No.364
<レッスンメモ>
〇昭和とソングの消失
浪曲は「一に声、二に節、三に啖呵」(春野百合子)
一年を歌会始で始め、紅白歌合戦で締めていたのが、昭和でした。
阿久悠は、「書き下ろし歌謡曲」(1997年)で「歌が空を飛ばなくなった」と(1982年くらいに言ったらしい)記し、「ヘッドフォンで聴く歌は点滴、ミュージッ
クはあるが、ソングはない」と嘆きました。 [654]
ことばは、ポップス化していく
80年代、コピーライター、ポピュラー音楽の歌詞、文学のことばが、もてはやされました。
「サラダ日記」と「ノルウェイの森」が、1987年です。