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2020年12月

No.352

唯心

哲理

眼目

自在

理想

境地

面白い

本尊

一体

慈悲

心の限り

多量

独自性

手元

中心

拍子

旋回

同一

平面

跳躍

上下

融合

要点

変化

要諦

説く

表情

No.352

<レッスンメモ「研究の方法」>

 

問いを探す

表現してみる

ギャップを知る

埋める手段を探す

トレーニングする

先達者の作品を研究する

目的、対象を定める

先達者の歩みを研究する

自分のモデルをつくる            [547

No.352

<レクチャーメモ「日本の歌は、多彩である」>

 

アニソン

CMソング

声優、キャラソング

卒業ソング、校歌

ヴィジュアル系(ゴシックでファンタスティック)

演歌

スポーツの歌

プロ野球応援歌は、選手別で8小節

 

CITYPOP 197080年代ニューミュージック

ナイトクラブ クールでライト ディスコミュージック BGM 癒し

山下達郎 竹内まりや 角松敏生 杏里

ジャンル・カテゴリーに境目がない 歌詞テロップ

つきつめ カテゴリー分け

ポジティブ しっとり

 

アニソン クール 情熱的 キャッチー

歌詞が深い

89秒でオープニング エンディングの尺

タイトルのくり返し

テーマ、キャッチフレーズ、アニメの世界観、出だしのサビ、ライブ向け

 

コールアンドレスポンス(PPPH

日本のアニメには、歌がある テーマソング

海外は歌詞がないのが多い リリースもない

日本の生活、ワクワク感

キャラクターの成長

心を一つにまとめるためのつかう

 

ヴォーカルの特長

癒し系、深さや太さがなく、強くない

聞きやすい ノスタルジー 古きよい時代 なつかしい

日本人はコレクター レコード、CD、カセット、VHS

社会問題、精神、歴史などのテーマがない

子供っぽい 未熟でへたを応援したいファン [200826

「始点と終点を整理する」 

○始点と終点を整理する

 

 ヴォイトレは、スタートもゴールもあいまいなままスタートすることが多いのです。トレーニングのなかでは、そこを整理して自分の位置づけや目標を、より具体的につかんでいけるようにしていくことが目的の一つです。

 「レッスンでは、メニュや方法を用いて、目標と現状の間にあるギャップを埋める」というと当たり前のようですが、現実には、とても難しいことです。

 全体の把握なくして、きちんとした位置づけはできません。

 サッカーなら「強いシュートを打ちたい」ということを目的として、練習で強いシュートを打つことだけをやっても、他の要素も整えない限り使えません。PKのように無防備のなかで打てるシュートは、ほとんどないからです。ボールを受けてシュートに持ち込む、パスを受けられるところに走り込むなど、「シュート」するために、たくさんの条件がついてくるからです。シュートが打てても「試合がない」「試合があっても、試合に出してもらえない」など。総合力がまったくないシュート請負人などはいらいでしょう。

スポーツや楽器のプレイヤーなどでは、当たり前のことが、声のレッスンにおいては、とてもいい加減に扱われていることが少なくないのです。

○「歌いやすさ」より「自由度」

 

 すぐに本番に役立つ、アドバイス・レッスンでは、比較的、明確な目的ですから、早く、よりよくすることができます。

 歌唱レッスンでは、悪いところで目立つところから直します。でも、その前によいところをみつけ、いつかそこをもっと伸ばせることに気づいたら、ずっとよいことでしょう。

 ヴォイトレでは、共鳴、発声、発音などを、歌でこなせるように改善が求められることが多いのです。そういうときは、くせがついていて固めていたり、うまく解放できないところを脱力して、よい状態で発声できるようにします。人によっては脱力して解放すると、自由度が増す分、歌いにくくなることもあります。このとき「歌いやすさ」より「声の自由度」を選べる人は、本質をつかんで、かつ勇気のある人です。時間はかかりますが後で伸びていく少数の人といえます。

 

○アファーメーションとしてのヴォイトレ

 

 声域を少し広めにして発声で慣らします。歌の音域、声量よりも少し広めにとれるようにします。発音、メロディ(音高、音程)やリズムを基本や応用でチェックするのです。

 声をしっかりとコントロールしていきます。確実に声にして、共鳴にもっていきます。このあたりは声楽の基礎といったところです。

 プロの最低レベルのところでも、このあたりはできていなくてはなりませんが、できている人は稀です。確かな目的への第一ステップとなります。

 

○ことばと発音

 

