「AIと芸道」 No.406
芸の道、これは、なにも芸能や芸術だけでなく、なんらかの専門性をもつ道を選んだということです。
私も、なにかに触発されて、人生を決めた、それが転機になった人たちと、多く接してきました。
誰かの声や歌を聞いて、それを選んだとき、いわゆる純粋経験を経て、人生は大きく変わります。つまり、その人が、自分自身に、個性に目覚めたわけです。
それは、なによりも身体性に根ざすものです。誰かの声とは、誰かの身体の発した音波動=声なのです。それを自分の身体で受けとめ、習得していくのです。
たとえ、それで大成しようが、人生のよすがになろうが、そこからの歩みは、身体に蓄積されます。
一方、AIは、身体性を伴いません。その情報やその処理は、いくらあっても、そうした個性たるものの価値を損ねるものではありません。
むしろ、さらにその意味を深め、人生を輝かせるものとするでしょう。
« 閑話休題 Vol.98「盆栽」 | トップページ | 「最強トレーニング」 Vol.4 »
「5.プロフェッショナルの伝言」カテゴリの記事
- 「スキルが伸びるとき」 No.421(2026.09.01)
- 「銀河も空も世界を描く」 No.420(2026.08.01)
- 「お笑い芸人、俳優、歌手のタレント化での政治的沈黙」 No.419(2026.07.01)
- 「時間をかけ、精査する」 No.418(2026.06.01)
- 「ルーツ」 No.417(2026.05.01)






