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「AIと芸道」 No.406

芸の道、これは、なにも芸能や芸術だけでなく、なんらかの専門性をもつ道を選んだということです。

私も、なにかに触発されて、人生を決めた、それが転機になった人たちと、多く接してきました。

誰かの声や歌を聞いて、それを選んだとき、いわゆる純粋経験を経て、人生は大きく変わります。つまり、その人が、自分自身に、個性に目覚めたわけです。

それは、なによりも身体性に根ざすものです。誰かの声とは、誰かの身体の発した音波動=声なのです。それを自分の身体で受けとめ、習得していくのです。

たとえ、それで大成しようが、人生のよすがになろうが、そこからの歩みは、身体に蓄積されます。

一方、AIは、身体性を伴いません。その情報やその処理は、いくらあっても、そうした個性たるものの価値を損ねるものではありません。

むしろ、さらにその意味を深め、人生を輝かせるものとするでしょう。

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