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閑話休題 Vol.86「槍」(1)

〇定義

 

槍は、長い柄の先に刀剣を付けた武器。「穂」と「柄」を組み合わせた武器。

穂は、槍の先端部に付ける刀身部分。

「長柄槍」では約20cm、「大身槍」(穂が長い槍)では約60cm前後と、槍の種類によってその大きさは違う。

柄は、槍や刀剣を手で持つところで、強度が左右される部分です。

長柄槍では約46m前後、大身槍では4m、記録上では8m前後の柄も存在しました。

 

鎗、鑓とも書く。現代中国語で、「槍」(qiāng, ㄑㄧㄤ)という漢字は銃を表す(本来の槍と区別するために、銃を「火槍」と表記することもある)。

日本で槍が使われた例は、絵画では『紙本著色拾遺古徳伝』(元亨3年(1323年))

「やり」という日本語は、建武政権期に大光寺合戦(1333年–1334年)で「矢利」が使用されたのが初出である。

 

剣と並ぶ、手元用の戦闘武器だが、剣と違って切断ではなく刺突を目的とする武器。

衝撃に耐え得るように分厚く丈夫に作られている。

長さは一般的には2mから3m前後(身長の倍くらい)だが、大規模な歩兵戦が行われた時代には4mから6m以上の槍も用いられた。

室内での戦いや個人戦闘といった場所で使う事を目的に作られた長さが1m前後の短槍もある。投擲に用いる槍も存在する(投槍)。

 

柄の長い刀(剣)は、長刀・薙刀(ナギナタ)、長柄刀となり、刃渡りを得るために槍よりも刃が大きくなり、バランスをとるために柄は短めになる。

 

旧石器時代から槍状の武器は用いられていた。鉄砲・銃が台頭するまでは、剣と並んで戦場での主力武器。

槍は、世界中で近接戦の主力武器として最も使用されました。

槍を扱う武術は「槍術(そうじゅつ)」という武術があり、剣術などと並んで流派が今も多く存在します。

 

〇歴史

 

弥生時代。槍の前身である矛が使用されています。

藤原氏初期の伝記「藤氏家伝」(とうしかでん)には、宴会の席で酔った「天武天皇」が床に槍を刺したとあります。この時期の主力武器は矛、盾、弓でした。

 

鎌倉時代。武器は、薙ぎ払うことに特化した長柄の武器「薙刀」や太刀で、矛は一時的に姿を消します。

 

安土桃山時代になって、戦闘形式が騎馬戦から徒歩戦、個人戦から集団戦へと移行したことで、薙刀よりも槍の方が有用となりました。

 

近世以降は銃剣を着剣した小銃が狭義の槍になるが、その使用法は槍そのものである。

 

江戸時代になると、槍は大名の格式を表す道具、武術「槍術」(そうじゅつ)として様々な流派が生み出されます。

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