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閑話休題 Vol.72「日本酒」(1)

<分類>:ラベルに表・裏・肩。特定名称とは吟醸酒、純米酒、醸造酒などの種別。醸造酒は日本酒、ワイン、ビールなど原料を酵母によってアルコール発酵させ作った酒。

蒸留酒:焼酎、ウイスキー、ブランデー、ラムなど醸造酒を蒸留して作った酒、アルコール度数が高い。

精米後の米の割合によって吟醸(60%以下)、大吟醸(50%以下)、一般酒(70%程度)に分類。

酒度は、水の比重を0としてプラス10からマイナス10。「酸度」コハク酸や乳酸などの酸の総量。酸が多いほど辛口。「アミノ酸度」アミノ酸が多いほどコクのある味。一万もの銘柄があり、銘柄は蔵元の屋号、土地が誇る山や川、縁起のよい字など。「正宗」が多いのは、1840年、灘の造り酒屋の6代目当主、山邑田左衛門(やまむらたざえもん)が、経典の「臨済(りんざい)正宗(しょうしゅう)」の「正宗」の音読み「せいしゅう」が、清酒の「セイシュ」に似ていることで、つけた。

焼酎:甲類は原料を連続的に投入する連続蒸留(≒ウオッカ)、生産性が高く素材の風味はあまり残らない。乙類は蒸留を数回に分けてその度に原料を投入する単式蒸留(≒モルトウイスキー)で、生産効率がよくないため価格が高く、素材の風味が強く残る。「御神酒」焼酎とともに「國酒」。芋焼酎:さつま芋、18世紀半頃から鹿児島。米焼酎:江戸時代中期から。熊本県の球磨地方。泡盛:15世紀頃から沖縄県。麦焼酎:江戸時代後半、余った大麦を自家用として。長崎県の壱岐。お屠蘇:漢の時代の中国 数種類の生薬を清酒や味醂に浸して作る薬酒、無病・長寿を願って飲む。9世紀頃、中国から伝えられた。平安時代に漢方薬を調合した薬酒「屠蘇散(とそさん)」から。どぶろく:甘酸っぱく濃厚、発酵したもろみを搾らないためどろりとしている。「十二六(じゅうにろく) 甘酸(かんさん)(ほう)(らく)」(長野県)。

 

「口噛み酒」、アニメ映画「君の名は」(2016年)でヒロイン、宮永三葉(巫女姉妹の姉)が神事で米を噛んで吐き出し作る。漫画「もやしもん」にも。噛むから醸す=酒造りのこと。弥生時代に麴カビが発見。

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