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「物語」(1) Vol.58

「日本文学」:7世紀くらいから日本語という同じ言語で一つの国の文学が、およそ1400年近く書き続けられてきた。古代・中世は、中国からの影響、仏教でインド文学の影響もみられる。上代文学(飛鳥・奈良)、中古文学(平安)、中世文学(鎌倉・室町・安土桃山)、近世文学(江戸)、近現代文学(明治・大正・昭和・平成)

 

「昔話」:「固有名詞を示さず、描写も最小限度、話の信憑性を問わず、語られている間だけ成立して、語り終わられたら消える。「むかし」「あるところに」など独特の発端句で始まり語り継がれる。そして、岡山の「しゃーんしゃん」、飛騨の「しゃみしゃっきり」、岩手の「どんとはれ」、秋田の「どっとはらえ」など、定型的な結末句で終わるのが多い。

 

<主な昔話>桃太郎、浦島太郎、金太郎、力太郎、花さかじいさん、こぶとりじいさん、さるかに合戦、一寸法師、舌切り雀、笠地蔵、おむすびころりん、うりこひめとあまのじゃく、かちかち山、鶴の恩返し、うばすてやま、かぐや姫、わらしべ長者、雪女、耳なし芳一、三枚のお札、貧乏神と福の神、一休さん、分福茶釜、親指太郎、聞き耳頭巾、牛若丸、三年寝太郎

 

<昔話の型>異類婚姻譚、呪的逃走譚、貴種流離譚、難題求婚譚、冥界訪問譚、末子成功譚、動物報恩譚、異常誕生譚、人狼変身譚、土地分割譚、神隠し譚、殺害蘇生譚、異郷訪問譚、幽霊出産譚、継子いじめ譚、立身出世譚、死骸黄金譚、観音霊験譚、天人女房譚、異類退治譚、呪的勝負譚、人身御供譚、幽体離脱譚、竜蛇変身譚、致富譚

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