 せりふやナレーションなどでも同じですが、ヴォイトレで「ことばを使う」と発音本位になりがちで多くのケースでは、発声が中心はなりません。本番とあまり変わらないことで、リハーサルのようなレッスンになることも少なくありません。

 これを母音や子音に分けて、厳密なチェックをして、よしあしを判断し、直していくとヴォイトレらしくなります。

 しかし、この場合も、声より発音やアクセントのチェックで終わることが多いようです。もう一つ基礎に踏み込んで母音の単音やハミングを中心にすればよいのですが、そこまで戻れるところは少ないようです。

 

○イメージの共有

 

 私は、その人のレッスンとトレーニングの位置づけとイメージを共有するため、最初の説明を細かくしています。

 私なりのイメージで相手の今の声、発音、フレージングあたりの出来不出来、目的とそこまでのギャップの埋め方などを示します。

 これが伝わることも伝わらないこともありますが、気にしません。伝わっていないときは手を変え品を変えて、その人にわかるイメージに近づけていきます。トレーナーも同じです。

 最初は、私のイメージや感覚に合わせてもらうところからスタートします。そして、少しずつズレをとっていくのです。

 

○似ていることでの注意

 

 その人の呼吸の延線上に素直に声が出てくると、それは必ず私のものとは異なってきます。

それをもって(本人であることをもって)よしとするのが、よいトレーナーです。

 「自分に似ているか」「同じレベルで同じにできるか」ではありません。

「その人らしくその人の声が出ている」のが、それが声に表れているか、その人が表れる、感じられる可能性のある声を引き出すのです。その点、似ていると、却ってやりにくいこともあります。

 

〇シンプルにする

 

 歌うとなると途端に難しくなる、つまりいろんな要素が入ってくるので雑になるのです。その難題に挑戦している人が多いのですが、私のヴォイトレでは、最も簡単なフレーズや言い回しでチェックするのです。

 それは。1オクターブ半を3分かけて歌う世界からは遠く離れているようにみえます。出している声や発音さえ異なるように思ってしまうものです。

 しかし、そこの感覚のギャップにこそ、あなたの声とイメージとしての限界が含まれているのです。それを解放するために、ありきたりとみえるヴォイトレのメニュを徹底して丁寧に使うことを必要としているのです。

 

○トレーニングの紆余曲折と結果よし

 

 限界をみてどう処理するのか―その前に、まとめてテクニカルに処理するのも正攻法です。しかしトレーニングでは、一時、迷ったり悪くなっても、後にトータルとしての力がついていたのなら、結果としてOKです。

 しかし、本人は不安でしょうから、それらを説明することもあります。スタート(今)からゴール(将来)、までの間にいくつかの目安を入れていきます。

レッスンやトレーニングでは「ど真ん中のことだけをやればよい」というものではないのです。できたら、「どちらかで冒険し、どちらかで徹底することが望ましい」と思っています。

 

○休むと喉は疲れる

 せりふや歌は、知らないうちに疲れを喉にためていきます。やや疲れたときのほうが表現として、より働きかけるといえます。そのためにわざと続けたり、かすれさせて声を使う人もいます。いわゆる、「のってきた」状態です。「のってきた」ときは、もうやりすぎ、使いすぎているものです。

 無理しなければ状態が悪いことを悟られずに、何時間かはできるでしょう。間に長い休みをとると、声は疲れを表に出してしまうのです。使いすぎて少し麻痺、喉が休みをとろうとしているのです。

 ステージの間の休みの取り方は、難しいケースが少なくありません。

 「ステージでは疲れないようにすること」

 「疲れていても疲れを見えるように出さないようにすること」です。声も似ています。元気のない声、ハリのない声では、価値がつけられません。

 絶好調ののりのときに喉(声帯回り)は、もう疲れていると考えておくことです。「喉も消耗品」と意識することは、トレーニング中にリスクを減らす一つの考え方と思います。

 

Vol.93

〇社会的能力と声

 あなたが望むものは何ですか。収入、学歴、仕事、キャリア、地位、財産? でも、それらの多くは表向きのものです。仕事、財産、地位などは、能力の結果ですから、能力があればよいのです。能力は、社会に発揮されていくでしょう。

 でも、社会的に有能なのとプライベートの充実とは必ずしも一致しません。

言葉は、半分は社会的能力、考え方を表し、もう半分はプライベートの自身の体、つまり声に表されます。あなたを満たすものは、言葉よりも、その声でしょう。そこに大きな愛と安らぎを求められるはずです。

