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Vol.105

○声の使い方をイメージしよう

 

 漠然と声がよくなりたいと思っているだけでは、声は、そう簡単によくなりません。

 でも一方で、何もしていないのに声がよくなっている人もいます。その違いは、目的意識です。

 仕事や人間関係をよくしようとすると、声も声の使い方もよくなるのです。何のために仕事や人間関係をよくするのかがはっきりしているほど、声はよくなります。

 

○声を使うシーンをイメージしよう

 

 あなたがこれから一週間で声を使うシーンをリストにしてみてください。何を目的にするのか、そのためにどんな効果が出たらよいのかを考えます。するとどういう声を使うのかが決まってきます。

 使える声も使えない声もあるでしょう。使えない声は、あきらめるかトレーニングするかは、あとで決めましょう。使える声は、どのように使うのか、考えてみましょう。

 

○マイナスをプラスに修正する

 

過去イメージ、プラス

 あなたの声について、よい思い出のあるシーンを書き出してみましょう。

 

過去イメージ、マイナス

 あなたの声について、よくない思い出のあるシーンを書き出してみましょう。

 声でうまくいった経験の乏しい人は、ネガティブになりがちです。そのイメージを探ってみましょう。

 そのとき、どのような声をどう使えばよかったのかを考え、書き出してみましょう。

 

未来イメージ

 あなたの幸せな未来のイメージを書き出してみましょう。

 

〇欲しいものをイメージする

 

 衣食住、人、その他、何でも欲しいものをビジュアライズしましょう。大きな紙に絵もつけて書き込むのです。そして毎日読み上げます。

 それを楽しみましょう。すると、声がよくなります。ヴォイスレコーダ―に吹き込んで、再生しましょう。そのイメージを常に想起できるようにするのです。

 イメージしたことは実現します。

 多くの場合、具体的にありありとイメージできないのです。イメージしても信じられないのです。「まさか、私にそんなことが起こることはない」と心の奥で考えているから、同じ日常に戻ってしまうのです。

 

〇イメージを信じる

 

 「マトリックス」で、主人公がビルからビルへ飛ぶ練習がありましたね。それはイメージができて、自分もできると信じられるようになったからでした。

イメージできる力、イメージを信じられる力こそが、才能で、あなたを大きく変えるキィなのです。

最初はイメージを自ら信じられないでしょう。しかしくり返していると、信じられるようになります。そしたら、もう実現の手前なのです。

 

〇バーチャルとリアル

 

 それにしても、映画の「マトリックス」は、ショッキングな映画でした。「リアルな世界よりも、バーチャルな世界の方が幸せ」と選ぶ、リアルを失うから、バーチャルがその人にはリアルとなるのです。

考えてみると、声こそが、まさにバーチャルとリアルを行き来しているではありませんか。

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3-1.声の話」カテゴリの記事

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