サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

Q&Aについて

ブレスヴォイストレーニング研究所ホームページ

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

01.姿勢 

2020年8月 1日 (土)

Q. 姿勢を考えた方がよいのでしょうか。

A.ヴォイトレに限らず、楽器の演奏でもダンスでも姿勢の問題というのは多々出てきます。しかし、よい姿勢とはいったいどのようなものを指すのでしょうか。人によっては「頭から糸をつるされているような」といったり「背中に長い定規がはいっているような」などという人もいます。

腰や踵といったいっけん声に関係ないような場所が重要になってきます。体の重心は踵にくるように注意してたってみましょう。そして、上半身の動きは骨盤からはじまっていると思って動いてみてください。これができるだけでずいぶんと重心が下がって声の方向性が変わってきます。

声をだしていると、お客さんは前にいますし、指導者も前にいることが多いのでどうしても意識が前にいきます。しかし、実際に体を支えている腰や背骨踵などは体の後ろ側を中心につながっています。声を出すときに体の方向性を前ではなく後ろに感じるだけでも声に変化が生まれるでしょう。

声を前に出してと言われたときは基本的に声がこもったり、奥まっているときにそういう文言で注意を受けます。しかし、だからといって声をやみくもに前に出してもうまくいかないことも多いです。少しフォームや重心を変えてみるのも方法の一つだと思います。(♭Σ)

2020年7月18日 (土)

Q. 体を楽器としてとらえるとはどういうことですか。

A.よくオペラ歌手は、自分の喉や体を楽器としてとらえる発言をします。自分の一人称として「この楽器は」などという表現を会話の中でよく耳にします。どこの筋肉をどう使うとか、どう使えばどんな音が出せるかなどの客観視ができているということなのでしょう。実際に、自分を客観的に楽器と捉えてみてみましょう。

コントラバスを人間の体ととらえ、弦と弓の当たる部分は声帯と捉えます。木の部分は体です。コントラバスは弦でなった音が木の空洞の中に振動して音がでます。人間でいうと、声帯で作られた音が、胸の中や頭蓋骨の空洞部分や骨に振動します。肩のラインを意識してみてください。まるで自分がハンガーにつるされているかのように筋肉を伸ばして張ります。コントラバスの外枠のようなイメージで自分の体をとらえてみてもいいでしょう。この体の構えが声を出す際の支えにもなります。

こういったイメージで自分の体を客観的に音の出る楽器と捉えていくと、この筋肉を伸ばしてみようとか、ここを緩めてみようという取り組みができてくると思います。(♯β)

2020年6月27日 (土)

Q. 歌のためにベストな体のアラインメントを知りたい。

A.スポーツをする人にはなじみのある言葉で、アラインメントとは、骨格や筋肉の正しい位置、パフォーマンスをしやすいように並んだ状態です。立って歌う人は、足の裏から脚の骨、骨盤の位置、背骨、頭蓋骨、これらの骨がどの位置にあるとパフォーマンスがしやすいかということに意識を向けてみてください。

子供のころから「いい姿勢をしなさい!」といわれると背骨を少しそらして胸を張るような姿勢をするという習慣がついているかもしれません。その姿勢は横隔膜をつり上げてしまい、横隔膜が下がることを阻害してしまいます。

正しいアラインメントを感じるには、一度寝ころんでみることです。寝ながら、かかと、ふくらはぎ、おしり、背中、肩、腕、手のひらがどのように地面に設置しているかを感じてみましょう。次に膝を負って足を三角に立てた状態を作り、腰のアーチを地面につけてリラッスします。これらの後にゆっくり立ってみます。その時の感覚をよく覚えてみてください。思いのほか前の方に体重があるか、後ろに重心があるのか、この時背骨、頭蓋骨から全身に至るまでとてもゆったりとしたいいアラインメントが作られています。(♯β)

2020年6月13日 (土)