 声のもつ情報は、たくさんあります。

 声は多くのものをあなたに教えてくれます。寛容度、性格、能力、出世欲……。体調、気分、気構え、興味関心、評価感想。表情や目はごまかせても、声は嘘をつきません。もちろん、演技のプロ、役者は別ですから、ご用心を。

〇女性は男性よりも声に敏感

 男性よりも女性は、嘘をうまく見抜けるといいます。なぜでしょう。言葉の意味、内容以外のあらゆるものから、どれだけの女性は情報を得ているのか、それも相手が気づかない情報ということです。

 そこでも声から、大きなヒントを得ているのです。

 男性は、言葉で考えるのですが、女性は声で嘘を見抜きます。つまり、女性は男性の気づかぬセンサーを一つもっているのです。

文明が発達するとともに、衰えていく体の諸機能、匂いや音や皮膚、つまり視界以外の五感に敏感なのは、まさに動物的直感です。プリミティブな人ほど鋭く、文明化、社会適応化して、頭でっかちになると、この能力は衰えます。

 たとえば、出産、子育てなどは、まさに動物的なセンサー全開の作業でしょう。そうであればこそ、命を育て、愛情を惜しみなく与えられるのです。

私も、勘は鋭い方だと思っています。なぜなら多くの人が、言葉や話でしか判断しないのを、声の調子から情報を得ているからです。演技、しぐさからも情報が得られます。

自分が自らやることでは、相手の立場に立てるし、教えることで敏感になります。文章を書いていると他人の文章からも本音や真意がわかるようになります。自分が極めていく事柄から、相手を見抜くのは、たやすいことです☆。

 あなたも、声に関心をもち、声を磨いてください。もう一つ、秘密のセンサー、つまり言葉は悪いけど盗聴器をもつことになります。これは結構、大きな武器なのです。

 仕事や人生に声は役立ちます。巷に闊歩するオレオレ詐欺などにひっかからずにすみます。

 情報というのは、ネットのなかのビット文字ではありません。五感からくるもの、あまりにそこでも言葉でなく、実際に目にして耳にして、嗅いで触って味わった事実情報が一番強いのです。

 子どもの嘘を親は声で見抜きます。

 子どもの具合は、声でわかります。

 愛する人のことなら、なおさら声で感じられるでしょう。

〇自分から声をかけよう

 人を好きになることです。好かれるよりも好きになれることです。

 “売り言葉に買い言葉”ではありませんが、ギブアンドテイク、それはギブから始まるのです。それを声でということなら、「自分から声をかけていくこと」です。いつも声をかけてもらうのを待っていては、365日分の1、「恋愛女子なら、バレンタインデーだけがチャンス!」みたいなものです。残り、364日もアタックしていけばよいのです。

 どんなにラブレターを書いても、出さなくては届きません。どんなに思っていても、声に出さなくては伝わりません。

文章を書くのは大変です。メールでは軽すぎる、なかなか伝わりませんね。言葉に出したり、面と向かっていうのも大変です。しかし、スピーチではないのですから、言葉を難しく考えなくてもよいのです。声を出せばよいのです。その声のなかにあなたの気持ちを込めていればよいのです。

○声をかけ続ける意味

 

 気づいてもらえないなら、気づくまで声をかけ続けましょう。言葉で勝負を迫るのではありません。

 ことを急いてはしくじります。“No”ときたら、あとはめんどうになります。

 声をかけ続け、相手がその声を待つようになるまで、その声を聞きたくなるまで、言葉の内容などいりません、声をかけ続けましょう。それで実らなくても、めげることはありません。

 そこで得た勇気と努力と声のコントロール力は、あなたの将来にプラスになります。声の表情が豊かになり、声が魅力的になれば、相手の思いも変わってくるでしょう。

 自分の思い通りにはいかないことには、待つことが大切です。声をいつもかけ続けるあなたの存在は、大きくなっていくでしょう。魅力的な声で、あなたの思いが、ニュアンスが相手の心に残っていくのです。

○幸、不幸の分かれ道

 いつも不幸せと思っている、あまり幸せでないと思っているとしましょう。

 すると、どうなりますか。表情も声も、硬く相手を拒むようになります。すると、ますます不幸になります。これをどのようにするかについては、たくさんの本が出ています。

 でも、およそ述べられているのは、同じことです。

「自信をもち、ポジティブに考え行動しなさい」、あるいは、「ものごとは、よい方向に思い描きなさい」。それは確かなのです。しかしそれだけでは弱い。そこで、歌手は歌を、画家は絵を使います。あなたには、声を使うことをお勧めします。

