「大人になる」 Vol.238
戦後の日本の教育についての結果が、今のこの社会であり、その核が、ちょい悪、モンスター○○など、大人になり切れなかった団塊の世代です。つまり、戦後に、当時の大人が多分に価値観の大転換のため、大人たるものというものを教えられなかった世代です。もちろん、私もその後ろについて育っているので、ここで世代論を述べたいのではありません。
ただ、なぜかこの自由勝手で集まることの好きな世代以降、自分と異質の、いや、ただ意見の異なる相手を遠ざけたり、陰険に攻撃する風潮がますます強くなりつつあるかのように思えます。
自分と異なる意見や判断、感情をもつ人とうまくやっていく努力こそが、その人を成長させ、平和をもたらす基盤であるのに、です。自分は自分を生きる、そして人と関わるのにそれを表現していく、その差異のなかでそれなりに対処していくバランス感覚こそが大人の共感能力だと思うのです。
現在 (64歳) 2011.3.11 東日本大震災 新成人124万人(団塊時、259万人)
10年前 (54歳) 2001.9.11 USA同時多発テロ
20年前 (44歳) 1991.12 ソ連崩壊 (ロシア共和国エリツィン) バブル崩壊
1985 JAL墜落 1986 チェルノブイリ原発事故
30年前 (34歳) 1981 ムバラク大統領就任 (サダト暗殺) 1979 ホメイン革命(イラン⇔アメリカ)
1979 スリーマイル原発事故
40年前 (24歳) 1971 中華人民共和国 国連加盟 ≪ 冷 戦 ≫
1968 スエズ運河(イギリス→アメリカ 中東) 集団就職 ≪ 日本高度経済成長期 ≫
50年前 (14歳) 1961 ケネディ大統領就任
1945.10 ユナイテッド・ネーション(連合国連盟)
1945 第二次世界終戦 (日本←アメリカ 中国)
[団塊世代 1947年生まれ(0歳)とする]