« No.348 | トップページ | Vol.90 »

「オリジナルな表現への問い」No.349

オリジナルな表現は、オリジナルな問いからスタートです。そのためには、何がオリジナルかを知ることです。

すでに誰かが同じことをやっていたら、それは、同じことをやる必要がないのです。その人のファンになればよいでしょう。ということは、どこかの段階で過去の他の人の業績を知らなくてはなりません。それがそれなりの人なら、同じことをまねて、やってみるのも勉強になります。

それは、一般レベルでは、常識的なことであり、アートなどでは、教養的なことと言われていることです。それらは、誰でも努力すれば手に入れられます。しかし、時間がかかるし、きりがないこともあるので、「ある程度まで」と言っておきます。過去の答えである常識や教養(知識も)をいくら身につけても、オリジナルな問いが出てくるとは限らないからです。

勉強することと同時にその人がどういう状況で、どういう問いを、どう立てたのかを学ぶのを忘れないことです。それを知っていきながら、自らの目標を定め、訓練を続けていくことです。

« No.348 | トップページ | Vol.90 »

5.プロフェッショナルの伝言」カテゴリの記事

ブレスヴォイストレーニング研究所ホームページ

ブレスヴォイストレーニング研究所 レッスン受講資料請求

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

発声と音声表現のQ&A

ヴォイトレレッスンの日々

2.ヴォイトレの論点