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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

06.声量/フレージング 

2020年8月20日 (木)

Q. レッスンのときとは違い、大曲を家で練習すると息が続かなくなります。

A.レッスンではトレーナーと共に発声を行ってしっかり身体を使える状態にし、息が流れやすくなってから曲を歌います。もし、力みがいつもより多ければ発声の段階で緩める作業をしますし、曲を歌っているときも大きな乱れが出る前に軌道修正をしていくので、家での練習よりもよい体感を得やすいと思います。

身体のどの部分に力が入りやすいかは人によって違いますが、どちらにしても歌唱時に身体が固まってしまうと息は流れにくくなります。歌うための「身体の支え」と「息の流れ」が連動したときに、人は歌いやすいという体感を得ることができます。

他にも、レッスンでは伴奏や音源を使い、(仮にアカペラでも)テンポが遅れ気味のときはその場で修正していけますが、家での練習だと歌いにくい箇所や高音域などで遅れやすくなり、結果として息が続かないという理由も考えられます。焦らずに、部分練習で歌いにくい箇所を身体に慣れさせていくのが良策です。(♯α)

 

2020年7月23日 (木)

Q. 声が小さいといわれます。どのぐらい出せば適性なのかがわかりません。

A.レッスンでいつも声が小さい人に、「もっと出してください」などと言うケースがあります。

その人にとっての「適正な音量」は、生活や仕事の環境で大いに異なるでしょう。声が小さいということは、いつも聞き返されたりするということでしょうか?もしそのような自覚があるなが、やはりその方の適正な音量はもっと上げていかなければならないということです。

日常生活に支障のないレベル、舞台で通用するレベル、オーケストラと生声で共演しても負けないレベル、色々あるとは思いますが、できればトレーニングをしている皆さんには、自分の限界を決めずに、可能性を高めていただきたいです。日頃からあまり大きな声を出す習慣がなく、仕事でもその必要がない人は、トレーニング時に、思い切り声を出すように心がけてください。「破れかぶれに声を出す」という心持ちという人もいます。レッスンに来ない限りなかなか大きな声を出すということがないかもしれませんが、挑戦していってください。(♯β)

2020年5月14日 (木)

Q. バラードだと息が続かなくなるのはなぜでしょうか。

A.息が続かないときの理由は、フレーズの始めですでに息を消耗している(多く使っている)、または始めから息が流れていない(少ししか使っていない)、大きく分けてこの二つだと思います。どちらの場合であっても、各フレーズで安定した息を吐く(流す)状態にしてあげることが必要です。ですから、どちらも共通のトレーニング(詳細は割愛します)を行って大丈夫です。

バラードで息が続かないと感じるのは、ご自身のテンポ感がバラードに引っ張られて遅くなっているから、という理由が考えられます。バラードであっても、次の音へのアプローチや発音の準備などがゆっくりになるわけではありません。表現をつける・音楽的に歌うことはいったん横に置き、同じテンポの中で音程・リズム・発音をつける練習を、拍子をとりながら(メトロノームで)行ってみてください。それだけでもかなり体感が違ってくると思います。(♯α)

2020年4月10日 (金)

Q.音符をブツギレにしないよう注意を受けます。

.楽譜を見ると、特に日本語の歌は8分音符の羅列で書かれているため、どうしても一音符一音節のリズムでブツギレになってしまうのが否めないと思います。「この道はいつか来た道」が「こ・の・み・ち・は・・・」と一つ一つの音符がまるで同じ価値で、同じ拍感を持っているかのように歌ってしまっては曲の美しさを表現することができません。なるべく音節をつなげるように歌ってみてください。「こーのーみーちーはー」というイメージで、前の音符が次の音符にかかっていくように歌いましょう。そしてこの音符と音符の間の「ー」の部分をどのように持っていくか、その運び方で曲の情緒が変わります。単にまっすぐ伸ばすのでなく、少し膨らませたり、ディミニエンドしながら減衰させたりすることで、表情をつけることが可能になります。音符と音符をなるべくレガートにそして神経を注いでつないでみてください。(♯β)

2020年3月28日 (土)

Q.発声では大きい声を出そうと思って頑張っていますが、どれくらい大きい声を出したらいいのですか。

.私自身は「大きい声」ではなく「しっかりした声」という表現をしています。恐らく他のトレーナーもやみくもに「大きい声」を出してとは言わないと思います。自分の中でいつのまにか”発声=大きい声”という概念ができてしまっていたかもしれませんね。そうなると、どれくらい大きい声を、という問いも根本から違ってきます。