Q. お腹だけではなく背中にも意識を向けるように言われますが、わかりません。

A.歌う時にはお腹で支えてとか、お腹を張ってとか、なにかとお腹を使うように注意を受けることが多いと思います。初心者のうちは特に、お腹の意識が弱く、喉だけで声を作ってしまい声を体で支える意識が低いかもしれません。しかし、なるべく、息を吸って体が拡張した状態をキープしながら歌うように努めましょう。ある程度トレーニングを積んだ人は、背中側にも意識を向けられるといいと思います。声の支えには、横隔膜を下げるとか、張ると言われますが、横隔膜はお腹側のみならず背中側にもついているわけです。呼吸を支える筋肉は、体の背中側にもついていることを忘れがちです。背中で壁に寄り掛かるような感覚、背中で壁を押すような感覚が参考になるかもしれません。イタリア語で声を支えることを「appoggiare」といいます。もともとは、寄りかかる、立てかける、もたせ掛けるといった意味です。歌うときの支えは、踏ん張るのでも、張りだすのでもなく、寄りかかる感覚が一番近いのだと思います。(♯β)

2020年5月30日 (土)

Q. 顎が上がってしまう癖がなかなかとれません。

A.歌うときの姿勢が安定しないために顎が上がってしまう場合が多いです。顎だけにフォーカスしていたらずっとその癖はとれません。顎が上がると喉だけでなく人によっては腰にも負担をかけてしまいます。今一度、姿勢を整えることに立ち返って「身体の支え」を安定させてください。

大まかに、顎が上がる姿勢には、胸を反り出っ尻になるタイプと、胸を縮め骨盤を出す(身体がくの字)タイプの二つパターンがあります。このどちらも、身体を支えられず腰を起点にして上半身が力み、それでも支えが足りなくなると顎が上がってくるのです。

壁に頭・背面・お尻をつけて真っ直ぐ立ち、壁から離れずに発声をしてみてください。余計な力みや動きたくなる感覚が見えてくるはずです。このように、あえて強制的に動けない状態にすることで、身体の本来働くべき部分が発動していきます。(♯α)

2020年5月16日 (土)

Q. 首に力が入ってなかなか抜けません。

A.本来は、お腹の底や体幹部分で声を支えていただくのが理想なのですが、体に頼らず、首で声を支えていたり、呼吸に伴ってこの部分が連動して力が入ってしまうようです。

まずはお腹の下のほうや体幹部分などの、本来頼りたい部分に意識を向ける必要があります。お腹をわざと凹ませたり動かしたりしながら息を吐いてみてください。

四つん這いでやるとよりお腹の動きがとらえやすいかもしれません。動かしているうちに、息を吸ったときにしっかりお腹を張り出し、下腹に頼って息を吐く、声を出すことができるようになると思います。

次に体幹部分では肋骨周りに意識を向けていきましょう。両手で自分の体側をガシっとつかんでみてください。息を吸ったときに手の中で体は広がり、息を吐くとしぼんでいくのがわかると思います。

声を支えるときには、息を吸って膨らんだ状態をなるべく維持します。拡張をキープしながら息を吐くようにしてみましょう。肋間筋、背筋、腹横筋などが働いて息を支えてくれると思います。(♯β)

2020年5月 8日 (金)

Q. よい姿勢で歌いたいのですが、猫背なので胸を広げるように意識していますが、それで合っていますか。

A.猫背は背中が丸まって胸が狭くなるので、歌うには不利な姿勢です。よい姿勢を探求しているのは素晴らしいことですが、胸が狭くなるのなら意識して胸を広げよう、というほど単純なことではありません。

本来は必要でない動きを加えながら歌うことになるので、身体の他の部位がその不自然な体勢へのバランスをとろうとし、その部位のバランスをまた他の部位が…と身体全体がアンバランスになりかねません。

実際に胸を広げた体勢を見てみると、真っすぐのつもりでも、立ち姿が後ろに傾いてしまっているのです。さらに度を増して応援団長のような体勢になってしまうと、大きい声は出せてもpmpの声やデクレッシェンドなどは全く支えることができなくなります。

本当は整体やストレッチをするなどして猫背を改善するのが一番かと思いますが、どちらにしても自主的に胸を広げる動作はすぐにやめて、時間がかかっても本来の身体の支えを身につけていくことです。そうすることで必ず今より歌いやすくなるはずです。(♯α)

2020年5月 2日 (土)

