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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

06.声量/フレージング 108問~

2018年9月 1日 (土)

Q.音に段がついていると言われます。

.音階練習をしていると、音を一つ一つ区切って階段をつけて上行下降させて歌う人がいらっしゃいます。これは喉の中で、何が行われているかというと、声帯が滑らかに次の音を作るのではなく、一回一回離されてまたくっついてという作業を繰り返しています。このやり方は声帯に負担をかけるだけでなく、声帯の伸縮性、伸び縮みの動きを妨げることになります。

おすすめの練習方法は、なるべく声帯に負担をかけずに、声帯の滑らかな動きを邪魔しないために、レガートで練習することです。音と音の間を極力繋いでいくのです。初めのうちはズリ上げたり、ズリ下げたり、普通のレッスンではダメと言われる方法かもしれません。しかし、まずはレガートというものに慣れて音階練習をなさった方が声帯のパフォーマンスをより引き出せると思います。

そして、そのレガートの歌い方に慣れたら、ドレミレド、ドレミファソファミレド、ドレミファソラシドレドシラソファミレドなど、音の数を増やして、音域をどんどん広くしていくといい練習ができると思います。(♯β)

Q.音が止まっていると言われます。

.歌えてくると、だんだん音一つ一つを明確にして歌わないといけないと思い込んでいる方、音がつながってレガートにならない方、音が一つ一つ止まってしまう人がいらっしゃいます。

考えられることは、音符を見ながら歌っているため、その視覚的印象を忠実に再現し演奏してしまっているということです。音符は、丸い玉、団子のように書かれているので、それを一つ一つ明確に区切って歌っているということは容易に陥りやすいことです。特に日本語は一つの音符に一つの音節が付いているので、音符の丸い玉を意識すればするほど、音がぶつ切れになり、音が止まってしまい流れなくなります。

歌い慣れてきたら、音符を丸い玉や丸い団子とは思わずに、その団子をお餅のように引き伸ばして、音や言葉を長く引き伸ばしながら歌ってみてください。はじめは不自然に感じるかもしれませんが、音を楽譜による視覚イメージから解放させる方法の一つになると思います。音も止まらずに流れて歌えるようになっていくのではないでしょうか。(♯β)

2018年8月 6日 (月)

Q. 音の高さによって、変わらない声を出すことはできますか。

. これには太く強く大きく、音色を統一したベースの声が必要です。さらに、もう一つ、ことばを伝えるためにことばでフレーズを成り立たせ、その伝達力を失わずにメロディを処理することです。

外国人の歌い手が日本語で歌うのを聴くとよくわかります。イントネーションが若干おかしいのに関わらず、美しい日本語と、豊かな情感が聞く人の心を動かします(グラシェラ・スザーナからアダモ、ミルバ、イベット・ジローなど)。やっぱり欧米や韓国、中国などの血を引く歌手(欧陽菲菲、テレサテン、キムヨンジャなど)がうまいのも理由がありそうですね。音声医の米山文明氏は、シャンソン歌手イベット・ジローの日本語での歌を日本人よりも評価していましたが、これもそういうことなのでしょう。

とはいえ、J-POPSはかなりことばを犠牲にしたリズム優先(といってもグルーヴでなく、音響のエコーに依存した点打ち的な歌唱)になってしまいましたが。(♭ф)

2018年7月25日 (水)

Q.フレージングについて知りたいです。

A.フレージングは、句節法、句切り法で、フレーズの切り方、フレーズの作り方です。文章上の区切りでなく、その文意を伝えるために効果的に区切る方法、ないしは伝え方ということになります。人の心を動かすためには、句読点に忠実に話せばよいというものではありません。どのように話せば最も伝わるかという答えが、その人のフレージングなのです。(Э)

2018年5月12日 (土)

Q.フレーズ感を持って歌いたいのに音が止まってしまいます。

.日本語の曲の場合は一音節に一つの音符がついているか、その音符が少し長くなているというのがほとんどなので、結果的に、音が一つ一つぶつ切れのようになってしまうのは仕方ないことかと思います。しかし、そのぶつ切れになりやすいフレーズをいかに、きれいなまとまりとして聞かせるかが課題になるのだと思います。

音が止まっているといわれるとのことですが、すべての音に息が流れて、その音が止まらずになんらかの方向性をもって歌えていますでしょうか。言葉は一つ一つが動いていないといけません。

例えば「そんな時代もあったねと」は「そ・ん・な」と一つ一つ止めずに「そオーンーなアー」と伸びていくように息を流して、その言葉が「時代も」に向かい、最終的には音楽の勢いは「あったねと」に向かうように歌っていくといいと思います。

そして、最初の息の流し方が肝心です。助走をつけたり、ボールを遠くに飛ばすために振りかぶったり、最初に勢いをつけるように息を流して歌い始めましょう。(♯β)

2018年3月10日 (土)

Q.がんばれば大きな声が出ますか。

.がんばることは、必ずしも悪いことではなく、むしろいろいろとよいことを招いてくれることもあります。声に関していえば、多少がんばることは、発声関連の器官が少しずつ強化されることが少なくないので、レッスンでの確認をしつつ、推奨することの方が多いくらいです。誤ったがんばり方さえしなければ、常に、少しだけ、がんばっていただきたいと思うくらいです。

