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「疑い否定し超える努力」 No.323

 

昔からの慣習が改まらない業界は意外と長くどこにでもあるようです。それは、保守的なことにあこがれる人しかいなくなるからでしょうか。

 

「自分の方法が一番すぐれている」と疑わない。

 

「他の人のは、間違っている。」「自分は他の人とは違い、正しい」と思う。だから「他の先生は、わかっていない」となる。

 

「自分が全ての人を育てた」と思っている。「間違っているのを直し、自分が正した」とか、「間違って教わっているのを救った」という。誰にでもそのようにいうのをやめられない。

 

その裏付は、「自分自身できなかったり間違っていたのを、自分の努力、もしくは偶然の出会い(権威筋や外国人)によって、救われた」だから、「その方法が正しい」だから、「あなたにもよい方法だ」そして、「他の方法をやめることだ」というのです。

 

そうした権威づけで洗脳されてしまい、先生を一生越せない弟子になってしまう人は多いものです。それもその人の人生ですが、もったいないことと思います。

 

 

 

最初は、自らを疑い、肯定でなく否定する材料を求め、それを超える努力で、誰でも上達していったはずです。 

 

なのに、いつしかそれを忘れ、自己肯定にまわる、指導する立場になると、さらにそうなりがちです。

 

しかし、そこで生徒がそれをまねていくとどうなるでしょう。つまりは、そうでないことを学べないし、留まってしまうのです。先生も生徒もなく、そのことをいつまで忘れないで、疑い否定し超える努力をどこまで続けられるかです。

 

 

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