「最強トレーニング」 Vol.18
〇明るくさわやかに、元気を与える声
- 基本トレーニング
1.「ありがとうございます」
2.「おはようございます」
3.「いかがでしょうか」
4.「いらっしゃいますか」
5.「よろしくお願い致します」
□チェックポイント
A.姿勢、身体 呼吸、フレーズ
すくっと立ち、ゆっくりと呼吸を整えます。
B.顔の表情
口と舌の運動を多めにしておきます。
C.発声、高低、強弱、トーン
やや高めに入り、あわてずにしっかりといい切ります。
D.発音
口角をややあげて、一つひとつの発音を少し意識的に区切ってみます。
E.声の表現法
少し語尾を伸ばしてもよいでしょう。
〇ことばをはっきりさせよう
ことばがわからないといわれる人、もごもごと口のなかでこもってしまったり、ことばがはっきりとしない人、はしょったりする人がいます。
これを直すには、まず、口をしっかりと動かし、口の内を開けることです。そうしないと声は前にでてきません。
とはいえ、ことばをはっきりといおうとしてむやみやたらに口やあごを大きく開けすぎるのも、よくありません。口がパクパクするだけで、本来の声の持ち味を生かせなくなりがちです(もちろん、口やあごの運動、表情筋のトレーニングのときは構いません)。口先だけの、実際にはかえって使いにくい平べったい声になります。
試しに口先はあまり開けずに、口の中を開ける感じで「アイウエオ」と、お腹を意識しながら声を出してみてください。少しこもった感じになるとは思いますが、口を開けているときより、口の奥の方でしっかりと響きませんか。できるだけ深い息、深い声を意識してください。
身体からことばを発するというのが基本ということを忘れないでください。
〇発音をクリアにしよう
他の人に正確に伝わるには、明瞭な発音が必要です。それには、唇、あご、舌、喉(声帯)それぞれの運動と、それらのスムーズに連動した動きが必要となります。
しかし、話すときにこれらを同時に注意していたのでは、頭が痛くなってしまいそうです。余計な部分に力が入ってしまい、自然に動かすことができなくなりかねません。そこで、最初は別々にトレーニングします。
自分の好きな文章を黙読します。次に黙読のまま、唇・舌・喉・あごを、やや大きめに動かしてください。文章の意味を考えながらメリハリをつけて読むと、効果的です。
口の動きがつかめてきたら、今度は声を出します。少し遠くにマイクをおいて録音し、チェックしてみましょう。
後は、黙読、音読、録音、再生チェックをくり返し、不明瞭な部分を改善していきます。
〇ねちゃねちゃした感じが気になる人は
なんとなく舌がもつれたような、切れの悪いことばを発する人がいます。舌がうまく動いていないことが原因です。寝起きは、こういう声に近いでしょう。
口の中にものを入れて話すことをイメージするとわかりやすいでしょう。口が開かずに発音がはっきりしませんし、口の中に入っているものによって舌の動きが制限されているからです。お酒を飲むと、急にねちゃねちゃ度が増す人もいます。これも舌の動きの麻痺からです。また、舌を噛んだり、やけどすると、似た状態になることもあります。
いずれにしても、ふだんから舌を動かすトレーニングをすることです。舌を動かす筋力が衰えていると、舌の機能を充分に活用することができないからです。
〇あなたも明日から“転声”できる
明るい人、さわやかな人、元気のよい人というと、誰を思い浮かべますか。声というのは、声だけでイメージするものではありませんから、きっと、こういう場合、表情や振る舞いが、明るい、さわやか、元気のよい人を思い浮かべるでしょう。声だけでしたら、声優さんやラジオのパーソナリティで、声しか知らない人で、考えてみるとよいですね。声のトーンや語り口が明るい、さわやか、元気がよいと、それぞれ微妙に違いますから、わかりやすいのではないでしょうか。
かつて、深夜放送にパーソナリティとして出て、世の中をアッといわせたのは、中島みゆきさんでした。まるで二重人格、ジキルとハイドのように、それまで暗く、悲しい歌声のイメージを、軽妙な語り口で一新したのです。声で自分を演出したり、変革できる一例です。
もっとも、象徴的なのは、選挙の前後ですね。当落によって、明-暗、さわやか-湿っぽい、元気-陰気、候補者も応援スタッフも、一転します。ということは、あなたも、明日から“転声”できるということです。
- 口のトレーニング
1.口を大きく開ける
2.あくびをする
3.前歯をむき出す
- 唇のトレーニング
1.唇を閉じて、パ・バ・マを発音します(呼気圧の高い順に)。
パピプペポ・バビブベボ・マミムメモを繰り返す
2.唇を閉じて、上下の唇を交互に前に突き出す
3.歯を合わせたまま、歯並びがすべて見えるように開き、閉じる
- ことばをはっきりさせるトレーニング
・「イエアオウ」でのトレーニング
1.「イ」の口形で、「イエイアイオイウ」をいう。 (明るい「イ」の音でやります。)
(明るい方から暗い順に、「イエアオウ」となります。子音なら、tがイの位置にきます。)
2.「ガナタラバパ」をくり返す。(タラは、舌先で発します)
3.「バベビボブ、パペピポプ、マメミモム」をくり返す。
(声をのみ込む状態、奥の方でしゃべっているようなら、軟口蓋と歯にもってきて、唇を使う音で顔面にもってくるようにします。(バ、パ、マ行がよいでしょう)
■応用例文トレーニング
<会ったときのあいさつ>
1.「はじめてお目にかかります」
2.「お目にかかれて光栄です」
3.「お見知りおきくださいませ」
4.「ご挨拶が遅れましたが・・・・、××と申します」
5.「申し遅れましたが・・・・、××でございます」
6.「奇遇ですね」
7.「珍しいところでお目にかかりましたね」
8.「ごぶさたしております」
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