「情報と表現」 No.404
現実は、いつも変化していて、
私たち自身、二度と同じ状態にならないのです。
この情報化社会では、「表現」が優先されます。
変化していく人間の方が、実在感を持てなくなってくるのです。
人間も世界も生きているものです。
知識万能主義で考えると、自分自身が矮小化していきます。
つまり、自分が生きてきた年月、経験が、自分の糧になっていかないのです。
知識は外にあります。
情報として扱うことができていても、
本当の意味では、自分自身で考えてはいないのです。
それでは、どうすればよいのか。
表現を知識や情報と切り離すことです。
自分の内にあるものをとり出すところでの
血肉のついた身体に基づく表現をするのです。
つまり、言語でなく、肉声で問うということです。
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