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2014年8月

レクチャー・レッスンメモ No.276

基準つくる

基準そのもの

ぶっつけ

切り方

流れ

リズム

流れている

切れ

プレゼン

レール

社交術

プロ

初心者

スケール

きれい

器用

くせ

不自然

祭りと野性

表情筋

声を掘る

男っぽい
詰まっている

押している

大きさとメリハリ

強くとゆっくり

大声、驚き

Vol.30  

○基本トレーニング

 

1.「ありがとうございます」

2.「おはようございます」

3.「いかがでしょうか」

4.「いらっしゃいますか」

5.「よろしくお願い致します」

 

□チェックポイント

A.姿勢、体 呼吸、フレーズ

  すくっと立ち、ゆっくりと呼吸を整えます。

B.顔の表情

  口と舌の運動を多めにしておきます。

C.発声、高低、強弱、トーン

  やや高めに入り、あわてずにしっかりと言い切ります。

D.発音

  口角をややあげて、一つひとつの発音を少し意識的に区切ってみます。

E.声の表現法

  少し語尾を伸ばしてもよいでしょう。

 

○ことばをはっきりさせよう

 

 ことばがよくわからない、もごもごと口のなかでこもる、ことばがはっきりとしない、はしょったりする、これらを直すには、まず、口をしっかりと動かし、口の内を開けることです。そうしないと声は前に出てきません。

 とはいえ、ことばをはっきりと言おうとしてむやみやたらに口やあごを大きく開けすぎるのも、よくありません。口がパクパクするだけで、本来の声の持ち味を生かせなくなりがちです(口やあごの運動、表情筋など、トレーニングのときは構いません)。口先だけの、実際にはかえって使いにくい平べったい声になります。

 試しに口先はあまり開けずに、口の中を開ける感じで「イエアオウ」と、お腹を意識しながら声を出してみてください。少しこもった感じになるとは思いますが、口を開けているときより、口の奥の方でしっかりと響きませんか。できるだけ深い息、深い声を意識してください。

 体からことばを発するというのが基本ということを忘れないでください。

 

○発音をクリアにしよう

 

 他の人に正確に伝わるには、明瞭な発音が必要です。それには、唇、あご、舌、のど(声帯)それぞれの運動と、それらのスムーズに連動した動きが必要となります。

 しかし、話すときにこれらを同時に注意していたのでは、余計な部分に力が入って、自然に動かすことができなくなりかねません。そこで、最初は別々にトレーニングします。

 

 自分の好きな文章を黙読をします。次に黙読のまま、唇・舌・のど・あごを、やや大きめに動かしてください。文章の意味を考えながらメリハリをつけて読むと、効果的です。

 口の動きがつかめてきたら、今度は声を出します。少し遠くにマイクをおいて録音し、チェックしてみましょう。

 後は、黙読、音読をして、録音、再生チェックをくり返し、不明瞭な部分を改善していきます。

 

○ねちゃねちゃした感じが気になる人は

 

 なんとなく舌がもつれたような、切れの悪いことばを発する人がいます。舌がうまく動いていないからです。誰でも寝起きは、こういう声に近いものです。

 口の中にものを入れて話しているように、口が開かずに発音がはっきりしません。口の中にものが入っていると、舌の動きが制限されます。お酒を飲むと、急にねちゃねちゃとなりやすいのは、舌の動きの麻痺からです。また、舌を噛んだり、やけどすると、似た状態になることもあります。

 いずれにしても、ふだんから舌を動かすトレーニングをすることです。舌を動かす筋力が衰えていると、舌の機能を充分に活用することができないからです。(舌を動かすトレーニングはP  )

 

○あなたも明日から“転声”できる

 

 明るい人、さわやかな人、元気のよい人というと、誰を思い浮かべますか。声というのは、声だけでイメージするものではありませんから、きっと、こういう場合、表情や振る舞いが、明るい、さわやか、元気のよい人を思い浮かべるでしょう。声だけでしたら、声優さんやラジオのパーソナリティで、声しか知らない人で、考えてみるとよいですね。声のトーンや語り口が明るい、さわやか、元気がよいと、それぞれ微妙に違いますから、わかりやすいのではないでしょうか。

 かつて、深夜放送にパーソナリティとして出て、世の中をアッといわせたのは、中島みゆきさんでした。それまでの暗く、悲しい歌声のイメージを、軽妙な語り口で一新したのです。まるで二重人格、ジキルとハイドのようでした。声で自分を演出したり、変革できる一例です。

