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「AIの生み出すもの」 No.334

理性、精神、霊性が、ときに個性を殺してこそ、自ずと作品がオリジナルに現れてくるようにも思えます。どうも本当の表現は、自己主張を嫌い、人知を超えるようです。科学、技術は、そうした自然の内なる力を引き出す手伝いをします。

さて、原発事故でありえたようなことはAIでも起きるでしょう。いかに自動化しても、そこで想定外のことは、起きるでしょう。人間と同じようにと発達したAIなら、もっと思いがけないことを起こすかもしれません。

どうも自己正当化ばかりがまかり通るような社会になりつつあります。自分のうまくいかないのを人のせいにしたり、クレームをつけたり。今は、強者よりも弱者がその立場での正義で、自分のためだけに主張しているように思えることが目立っています。

強者には悪者もいましたが、非難をものともせず責任をとり処理したり、我が身を顧みず後世のために改革した“つわもの”たちもいました。そうした長い眼でみることが徹底して欠けてきていることがとても気にかかります。

AIは、どこから何を学ぶのでしょうか。AIが仕向けていったことに人間がその責任と対処だけを後々せまられるようになりはしないかと心配です。

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