5.プロフェッショナルの伝言

「熱狂について」 No.387

この夏は、いろんなスポーツで日本人選手が活躍して、多くの人が熱狂しました。

 

ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカさんを思い出しました。

「日本人に伝えたい本当のメッセージ」で、「熱狂は危ない」ということを述べていました。

 

スポーツでの熱狂は、しばしば、大騒動になることもありますが、日本人の場合、川や池に飛び込むくらいで、平和なものです。

ゴミを拾って帰るほど、冷静です。

でも、そういう瞬間を選手たちと分かちあえたら、全身全霊で味わえるのは、人間ならではの歓喜の瞬間です。

戦争と違い、スポーツでの熱狂は、いいものです。

全国各地のお祭りと共に、こういう機会が還ってきたことを喜びたいと思います。

 

 

#ムヒカさんは、世界で最も貧しい大統領と言われた人です。

日本でも7年前、来日して、ブームになりました。

給与の9割を貧しい人に寄付し続けたのです。

 

そのほかの語録

「貧乏とは欲が多すぎて満足できない人のことです」

「政治とは全ての人の幸福を求める闘いなのです」

「世界を変えられるわけではありませんが、あなた自身は変わることができるんですよ」

「人生で最も重要な事は勝つ事ではありません」

「対策する」 No.386

外的な違和感には、内的な自覚を高めて乗り越えましょう。

具体的な方法にとらわれず、実効果のある考えを出しましょう。

新しく自分に合う方法を自ら創るためにあるのが、本当の方法論です。

「生きる意味」 No.385

人間にとっての最大の懲罰は、孤独といいます。

人と過ごす時間こそが、生きるということです。

人との関係では、苦しみや失敗も避けられません。

それゆえに、そこに学び、また、歩み始めることです。

うまくいかないことを恐れることはありません。

異なる人や異なるものに寛容になって、初めて、人は、幸せに生きることができるからです。

「内省」 No.384 

自分の中の矛盾、葛藤と闘いながら、自分自身の精神状態をよりよく維持しようとする努力は欠かせません。

本分は、身体にきくことです。

ときに、自分の興味や関心を疑うことも必要です。

それは人間の興味、関心になりうるのか、何をやるか、なぜやるか、やっているのは、何なのかを問うてみるのです。

それは、何をやっていることになるのかという、この世界と人生の解釈を突き詰めていくことになります。

「観念と歴史」 No.383

人それぞれに、好みの問題、やってみないとわからない問題、どうしょうもない問題があるものです。

しかし、共通している部分は、間違いなく存在します。そこを対象とするからこそ、問いと解決策が出てくるのです。

その根拠は人間観、世界観、価値観といった理想像、あるべき姿に対する観念が、源となっています。

 

意見や考えは、観念から生じます。

それは歴史から生じ、歴史は存在から生じるのです。

どんな身近な問題も突き詰めれば、根本的な存在にたどりつきます。

 

そのために今、世界で起こっていることと共に歴史を学んでいくことです。

最先端のことと古い時代からのことが、大きなヒントとなるでしょう。

「こだわりと自由」 No.382

自分のやりたいことで行き詰まったら、誰かのために何ができるかを考えてみるとよいでしょう。

 

何をしていようが、自分は自分で、オンリーワンです。

他の人と比べることはしなくてよいのです。

 

行っていることに、こだわっていくことです。

 

選択は、いつでも無限です。

いつでも、そのこだわりを捨てられるのです。

 

のびのびと行いながら、視野を広く保ちましょう。

「やりたいこととアイデンティティー」 No.381

「やりたいことが見つからない」という相談をときおり、受けます。

やりたいことが見つからないというのは、そうではなく、見つからないのは、自分です。

 

自分がわからないから、やりたいことが見つからないのです。

それには、何でも片っ端からやってみることからです。

そして、自分の気持ちが何に反応するのかを観察しましょう。

つまり、できるだけ、外に出て、内をみることが大切です。

 

それが、自分の根幹、アイデンティティーに関わるものかどうか、すぐにはわかりません。しかし、続けていくこと、そして、自分に何か向いているものがあるのがわかること、そうして、つかんでいくのです。

 

自分があとでわかればよいし、わからなくてもよいと思うのです。

「因果関係」 No.380

因果関係というのは、いいかえると、インプットとアウトプットです。

結果だけを求めるのは、結果だけを扱おうとしているからです。まずは、インプットが肝要です。

なぜ、そのインプットであり、アウトプットになるのかというのを問いましょう。

結果をもたらす理由や原因に着目しましょう。

その背景やプロセスを充分に踏まえていくことが大切なのです。

「問い」 No.379

問いについて、よいとかと悪いとか 基準になる指標になる尺度が必要です。

問題や質問には、答えがあるかもしれません。

しかし、課題やテーマ、目標には、答えはないのです。

「自分の思想をもつ」 No.378

問いとは、考えです。

自分がいなければ考えもありません。

考えなければ、自分もないということです。

 

人はどうしても考えずにはいられないのです。

そして、意味を求めてしまうのです。

 

考えというのは、言葉のことです。

考えるとは、言葉にすることです。

 

人が考えを持っているのでなく、考えの中に人がいる、

考えがあるから、人として、あるのです。

そして、生きていることは、考えることです。

 

考えというのは、言葉のことです。

言葉があるから、人として、あるのです。

つまり、生きていることは、言葉にすることです。

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