「2つの壁」 No.316
トレーナーは、本人に見えないところまで見抜きます。それを伝えるところまで手腕を問われる仕事です。
しかし、高度な目標であるほど、すぐに伝えられること、伝わることは、なかなかありません。
トレーナーがそこで直せるような一流のアーティストはいません。そこは形だからです。他人と比べられないオリジナリティが実です。その2つを伴った想像上の可能性は、創造でしか超えられないからです。
何か足らない、何かもっとできる、そこに否定もダメ出しもありません。そこを充たさないと、形にも実にもなりません。だから、時間がかかるのです。
イメージとその詰めかたを、共に新しい発想で、試みていくのが、レッスンの現場です。
現実には、多くのトレーナーは、ささやかな修正や調整業務に追われています。基礎づくりに専念できるトレーナーはわずかで、クリエイティブな域には、ほとんどは入れません。
トレーナーは直すことが仕事と思い、そこで対応する術を得ていくようになります。あきらかに、その需要が多いからです。
するとアーティストのたまごは、生徒となり、いつのまにか、消費者、お客さんや患者さんのようになるのです。
レッスンも、目的、レベル、どのスタンスで使うかによってまったく異なるものです。
私は、今は、そこをあるところまで、相手に任せています。そこまで選んでない人が多いからです。選んだり創ったりするためのヒントを与えているつもりです。
多くの人は、スタンスを変えることとイマジネーションからのクリエイトへと、二つほど、のりこなくてはなりません。まず、そこがみえるように精進してください。
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