Q.よい姿勢とはどんな姿勢ですか。

A.とても難しい問題です。答えは人それぞれというのが一番ベストと思います。

基本的には背中を丸めず、前を向き、しっかり両足で重心を感じるなどだと思います。現実には、テレビで歌っている歌手の中には背中も丸まり、下を向き、そんな歌手もたくさん見るわけです。そのすべてがダメとは言えないのです。

呼吸だけを考えれば、少し背中を丸めたほうがお腹が膨らみやすいということもあります。

前を向こうと頑張りすぎて、逆に顎が上がってきてしまう人もいます。

極端に姿勢が悪い人は別ですが、これが正しいというものはなく、自分の体を知り、いろいろ試して、一番声が出しやすい自分らしい姿勢を探すのがよいと思います。

その際に、体幹ということを意識するようにしています。自然に立ち上がった時に手がズボンの縫い目のあたりにあると体感が強いというのを聞いたことがあります。

歌の時にも、手が前にある時は猫背状態になっている場合があります。やはり、体幹を鍛えることで姿勢の改善、そして発声の改善につながっていくと思います。背伸びや、片足立ちバランスなどで体幹を鍛えて

自然な姿勢を見つけられるとよいと思います。(♭Ц)

2020年4月23日 (木)

Q.力が入りやすいのですがどうすればいいのでしょうか。

A.歌うときの原則として、口を開ける、喉の奥を開ける、口蓋を上げるなどがありますが、これだけでも、首や喉や下あごに力が入るなど、さまざまな症状が現れます。

力が入りやすい人にお勧めするのは、力みやすいポイントをもみほぐして、リラックスさせながら声を出すということです。例えば首の前側に力が入りやすい場合には、そこをもみほぐしながら「ハー」と今にも歌えそうなぐらいの息を出していきます。脱力していても声は出せるのだということを自分の体に覚えこませます。

いくら脱力が大事だといっても、それだけではいい声は出てきません。同時には発声に必要な体幹部の内側の筋肉を鍛えて声を出すときの支えになるようにしていきます。下腹、腹巻上の筋肉を動かしたり負荷をかけたりしながら呼吸をしていきます。(♯β)

2020年4月20日 (月)

Q. ぽっこりお腹を引っ込めたいです。☆

A. モデルのお腹は引っ込んでいますが、声のためには、すこしぽっこりしているのがよいと思います。最近では、長生きも、メタボでないことより、ぽっこりお腹がよいと言われています。内臓脂肪や皮下脂肪のつきすぎは健康上、よくありませんが、痩せすぎでもよくありません。

お腹がシックスパックのマッチョやイケメンも、スタイルがよくお腹を出しているモデル体型の子も、声からみると、あまり感心できません。お腹を出して冷やすのは、体の健康のためにもよくありません。へこますのではなく、膨らませて使うものだからです。(♯)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

00.同問異答(20人のヴォイストレーナーと専門家の回答) 01.姿勢  02.呼吸  03.発声  04.発音/言葉  05.声域/声区  06.声量/フレージング  07.共鳴/ミックスヴォイス  08.リズム/リズム感  09.音程/音感/聴音  10.歌唱とステージング  11.トレーニング/日常の練習  12.表現/オリジナリティ  13.知識/医学/科学など  14.メンタルヘルス  15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー  16.一般/会話/話し方など  17.喉、身体 、生理学 18.トレーナーについて 19.ヴォイストレーニングの考え方 20.このQ&Aブログについて 21.その他、アーカイブ、研究所史 22.音大、教育法、声楽、クラシック、オペラ 23.一般的なレッスン、トレーナー、スクールなど 24.声の基本メニュ 25.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー 26.研究所のレッスン 27.レッスン受講について 28.福島英 29.ブレスヴォイストレーニングメソッド 31.体と息のメニュ 32.発声、声量のメニュ 33.発音、ことばのメニュ 34.共鳴、声域のメニュ 35.せりふ、感情表現のメニュ 36.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ 37.ビジネス、話し方のメニュ 38.メンタル、パフォーマンスのメニュ 39.歌唱、ステージングのメニュ 51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A] 52.(☆~☆☆☆)[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]