 もっとも、象徴的なのは、選挙の前後ですね。当落によって、明-暗、さわやか-湿っぽい、元気-陰気、候補者も応援スタッフも、一転します。ということは、あなたも、明日から“転声”できるということです。

 

○ことばをはっきりさせる舌のトレーニング

 

・「イエアオウ」でのトレーニング

 1.「イ」の口形で、「イエイアイオイウ」を言う。 (明るい「イ」の音で)

(明るい方から暗い方に順に、「イエアオウ」となります。子音なら、tがイの位置にきます。)

2.「ガナタラバパ」をくり返す。(タラは、舌先で発します)

3.「バベビボブ、パペピポプ、マメミモム」をくり返す。

 (声をのみ込む状態、奥の方でしゃべっているようなら、軟口蓋と歯にもってきて、唇を使う音で顔面にもってくるようにします。(バ、パ、マ行がよいでしょう)

 

□会ったときのあいさつのトレーニング

1.「はじめてお目にかかります」

2.「お目にかかれて光栄です」

3.「お見知りおきくださいませ」

4.「ご挨拶が遅れましたが・・・・、××と申します」

5.「申し遅れましたが・・・・、××でございます」

6.「奇遇ですね」

7.「珍しいところでお目にかかりましたね」

8.「ごぶさたしております」

 

○人と出会ったときの明るい声のトレーニング

 

・お早いですね。

・お出かけですか/ええ、ちょっとそこまで/お気をつけて/いってらっしゃい。

・(日曜日の朝(早朝)から~)ご精が出ますね。

 

○久しぶりのとき

・ご無沙汰しております/すっかり失礼しております。

・お変わりございませんか/お元気でいらっしゃいましたか。

・しばらくでございます/しばらくぶりでございます。

・これは珍しいところでお会いしましたね/これはまた奇遇ですね。

 

○初対面でのひと言

・私、○○社の内藤と申します。

・どうぞよろしくお願いいたします。

・お会いできてうれしく思います。

・お目にかかれて光栄です。

・これをご縁に、今後ともよろしくお願いします。

・よろしくご指導ください。

・お見知りおきください。

・今後とも、おつきあいのほどお願いいたします。

・ごあいさつが遅れましたが、

・申し遅れましたが、私、○○と申します。

・失礼ですが、何とお読みすればよろしいのでしょうか。

 

○話しかけるとき、話を続けるとき

・お仕事中、失礼いたします。

・ご存じかと思いますが、

・すでにお聞き及びのことと思いますが、

・まことに申し上げにくいのですが(お聞きになっていらっしゃいますでしょうか)。

・ちょっとお耳に入れておきたいことがございますが、

 

○別れるときのひと言

・お先に失礼いたします/何かお手伝いすることはありますか。

・どうぞお気をつけて、お帰りくださいませ

・ごめんくださいませ

・お風邪など召しませんように。(寒い日が続きますので、)ご自愛のほど。

・改めて、ゆっくりお話しましょう

「思考をつくる」 No.276

ここで主として取り扱うのは、いろんな人から持ち込まれた相談に対する答えではありません。そのバックにある思考、考え方についてです。(答えを知りたいならQ&A、ブログの方がわかりやすいでしょう) 

こうしてずっと述べていると、いくつかの形にまとまってくるようです。これまで、たくさん読んでいる人には、この先、何を私が述べるのかはわかるようになってくると思うのです。それこそが基礎として大切なことなのですが、思考、そして学びというものの実質なのです。

そこでは、私の述べることと相容れないというところがあってもよく、いや、むしろ、そうなっていくところが肝心です。それは、私が私であるのと同じく、あなたがあなたであるという個性、オリジナリティです。それを自ら発見して育てていくところに本当の醍醐味があるのです。その叩き台として、私の論があって欲しいと願っているということです。

ただし、ことばや表面だけをみて、ただ違うとか反対というのは、よくありません。それは、世間、マスコミなど、あなたが影響を受けているものを鵜呑みにしているだけのあなたであり、情報のやり取りレベルのものに過ぎません。それなら、ただ他の人の考えを知らず自分勝手な意見を言っているのとさほど変わらないのです。つまり、早く深く成長するために、私の論を下敷きにオリジナリティづくりをして欲しいということです。

私は、私であるように述べているので、必ず、一般的な意見や見解と異なります。しばしば対立します。それでは都合の悪いことも生じるので、多くの人は、この本音を伏せて、社会的な活動を無難に、いわば生活を守っています。まわりと上手くやっていくために、ときに本音は不都合になります。でも、それを言う人がいなくなってしまうと、世の中は、清く楽しくピュアなようで、実のところ、とても怖い世界になってしまうのです。

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