「ルーツ」 No.417
昔は、よく、ここに詩を載せていたものです。
みなさんを鼓舞するものでした。
それが今は、こういうものになりつつあります。
「花、ルーツ、そして愛」
あなたの名を呼ぶたびに
胸の奥でひとつ花が開く
雨の朝にふと香る
土の気配のように
あなたは私のルーツに
いつしれず触れてしまった
世界がまだ幼く
言葉より沈黙のほうが
真実を語っていた頃
あなたの笑い声だけが
私を外界へと導いた
#
花は咲いて 風に揺れて
名前もなく 空へ還る
愛はきっと 形を持たず
私のなかで 根を伸ばす
離れていても 失われず
あなたは今も ここにいる
2
季節が幾度巡っても
同じ空は二度とない
それでも足元に残る
あなたの足跡を辿って
私は今日も歩いている
過去はもう触れられず
未来さえも曖昧で
それでも確かな温度が
この胸に残っている
あなたがいたその場所は
今も静かに息をしている
#
花は咲いて 風に揺れて
傷を抱いて 散ってゆく
愛はきっと 終わりじゃなく
巡りながら 続いてく
離れていても 失われず
あなたは今も ここにいる
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