味の強い語(スター、ハウなど)が強勢のところにおかれ、意味の弱い音(ザ、ツー)は弱勢のところにおかれています。英語は多音節語でも強弱強弱(または弱強弱強)のくり返しになる傾向があるから、強弱律や弱強律(アイアンビック iambic)には、のりやすいのです。(♭ф)

2018年7月16日 (月)

Q.日本のリズムの体系を教えてください。

A.日本の音楽は、種目や流派によって細かく分かれ、全体を統一する理論体系ができあがっていません。

ただ、特徴として、

1.拍の音価がきわめて大きい、また無拍のリズムがみられる

2.拍の伸縮が表現に結びついている

3.拍節の構成にあたって、強弱の要素があまり重要な働きをしない

4.リズムからみたフレーズの構造は、常に完結的である

5.強弱法(デュナーミク)によってリズムの波を細かく刻んでいる

ドイツのラッハマンは自由リズムですが、こうした無拍のリズムのなかにみられる規則性が緊張感をもたらす要因となり、民謡などではとくに重要視されています。

(雅楽では、四【よ】拍子のほか、テンポによる数え方の違いによって延【のべ】拍子、早【はや】拍子に分かれます。また2拍+4拍あるいは4拍+8拍の只【ただ】拍子や、2拍+3拍の夜多羅【やたら】拍子などの変わった拍節法もあります。)(♭ф)

2018年1月 8日 (月)

Q.アフタービートが苦手です。

A.ついこの間まで、洋楽でも二拍子、頭打ちでアフタービートなど取れなかったのが、日本人だったわけです。

いろんな方法、メニュ、教え方があり、迷って両立できなくて困っています。ヴォイストレーニングの基礎では、私は考え方としては分けています。トレーニングにおいては、両方できて、後で選べるように力をつけておけばよいと考えます。むしろ今までと異なる感覚、聞き方にチャレンジしてみるべきだと、私は思っています。それがもっとも感覚を柔軟にして、声をベースで大きく育てることにつながるからです。ところが多くは、その逆ですぐに教えて、さらにそのくせを固定させてしまうことが多いのです。(♭ф)

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