 幸せな人は、いつも幸せと思っているのです。するともっと幸せになれるのです。

○声から入る

 私は、「何ごとも声から入りましょう」と提唱したいのです。

 たった一声で、人は幸せになれるのです。人生まっくら、お先まっくらでも、たった一人のたった一言が光明を与えるのです。

自殺をする直前、誰かの一言で思いとどまった人もいます。一曲の歌声で、生きる勇気を得た人もいます。

○声はかけっぱなしでよい

 

私もいろいろなときに、何人かの声、あるいは、たった一人の声に助けられました。

 反面、声をかけ忘れて後悔したこともあります。声をかけなかったために、もっと早めに知れば何とかなったかもしれないことを見逃したこともあります。伝言を忘れて大変だったことも。

 そこで最近は、迷いなく声をかけています。迷ったら、声をかけています。すると案外と、そういう人が少ないのに気づきました。

 声をかけたら返答がきます。そしたら、また返答する。自分の方で出して終わりにしておくのです。最初から返答がこなくても、かまいません。

 あなたも自分から声をかけましょう。

 自分には、もっと声をかけ続けましょう。

 マラソン選手は、自分に「ファイト」と声をかけ続けて練習します。だから、あんなにハードなことができるのです。本番のレースでは、沿道の人は声をかけてくれます。だから、新記録が出るのです。

〇声で力が出る

 「声で力が出る」という例は、枚挙にいとまがありません。卓球の福原愛ちゃんの「サァー」は、全国で有名になりました。

 オリンピックが終わっても、愛ちゃんはその声の秘密を明かしてくれませんでした。かけ声にばかりに取材がくるので、うんざりしていると。しかし、あの「サァー(タァー)」は、愛ちゃんだけでなく、それをみている人にも、気合いを入れました。

 北島康介選手の「チョー、気持ちイィ」は、流行語大賞になりました。言葉遣いがどうであれ、それを聞いた日本人全員、いやその意味のわからなかった外国人も、チョーキモチィーかったはずです。室伏広治選手の咆哮、浜口京子選手とお父さんのアニマル浜口さんの気合い声など、オリンピックは、私にとっても、まさに声の祭典です。

 スポーツ選手が、力を発揮するとき、声とともに力を発揮します。テニスでは、シャラポワブームがありました。ゴルフでは、声はタブーです。でも、チャーシューメンでショットする練習もあります。

○声から行動が変わる

 「声を出すのがよい」というイメージを叩き込むと、おのずと私たちは行動しはじめるものです。

 いい人に会ったらまた会いたい。いいところに行ったら、また行きたい、いい思いをしたら、またやりたい。

このパワーを利用しましょう。すると、よい声をもっと使いたくなるでしょう☆。

 言葉は、潜在脳の情報のキーワードです。声もまた、もっと深いところのキーワードなのです。楽しい声、よい声、嬉しい声を使っていたら、人生もそうなるのです。

○声力判断

 

 ここで、あなたの声力診断をやってみましょう。

 あなたの声の力は、どのくらい? 声のパワー度の診断です。

1.自分の声が好き

2.ヴォイスレコーダ―で自分の声を聞く

3.発声練習をしている

4.声のかけ方に自信がある

5.自分のあいさつの声はよいと思う

6.相手によって、うまく声を使い分けていると思う

7.状況によって、うまく声を使い分けていると思う

8.他人の声に敏感である

9.芸能人の声をよく知っている

10.ものまねが得意である

11.自分はよい声だと思う

12.まわりの人の声に、とても好き嫌いがある

13.声のよくない人は、好きではない

14.声には精神的なものが表われると思う

15.相手の服、顔以上に、声に気がいく

16.話より声を聞いている方が好き

17.昔より声がよくなったと思う

18.自分は人に好かれる声だと思う

19.自分の声が好きな人がいると思う

20.声は、人生への影響力が大きいと思う

○まとめ

 

声は、あなたに自信を与える。

声は、あなたの夢や希望をもたらす。

声は、あなた自身をはっきりとさせる。

声に出して言うと、成功に近づく。

声がよい方向へ、あなたを導く。

声で落ち込みを救う

声でコントロールする

声で自分を育てる

「オリジナルの成立」 No.352

オリジナルということばは、誰もやっていないこと、初めてやったことによく使われています。しかし、同じことをやって違ったものとなることも、オリジナルといえます。

違ったものといっても、行う人や時期が違えば、違ったものとなるのは当然ですから、それだけでは成立しえないものです。

そこで関わる創り手の新たな価値こそが、オリジナティなのです。

というような話は、もはやオリジナリティに欠けていますが。

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