Vol.85
〇好かれる声のイメージ
好かれる声のイメージとは何かを考えてみましょう。
A.みんなに好かれる声
B.仕事で好かれる声
C.友人として好かれる声
D.いい男に好かれる声
E.同僚に好かれる声
次に、あなたの目標とする声のイメージをはっきりとさせてみましょう。それぞれ微妙に、いや結構、違うことがわかりますね。
○キャラと声
声ということで、はっきりしないなら、キャラから考えていってもよいですね。キャラと声も、深い関係があります。あなたの声やキャラクターを知るためにする作業です。楽しんでやってみましょう。
まず、著名人を使って記入してみてください。よくありますね。結婚したい男、パートナーにしたい男、上司にしたい男、そういう感じでけっこうです。
声 著名人の名前 キャラ
A.みんなに好かれる声
B.仕事で好かれる声
C.友人として好かれる声
D.いい男に好かれる声
E.同僚に好かれる声
〇あなたを取り巻く人との声の相関図
難しかったですか。でも一度やっておくと、次からは楽です。なぜなら、目だけでなく、耳からも、TVやラジオから、その人の声、話し方を無意識のうちに入れるようになるからです。
次は、もっと簡単です。あなたの身近な人、親戚、友人、彼氏、兄弟、両親、とにかく7人くらいの人とあなたとの関係図をつくってみてください。
次にそれぞれの人の声のイメージを書いてみてください。
声のイメージ
1. さん(性別 、 歳)
2.
3.
4.
5.
〇体験から声をみる
次に、シーン別に(体験)、残っている声のイメージを言葉と一緒に書き出してみましょう。
1.あなたが印象に残っている声
2.あなたが印象に残ったときのシーン
3.そのときの相手の声。
4.そのときの自分の声。
さらに、思い出すシーンに入りましょう。
相手 状況 言葉 声のイメージ
1.
2.
3.
4.
次の3つに絞り込んでみましょう。
1.いい関係ができたとき
2.出会いにときめいたとき
3.願いを実現するとき
声について考えましょう。
1.とても嬉しかった声
2.とてもつらかった声
3.とても心に残った声
〇声によって、相性も変わる
好意をもつ人に好かれないという経験はありませんか。同じパターンでの失敗をくり返したりしていませんか。
それはあなたの努力だけでは、何ともしがたいこともあるのです。声は遺伝的なものや育ちと深く関わっているからです。つまり、声の関係づくりに影響を及ぼすのです。
どんなにルックスのよい人でも、好きになれない人っていませんか。それも性格やセンスが合わないならともかく、何の不足もない人。なぜでしょう。
もし、あなた以外の人にはモテモテなのに、あなたにはいけ好かないとか、“虫ずが走る”なんて人がいたら、わかりやすいですね。
そんなことを思ったこともないという人は、幸せだった人です。でも、だからチャンスを逃しているということもあるのですよ。なぜなら、大嫌いな人がはっきりしていれば、好きな人も浮びあがってくるからです。
〇声で合わない人もいる
たとえば、何となく合わないというのは、その人の感じからくるのですが、多くの原因は、受けとめる側のあなたにあります。
たとえば、どんなに格好いい人でも、小さい頃、そういう人にいじめられていたら、近づくのも嫌でしょう。そういう人と同じ匂いがする、同じファッションだ、同じものを身につけているとしたら、それだけで第一印象は大きくマイナス評価してしまうのです。声も同じです。どんなによい声でも、その声で叱られたり、怒鳴られた経験しかなければ親しめないものです。
だから両親や兄弟、学校の先生や親戚の人の声というのは、あなたの意識のずっと深いところに大きな作用を及ぼしているのです。
○声の相性も変えられる
あなたが知らずと、好んだり嫌ったりしていることが、まったく相手の責任ではないとしたら、ずいぶん勝手に判断をしているといえますね。でも好き嫌いって、そんなものです。つまり、トラウマの裏返しみたいなものです。
だからといって、その人が好きになることで、嫌いなものも食べられるようになったり、大好物になることがありますね。そのように、変えられない、変わらないものではないのです。
声や感じで嫌いという相手に対しては、そこを気にせず、その人のよいところをとことん意識することで、その人を認めたり、感じよく思えるようになってきます。
つまり、過去の(あなたが生まれてからか、先祖代々とか、わかりませんが)解放されるのです。
○本音で声をみる
確かに人間としては、誰とも分け隔てなくつきあえる方がよいでしょう。ビジネスも通常のレベルではそうです。しかし、恋愛や本当の仕事というのは、惚れた、はれた、命かけて…ではありませんが、一途、本命、その人だけ、というものですから、少なくともここだけのことで、心おきなく生の感情、本音でやりましょう。一つのゲームです。この本を閉じたら、ジ・エンド、という逃げ道もあるのですから。
〇親の影響
特に両親の好き嫌いというのは、刷り込みのように大きなものです。この問題の大きい人は、そこを徹底して煮詰めていきましょう。両親というのは、あなたの理想像に大きく関わっています。
父親が好きなら、似たタイプを求めます。思春期に反発すると、逆のタイプにひかれ、それ以降は、どこか父親の面影のある人を好きになりやすいようです。
まったく反対のタイプにひかれていたのに、結婚したら同じタイプだと露わになってきたとか、年齢をとるとともに、そっくりになってきたというのは、よくある話です。
ですから、相手の両親をみるというのは、とても参考になります。私は男性には彼女を知りたければ、その将来像は、彼女の母親をみればわかるとアドバイスしています。
○相性の合わない声
さて問題は、逆も真なり、つまりあなたが相手のタイプでなかったという場合です。髪型やファッションなら、相手の好みに合わせられるでしょう。体型も努力できることもあります。しかし、そういうものは、決定力になりません。
人は時として、自分の価値観をぶっこわすような人を求めるからです。もしあなたがそういうタイプなら、ビジネスで成功する可能性が大きいです。
女性は本能的に、保守的でした。そういうことに恐れがあり、相手が自分を理解できる範囲にとどめたいと思っていたものです。昔から、革新的な女性はいましたが、今は、それが当然となっています。
男性の成長は遅いので、たぶん二十代では、年齢プラス七歳くらいでつりあうくらいです。そこから成長するのに時間がかかるのです。
将来性のある人は、自らに革新を求めています。ということは、あなたが声や感じに求めるように、過去から積み重ねられた一つのイメージというのに、必ずしもあなたが合わせる必要はないということです。
〇声の使い方で合わせる
「私の声はとてもよい」と思っていても、残念なことに相手はそう思わなかったかもしれません。でも、そういう人に好かれたいと思うなら、そういう人の求める声をもつか、そういう声の使い方をすればよいのです。それも無理なら、声以外で勝負ですが。かなりのところまで、そういう人の声の使い方に近づけます。
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