「研究所の意味」
研究所を経営していると、いろんな問題が出てきます。なぜ研究所にしているのかというと、世の中のすぐれた人が研鑽する場にしたいからです。それを、すぐれた人を育てるのにも使えたらもっとよいと思ったからです。
私が一人で教えているとするなら、何を教えるのかということになります。土台、一人を育てるとしたらそれだけで一生ものなので、私がいなくとも育つ場にしてきました。
研究所は当初からBe an
Artistというのを掲げてきました。beというのはbecomeではないのです。「なりなさい」ではなく「ありなさい」です。
つまり、ここに関わろうとしてくる人はビジネスマンであれ、一般の人であれ、何らかの自立の心を持っています。それをキープしていくのが大変だから、この環境において習慣の育成されるまで、常にそれに問われ続けるようにしましょうということなのです。
ですから、ここでは本当は何も教えません。材料を与え、基準を持ち、その基準をアップさせるようにします。
しかし、実のところ、現実にトレーナーに手伝ってもらっているのは、教えることです。そこで、形、型で、基本を入れていけるように導いていけるようにです。
トレーナーといっても万全ではありませんが、私一人よりもずっとよいでしょう。多人数を相手にするときは、民主主義で、手間をかけ面倒でも手続きをふんでいくのです。私のカリスマ性をあてにしてくる人もいますが、私は天才でも、万能でもありません。
だからこそ、自分よりもすぐれたところをもっているのを見い出し人を認めるし、ここにはいつも私と異なるトレーナーやレッスンにいらっしゃる人がたくさんいるのです。
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