「まだ答えがないという正解」 NO.260
私にくるメールもその「質問」が絶対の正解を求められるようなものが多くなりました。以前は「よくいわれているのは…」「教科書的には…」とにごして答えていたのです。それは「決して正解ではなく、ことばや形とするなら、知識とするなら」ということでの回答でした。それさえ、そのまま受けとめるだけの人が多くなったので、困っているわけです。
研究所のなかでも、やや似た状況です。以前はさほど、それぞれのトレーナーの教え方の差異についての質問はこなかったのです。そこは一つのポイントですから、質問は歓迎ですが、どちらが正しいのか―そこから入らなくてはならないのは、そもそも間違いです。どちらかを正しいとする根拠がないからです。「あなた」と「努力時間」という変数が欠けているからです。「やってみないとわからない」というのでは、嫌なのでしょうから、「まだ答えがない」といっておきましょう。学びは、買いものではありません。
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