閑話休題 Vol.110「邦楽」(1)
伎(ぎ)楽(がく)は「くれのうたまい」と呼ばれ呉の文化圏の歌舞、さかのぼればヒンドゥー文化圏やギリシャ文化圏の仮面劇へ。
唱導(説法)では、4つのポイント、声・弁舌・才能・博識
声明の基盤、天台声明と真言声明
天台声明:円仁が唐から持ち帰った「魚山流声明」 京の大原あたりを魚山に見立てて確立 融通念仏宗の祖で声明の大成者、良忍(1072年~1132年) 声明で浄土を表現し融通念仏を確立 融通念仏との結縁を勧める念仏勧進や念仏聖「大念仏」
真言声明:空海がもたらし、弟の真(しん)雅(が)が整えた 「理(り)趣(しゅ)経(きょう)」読誦 寛(かん)朝(ちょう)を中興の祖 智山流(ちざんりゅう)・豊山流(ぶざんりゅう)・南山(なんざん)進流(しんりゅう)
四箇大寺(東大寺・興福寺・延暦寺・園城寺)
慶(けい)意(い) 「先泣(せんきゅう)の誉(ほまれ)」 澄(ちょう)憲(けん)(1126年~1203年)と聖(せい)覚(かく)(1167年~1235年)親子が安居院流(あぐいりゅう)の完成者 説法は唱導の一要素
苦楽に支配されるなという中道「苦楽道中」 極端から離れたものを「正しい」
祝福芸の萬歳は漫才のルーツ
三井寺派は定円、安居院流は藤原通(みち)憲(のり)(信西入道)の子、澄憲から始まる
俗楽・雑芸である「散楽」(物まねやお笑い、舞踏、曲芸・軽業、奇術・幻術、傀儡の五種類に分類)が渡来して「猿楽」へ
鎌倉時代に物まねや滑稽 「猿楽」には呪師、侏儒舞、傀儡師、唐術、品玉、独相撲、琵琶法師、千秋萬歳などのバリエーション 農業の宗教儀礼「田楽」は、ささら・太鼓・笛・鉦など
唯識 円仁の引声(いんせい)念仏 「天狗おどし」 良忍の融通念仏 歓喜踊躍(かんぎゆやく)念仏(踊る念仏) 踊り念仏の一遍は融通念仏(歌う念仏)からのスタート 普化宗 虚無僧(梵論寺)の集団
大念仏狂言 十万上人と呼ばれた道御(どうぎょ)(円覚上人1223年~1311年)
放免(下級役人)から「婆娑羅」、さらには「歌舞伎役者(傾き者)」へ ヴァジュラ(金剛)を語源とする婆娑羅 僧形の芸能者 宗教性と服装
関西の浪曲は歌祭文系性格が強く、関東の浪曲は説教節系性格が強い 関東は調子が高い
三遊亭圓朝 宮部(みやべ)円(えん)成(じょう) 橘家圓(たちばなやえん)喬(きょう)
梅原猛がスーパー歌舞伎「オグリ」創作
桃中(とうちゅう)軒(けん)雲(くも)右(え)衛門(もん)「赤穂浪士」で一世を風靡した浪曲師
江州音頭「歌詞の中の“デーレンデーレン”」
音楽は、明治に使われたmusicの訳で、洋楽のことです。
日本のは、芸能の音の面を楽と呼んできました。特徴は、つながる音の流れ、うなり声、金切り声に聞こえる、というのは、向こうの耳での捉え方です。
西洋から入ってきたのが「音楽」。日本在来の種目は「音曲」。大正末期以降、「洋楽」に対する語として「和楽」「邦楽」と呼称。第二次世界大戦後は「日本音楽」「伝統音楽」
明治の後半から、はやり歌は「歌謡」
昭和の初期、はやり歌をレコードメーカーは「流行歌」 1933年以降は「歌謡曲」
「演歌」「ニューミュージック」「Jポップ」
絶対的な高さではなく、歌い手の感覚によっているのです。
music―音楽学(西周<にしあまね>明治3年)
音楽は、明治2年に薩摩辞書に使用。
「明治の音」
ノイズの文化 アジアと日本
サワリのついた三味線(←沖縄の三線←中国の三弦)べ~んと打音、だみ声
1930年「春の海」(宮城道雄)
日本人にとって音楽は楽で、芸能、文化に付随し、独立していないもの
ドイツの影響が大きい、プロシア軍と精神性
イタリアのオペラより器楽と評論(シューマン)
大バッハとベートーベン
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