それでも、中には勘違いの積み重ねからか、声を押し殺して出す方を見受けたりします。日常的にレッスンをしていれば、見落としにくいとは思うのですが、トレーナーも、その方によく確認をしてみないと、その方の意に反した声の出方を意図して使っていると勘違いするかもしれません。とくに朗読などでは、いろいろな表現のバリエーションが考えられるので、見落してしまいそうです。その方は、大きな掛け声をかける場面で、力を入れて押し殺した掛け声を使っていらっしゃいました。そういう抑えた表現を使っているのだろうと思っていたのですが、確認してみると、ご本人は大きな声が出ていると信じていたそうです。がんばれば必ずしも大きな声が出るわけではないので、よく耳を澄ませましょう。(♭Ξ)

2018年3月 4日 (日)

Q.フレージングが上手くなるには。

A.声がある程度出るようになって来たら、歌をうまく聞かせたい、表現力を身に着けたいと思われるのではないでしょうか。

多くのトレーナーは「フレージング」という言葉で曲の表現力をつけていくように指導していると思いますが、このフレージングをうまくするにはどうすればよいのでしょうか。

歌はほぼ言葉にメロディーがついているので、まずはその歌詞が文章となって聞こえてくるかどうかということに気をつけて歌ってみましょう。

すると、すべての音符が同じ価値ではなく、どこかは大切にうたうが、どこかはそれほど大事にしなくてもいいと感じられると思います。

最近の若い人の歌い方の特徴なのか、一音節ずつ同じニュアンスで歌うという傾向が見られます。最近の曲はアップテンポで言葉が多いということも考えられます。少し古めの曲で練習するといいと思います。バラードや、カンツォーネでフレーズが長いもの、クラシックなど朗々歌いあげないとならない曲で練習していればおのずとフレーズ感が付いてくると思います。(♯β)

2018年2月10日 (土)

Q.音が棒のように伸びていてフレーズ感がないといわれます。

.声がある程度出てきて安定してきたら、次は表現力を求められます。しっかりと声を出そうと訓練してきたら、音をしっかり支えようという意識も働き、音が棒のように、ただまっすぐ伸びてしまうかもしれません。訓練の段階ではそれでもよいのですが、そこから先は音が何を表現するためにあるかということを考えないといけないですね。

曲を歌うときには、たいていの場合歌詞に音がついていると思います。その歌詞をどう読んで朗読するかがヒントになると思います。

たとえば、イタリア語の発音のニュアンスを聴いてみると、母音の伸びがとても特徴的だと思います。息が自分から遠くに向かって山を描くように音がシェイプして進んでいくようなイメージです。

歌詞を抑揚をつけて朗読してみて、その抑揚を音に乗せてみましょう。そして、長い音はなるべく一本調子にならず、次の音に向かってつなげていくようにしてフレージングをつけてみましょう。いろんな歌手の歌いまわしを参考にするとよいと思います。(♯β)

2018年1月 1日 (月)

☆Q.欧米人はなぜ歌でシャウトするのですか。

A.向こうの歌い手はしゃべるように歌います。シャウトして吐き出すようにしても歌いあげているようにならないのは、感覚に基づくものなのです。これは、私たちが聞いているときには、かすれて低く歌っているように聞こえるのです。しかし、合わせて歌ってみると高く、ハイトーンでとても届かないなどというギャップが生じる理由です。真似しても、私たちの声はキンキンとビリビリとした声になるのです。(そこで、今のJ-POPSでは、抜く声やファルセットが多用されるようになりました。)(♭ф)

2017年12月25日 (月)

☆Q.フレーズでの練習法を知りたいのですが。

A.向こうの人なら、「つめたい」はtumetaimeta、後ろから2つ目か3つ目に強アクセントをつけます。taiにつくと、tumeは、あいまいに弱く、taiに巻き込まれます。(tumetaiで、aiは、aiでなく、aiで1拍(二重母音)です(日本語では、タア+イの2拍)。つまり、強アクセントの拍を中心に、深い息と深い声が使われ、そこで一つに捉えられるわけです。

日本語も「冷たい!」と驚いていうときは、日常のことばでも強くなり、一つの流れになるでしょう。しかし、そこにメロディがつくと4拍になり、歌うと「つめたーい」などで、必ず間伸びします。(日本語では、高いのをやたら伸ばしがちです。)そこで表現としては成り立っていないのに、声でつないでメロディがついていたら、よしとされてきたのが、日本の歌だったのです。「つめたい」に「レミファミ」とメロディがつくと、私たちは「低高低」と捉えますから、そのように声にして歌います。

向こうは、弱強弱で (tume) tai ととります。「ツメタイ」の「タァ」を強く言ってみて、そこに「ツメ」が小さくあいまいにつく感じです。強アクセント一つで1拍、その上で動かすので、デッサンの自由度はこの方が高くなります。( CVCV構造の違い)

もちろん、日本語でも強アクセントで踏み込み、音色で捉えて動かせます。せりふでは、必ずそのようにしているはずです。そうでないと、棒読みになります。なのに日本では、歌になると一拍一音で伸ばしてつなぐため、どうしても歌い上げ気味になります。(♭ф)

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