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閑話休題 Vol.74「日本酒」(3)

<普及>資格制度:日本酒唎酒師、国際唎酒師、日本酒学講師、国際日本酒講師/ワイン教育機関WSETでも日本酒講座を開設/日本ソムリエ協会(JSA)は日本酒資格「SAKE DIPLOMA」認定

1911年~日本酒コンクール「全国新酒鑑評会」/2009年~「全国燗酒コンテスト」/2011年~「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」/2012年~「SAKE COMPETITION」(実行委員長、中田英寿)/観光庁「酒蔵ツーリズム推進協議会」を設立。/「SoftBank Innovation Program」ソフトバンク株式会社/「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」/「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」中田英寿/SAKEフェス「Craft Sake Festival」/日本酒検索アプリ「Sakenomy」/2014年、安倍首相からオバマ大統領へ贈られた「獺()(っさい)」旭酒造(山口県)の最高峰「獺祭 磨き その先へ」/2018年、純米大吟醸酒&純米吟醸酒部門プラチナ賞受賞。33千円。

 

<温度>いろいろな温度で楽しめるのは日本酒だけ。温度によって味や香りの変化を楽しむ。[冷酒]5~10℃すっきりした風味。/[常温]20℃収斂性の酸味のち苦み。/[人肌燗]3537℃味が後退した結果、まろやかな酸味、甘味が強まり、やわらぐ苦み。/[ぬる燗]40℃苦みがぐんと減るためきれいな酸味。/[熱燗]50℃酸味が強まり味のバランス崩れる。

関西では、北前船により昆布を入手。出汁の味を濃厚に使う出汁文化。江戸では、酒は杉樽で運ばれ、杉の香りが強い酒となり、木の香りを消すために塩味の濃い味の料理となる(江戸の濃口醤油へ)。上方から江戸に下ってくる酒として「下り酒」→「くだらない」。酒器を楽しむ「徳利」「御銚子」「片口」。注ぎ方「ソビバビソビ」「鼠尾馬尾鼠尾」あふれるほど注ぐ「もっきり」。「お酌」「差しつ差さされつ」。

 

<俗説、その他>酔いやすい:アルコール度数は15度。/太りやすい:日本酒に多く含まれるグリシンやアラニンは胃液の分泌を促し食欲増進。/肝臓への負担が大きい:酔いやすさからきたイメージの可能性。

 

<その他>ヤマタノオロチに飲ませた「八塩折之酒(ヤシオリの酒)」 ゴジラを倒す「ヤシオリ作戦」

日本三大酒神神社:大神神社(奈良)、梅宮大社(京都)、松尾大社(京都)

江戸時代1698年、全国に27千場の酒造場。2018年には1,580場。

最も古い日本酒メーカーは、1141年創業の須藤本家(茨城県笠間市)

値段の高い酒「純米大吟醸光明(こうみょう)山田錦」(山形県)22万円。

日本酒の輸出総額は10年(20092019年)で3倍(71.8億円から234.1億円)。

海外で人気「梵の初雪しぼりたて五百万石」(福井県)。「美田」(Biden):栃木、福岡。

 

参考:「外国人にも話したくなる日本食」永山久夫(KADOKAWA)。「教養としての日本酒」友田晶子(あさ出版)。週刊現代2020.12/20

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