発声では、大きい声をトレーニングするのが目的ではなく、それぞれが自分の身体を使ってしっかり声を出すことを求めてトレーニングしています。もちろん、しっかり声を出したときの体感は人それぞれですが、実践していく中で必ずその体感はおとずれます。あなたが大きい声を出した!と思っても、聴き手が必ずしも大きい声に感じるとは限りません。これまでの主観的な判断基準はいったん横に置いて、ぜひ楽器であるご自身の身体をどう使うかに意識を向けてください。(♯α)

2019年10月19日 (土)

Q.フレージングをつけて歌えるようになりたい。

.フレージングを作りやすくするには、日本語の感覚で音楽をとらえずに、外国の曲、たとえば英語やカンツォーネの曲で練習していくとやりやすいと思います。

どうしても、日本語は単音節の連なりで言葉が構築されているので、八分音符の羅列のような単調なリズム感になりがちです。「ささやく」という言葉一つとっても「さ」「さ」「や」「く」四拍必要です。しかし英語だと whisper [whis][per] 2音節で済むわけです。

音階を練習するときもドレミファソファミレドを9個の音の並びととらえずに、「ド(レミファ)」「ソ(ファミレ)」「ド」3つぐらいにとらえて歌うと、フレージングがつきやすいです。日本語話者には、全部の音をまじめに均等に同じ価値を与えて歌いたくなる性質があります。そのことを踏まえて、どこを抜くか、どこを重要に感じるかなど、英語やイタリア語など外国語のリズム感を参考に歌われてはいかがでしょうか。(♯β)

2019年7月13日 (土)

Q. 棒歌いになっているのを直したいです。

. 一つ一つの音符を正確にとらえて歌えるようになってきたということなのかもしれませんが、そのような歌い方ですと、音楽に抑揚がなく、まるで棒のような音の連なりになってしまいます。フレーズの中にある音それぞれには言葉がついており、大切にすべき言葉と、さらっと流してもいい言葉がついていると思います。(たとえば「ふるさとの」の「ふるさと」は大事ですが「の」は助詞なのでそれほど頑張らなくてもいい言葉)

これを踏まえた上で歌うと、すべての音が同じ価値で歌う必要がないことに気づくと思います。

さらには、音を走らせるという感覚も役に立つでしょう。一定の息のスピードで歌うのではなく、ある音はスピード感をもって駆け上がったり、スピードを緩めて降りてきたりすることで抑揚がつくと思います。

曲だけではなく、ただの発声練習をするときでさえ、音をただの連なりとして歌うのではなく、生き生きとフレーズ感をもって歌う習慣をつけるとといいと思います。歌える喜び、フレーズを作る喜びをもってその発声練習のメロデイーに抑揚をつけて歌ってみてください。

(♯β)

2019年5月20日 (月)

Q.声量はどのようにして増していくのですか。

A.共鳴させ、より大きくすると声量になります。質をよくするところに、コントロールするのが最終目的です。小さな点を絞り込んで、きちっと集めていくようなイメージが望まれます。

2019年5月13日 (月)

Q.ポップスは、マイクがあるから声の大きさはいらないのではないですか。

A.マイクで補われるために声量はいらないと、犠牲になることも多いようです。しかし、声量は、実力をアピールできる要素の一つです。説得力もマイクの入り方も違ってきます。理想は、声量、声域、長さ、それぞれの総合力でみるものなのです。しかし、現実では同じ器のまま、高さや音程、リズム、発音ばかりに気をとられて、力をつけるより、それらに力をどう配分するかだけがトレーナーの仕事になっているではないでしょうか。

2019年3月 9日 (土)

Q.軽く歌うことのメリットとは何ですか。

.音を重厚に響かせずに、軽めに歌うことでフレージングが進めやすいというメリットがあります。一音一音しっかり歌っていると、それぞれの音の充実感はあるかもしれませんが、音が流れるように進みにくいです。軽めに歌うことでそれぞれの音符が次に向かう動きがつくために、フレージングを付けやすくなります。

また、音程に関するメリットもあります。重く歌うと、音程が下がりがちになりますが、軽めに歌うと比較的高めの音程も取りやすいため、音程がフラットになりにくいです。得に、合唱の時、多声部でハモらなければならないときには有効でしょう。

さらに、音を軽く歌ったほうが、言葉が明瞭に聞こえるということもあります。響きを付けすぎて、言葉が不明瞭になるよりは、少し響きを減らし軽めに歌うと、子音をより強めに入れていきやすいということもメリットとして挙げられます。(♯β)

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